"InPrivateブラウズ":こちらは単純に言えば、"セッションデータを保存しない"で利用するモードです。これを有効な状態でブラウジングした場合には、利用者がどんなHPを見ていたか? といった情報が残らないので、同じPCを利用している他の方にはわかりません。
"InPrivateフィルター":ヘルプによれば、"Web サイト コンテンツのプロバイダーが、訪問したサイトに関する情報を収集するのを防ぐのに役立ちます" とのことです。
これら詳細については以下で参照させていただいていますマイクロソフトのWindowsVistaヘルプホームをご覧ください。
さてこの2つの機能ともに、ブラウザを起動しただけでは有効にはならず、セーフティメニューからそれぞれの機能を有効にしてあげて初めて利用可能になります。加えて言えば通常は一度ブラウザを終了すれば、再度これらの機能は無効になり、次回ブラウザを起動した際には、必要に応じて随時有効にする必要があります。
この機能、こうした使い方をするか?どうかは別として、起動時最初から有効な状態にするようにできないか? それぞれちょっとやり方が異なるようです。
< InPrivateブラウズを有効にする >
1) InternetExplorerのショートカットアイコンをデスクトップなどにコピーして作成
2) 右クリックしてプロパティを開き、ショートカットタブを開く
3) リンク先にあるアドレスに以下のように情報を追加します。
変更前: "〜\iexplorer.exe"
変更後: "〜\iexplorer.exe" -private
* "〜\iexplorer.exe" の後ろに 半角のスペースを入れてから、"-private" と追加します
4) OK で閉じます。後はこのショートカットを、メニューに追加するなり、デスクトップ上に置くなりしてご利用ください。こちらをダブルクリックして起動すると、最初からInPrivateブラウズの画面になります
<InPrivateフィルターを有効にする>
1) Regedit.exe を起動して、レジストリエディタを表示
2) HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\InternetExplorer
\Safety\PrivacIEキーを開いて、"StartMode"というキーを作成。(すでにあれば作成する必要はありません)
3) ダブルクリックしてこのキーを開いて、値を設定します
値:0 通常モード
値:1 InPrivateフィルターが有効
といった感じで設定していただければ起動時より利用可能になるようです。
InPrivateフィルターについては、レジストリ操作が必要になるので、くれぐれもご注意ください。
<参照>
・InPrivate: よく寄せられる質問/WindowsVistaヘルプホーム
・[製品レビュー]Internet Explorer 8(後編) 2. InPrivateフィルタとSmartScreenフィルタ機能 /@IT
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