現在販売されているOffice2010のパッケージ製品には、Office Personal2010、Office Home and Business2010、Office Professional2010、さらには、Office Professional Academic2010といったパッケージがあります。これに加えて企業向けには、Office Professional Plus 2010といった商品群が用意されています。各商品構成の違いは以下のマイクロソフトのサイトをご参考ください。
Office 2010 製品エディション
さて今回のOffice2010の日本マーケット導入に当たって、日本マーケットで採用されなかったパッケージもありました。それが今回取り上げた、"Office Starter 2010" です。
Office Starterは、WordStarter2010とExcelStarter2010で構成され、機能限定版ではありますが、PCにプリインストールで無償で提供される商品という発表を受けて注目されていました。ただし本来 Microsoft Works というパッケージ商品の代替として用意された商品のようでしたが、日本では従来より、PCにOffice Personalがプリインストールされて販売されている例が多かったこと、Microsoft Worksという商品自体が日本ではあまり浸透していなかったことなどもあって、今回日本のマーケットでは、Office Starter2010の投入は見送られたようです。
遅ればせながら、仕方ないとは言えちょっとどんなものになるのか興味があったので、残念です。
もっともPC Online(日経BP)によれば、今回日本での発売に当たって、アカデミック版以外で、アップグレード優待版も用意されたこと、さらに初の取り組みということで、IME2010が無償で提供されてますが、これらについては日本だけの独自の取り組みのようです。
今後、またこの無償版の投入が再検討されるかどうか?は微妙なところですが、Office Web Apps もあるし、またこの Web Apps もまだまだ機能が限定されていますが、こちらも今後少しずつ機能を充実させていく予定の様でもあるので、こちらの動向にも注目したいところです。
<参照>
・「Microsoft Works」の代替となる「Office Starter 2010」がプライベートベータに
・Microsoft Office Starter 2010 の使用を開始する
・Office 2010発売日決定、日本だけで行われること、日本だけで行われないこと
・Office Web Apps
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