2011年06月28日

Microsoft 数式が使えない

Office2003のオブジェクト挿入ダイアログWord2003までは、数式を入力する際に利用できていた、Microsoft数式というプログラム。これが、Word2010からは、あらかじめ数式の機能が組み込まれるようになりました。もちろん、従来通りのMicrosoft数式3.0も用意されています。Wordに限ったことではなくて、Office2010からは以下のページにもあるようにPowerPointなど他のソフトにも組み込まれています。

数式ツールを使う | Microsoft Office 2010 活用 TIPS

上記ではPowerPointで紹介されていますが、WordでもExcelでも、同じようにタブの中に組み込まれています。ただし注意が必要なのは、64ビット版Office2010では、この機能は利用できるものの、オブジェクトの挿入からやっても、Microsoft数式3.0と言うアドインが利用できないこと。

通常プリインストールされている場合には、32ビット版がインストールされていますし、パッケージ版を購入してDVDをセットして自動でインストールされるのは32ビット版なので問題はないはずです。

ただし32ビット版であった場合でも、仮に互換モードで起動している場合には、Office2010から導入されたタブに組み込まれたこの数式の機能は利用できません。この場合には、Microsoft数式3.0を利用するしかありません。

整理すると
  数式(タブ内) Microsoft 数式3.0
32ビット版 Office2010
   〃 (互換モード) ×
64ビット版 Office2010 ×

Office2010からは64ビット版も利用可能になっております。あえて64ビット版をインストールしてご利用になっている場合には、Microsoft数式のように利用できないアドインがたくさんありますので注意が必要です。

まだ過渡期にある64ビット版、アドインを始めとする全ての機能が従来通りのOfficeのように使えるようになるには、もうちょっとかかりそうです。次期バージョンで、64ビット版がどのぐらい進歩してくるか?ちょっと楽しみでもあります。おそらく、もう何年もたたないうちにOSも64ビット版が主流になってくるんでしょうね... それに伴い各アプリケーションもどんどん64ビット版にも対応してくるんでしょう。

<参照>
Microsoft Office の 32 ビット版と 64 ビット版を選択する
64 ビット版の Office 2010
posted by クリック at 14:36| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Officeツール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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