メールソフトでは、サーバーとの通信時にサーバーからメールの一覧ファイル、UIDLという番号の付いたデータを受信しています。OutlookExpressでは、これをPop3uidl.dbxと言うファイル名で残しておいて、次回サーバーに接続した際に、再度受信されるUIDLファイルの内容と自分のPC内にあるUIDLファイルの内容を照合して、今回の一覧にあるUIDLのみを受信し、受信処理がすべて終了するとこのUIDLのみファイルを再度上書き保存していきます。また受信処理の際に、このリストに基づきサーバーに残す期限が過ぎたメールを一括して削除処理しています。
例えば、メールを受信中に、何らかのトラブルで受信が中止されてしまったようなケースでは、このUIDLファイルが更新されず、古いままのため、再度受信の際に、また最初からサーバーに残っているデータを受信しようとすることになります。
このOutlook Expressで使用されているPop3uidl.dbxファイルが破損しても同様の状態になってしまうわけですね。
a.メールソフトとメールサーバー間で、TCPコネクションが確立
〜ここからは、メールソフトからの要求に対して、その都度サーバーから応答メッセージが返ってきます
b.メールソフトから、USERコマンドでユーザーアカウントを通知
c.メールソフトから、PASSコマンドでパスワードを通知
d.メールソフトから、STATコマンドで到着しているメールの数とサイズを要求
e.メールソフトから、LISTコマンドですべてのメールのサイズを要求
f.メールソフトから、RETRコマンドでメールの転送を要求
g.メールソフトから、DELETコマンドでダウンロードしたメールをメールボックスから削除するように要求
h.メールソフトから、QUITコマンドでセッションの終了を通知
i.メールソフトとメールサーバー間のTCPコネクションの終了
と言うのが大まかな流れですが、ここでいうとLISTコマンドのあとにUIDLコマンドを実行してUIDLを受信しています。
"プロトコルに直接触れる−POP3"
"メール転送プロトコルのもう一方の担い手「POP3」"
上記サイトを参考にしていただければ、実際のやりとりがどんなものかおわかりいただけると思います。
"pop3のコマンドについて"
http://yudoufu.velvet.jp/pop.html
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Thunderbirdでは、"popstate.dat"
がこれに該当するファイルのようです