このプロキシを解除したら、セキュリティソフトも問題なく利用可能になったものの、解除してPCを再起動するとまた、プロキシが有効になって、セキュリティソフトから再度エラーが表示されてしまう... かいつまんで言えば、プロキシを解除しても、再起動するとまたプロキシが設定されてしまうという症状。
こうした場合、もちろんプロキシの設定がどうなっているか?確認する必要があります。
たとえば、
インターネットオプション>接続タブ>ローカルエリアネットワーク(LANM)の設定>LANの設定
と開いたときに、"プロキシサーバー"のところで、"LANにプロキシサーバーを使用する(これらの設定はダイヤルアップまたはVPN接続には適用されません)"の設定が、ONになっていて(チェックが入っている状態)も、その下のアドレスなどのところの設定が変更できないような状況の場合、何かしら他のセキュリティソフトから設定されている可能性があります。"詳細設定"をクリックしてさらにその詳細の内容を確認すると何かしらヒントがあるかもしれません。
今回のケースでは、Biglobe(プロバイダー)のセキュリティソフトによる制限がかかっていたことが判明。こちらのプロキシの設定が、自動になっていたのを手動に変更することで設定が戻らないようになりました。
以前にも取り上げたことがありますが、最近ではプロバイダーの方でも様々なセキュリティ対策を有償、あるいは無償によってサービスを行っているケースが多く、そうしたものによる有害サイト対策などのツールの設定によって制限を受けてしまうことが多いようです。
以前にも iTunes ストアにつながらないといった例を取り上げたことがありましたが、"ぷらら" の場合には、"ネットバリアベーシック" といったようなサービスがあります。
プロバイダーにより提供されているセキュリティ対策機能(一例)
・ビッグローブ
Biglobeセキュリティ
ちなみに今回問題だったものは、有害サイト対策の機能でした。これによってインストールされた "セキュリティ設定ツール" の"詳細設定"タブ>"接続の設定"にある"ブラウザの設定" を開くと、自動か? 手動かを設定可能でした。
Bフレッツ回線を利用しているなど、ご利用のコースによって、無料で使えるもののようです。もちろんコースによっては有料オプションとなります。
・ぷらら
ネットバリアベーシック
これが設定されていると、やはり普通のHPであっても、一部ご利用頂けないサービスが出てきたりします。無料で利用できるオプションではありますが、基本的には最初から設定されているようです。
ぷららのHPからログインをして設定を変更することが可能です。
こうしたサービス。安心してお子様でもネットを利用できるようにという配慮からすれば、決して悪いことではありませんが、よく知らずに使っていたりすると、今回の様にいざという時に悩みますよね。ご利用のプロバイダーで、どんなサービスが提供されているのか? 気になる方は一度確認しておくといいかもしれません。
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