2009年07月22日

ウィルス対策の必要性 2

以前にもウィルス対策の必要性について取り上げたことがありました。これだけ必須だと言われつつも、それでもPCが重くなるからとか、自分はメールは使わないから大丈夫とか、初心者でよくわからないからなど、とにかくいろいろな理由をつけて対策をしないで利用している人が、いかに多いか? 実際そうした場面に直面することが多く、都度驚きを隠せません。

さて、今回はウィルスに感染しているかどうか?チェックするための一手段であるオンラインスキャンについて取り上げてみることにしました。というのも、セキュリティソフトはもうだいぶ前から、Windows2000ですら対応していないものが多くなりつつある。
そんな中で、かたくなにWindowsMeとか、Windows98などもまだまだ利用されているようですが、そうした方々にとってウィルス対策ってかなり限定され、市販されているソフトでは対応できないものも多い。総務省と経済産業省の連携プロジェクトであるサイバークリーンセンターで配布しているCCCクリーナーもWindows2000以降でないと利用はできない。

じゃぁ、そんな中でオンラインスキャンだったとしても旧OSの環境で可能なものはどの程度あるのか?
まだまだちょこっとはあったようですね。以下の参照させていただいたサイトでいくつか紹介されていますが、OSだけではなく、IEのバージョンとの兼ね合いもあるのでご注意の上ご参照ください。

さてそうしたオンラインスキャンに加えて、フリーのウィルス対策ソフトの世界もだいぶまた変わってきたようです。Avastや、AVG、AntiVir、BitDefenderなど様々なものに加え、Dr.WebやClamWin PortableのようにUSBメモリなどに入れて持ち歩けるものも登場。

<Dr.Web>
あまりHomeユーザーむけに提供されているものでもなく知られてませんが、USBで持ち歩けるってのは便利ですね。
ロシアのセキュリティソフト会社が提供しているもの。常駐監視はしませんが、他社のセキュリティソフトが入っている状況でも、問題なくチェックできるのは便利なところ。ウィルスチェック中などに、広告の画面が出ますが、とりあえず×で閉じてしまって問題ありません。
ウィルス定義はその都度アップデート機能を利用してアップデートする形になりますので、どなたかのPCのウィルスチェックをしなくっちゃいけないなんて言うときには、事前に自分のPCで定義もアップデートした上で持って行くと便利です。またこのソフトは日本語表示が可能になっていますので、英語が得意でないという方にとっては重宝かもしれませんね。また、Windows95〜Windows7までと広い範囲のOSに対応しているのはすごいところ。

無料ウイルス駆除ソフト Dr.Web CureIt!
インストール不要の無料アンチウイルスソフト「Dr.Web CureIt!」/Gigazine
Dr.WEB for Unix
  ↑
Dr.Webがどんなソフトかは、Unix向けのページではありますが、上記サイトをご参考いただいた方がわかりやすいでしょう。

<ClamWin Portable>
Dr.Webと同じようにUSBメモリに入れて持ち歩けるウィルス対策ソフト。オープンソースで開発されている"ClamWin" を改良したもの。Windows98〜WindowsVistaまで対応。ただし、こちらは英語版だけ。

インストール不要の無料アンチウイルスソフト「ClamWin Portable」
/Gigazine


どちらも、インストールが不要で、USBメモリに入れて持ち歩けるのは便利なところ。常駐機能のないこれらがメインの対策にはなりえませんが、知り合いの方のウィルスチェックをしてあげる、二重にウィルスチェックをかけてみるなど使い方によっては、重宝するかもしれません。

さて当然有償、無償を問わず、ウィルス対策ソフトのウィルスの検出率はまちまち。有償のソフトだから100%安心というものでもありません。逆にフリーのものだからだめというものでもない。実際フリーのものでも、市販されているものよりも検出率のいいものも多いし、逆に有償のものなのに検出率も低ければ、PCに悪影響を及ぼすものもあったりする。なので、一概に言えないというのが現状。

またこうしたソフトをインストールするに当たっては、PCに搭載されているメモリの容量が結構ポイントにもなってくる。搭載されているメモリ容量が、少ないとインストールできてもPCの動作が極端に重たくなったり、数Mb容量が少ないがためにインストールできないケースも多々あります。

フリーのものの場合は、常駐監視機能のついていないものもありますから、インストールしていても、ウィルスのチェックを自分でやらないといけないものが多い。インストールされていればいいというものでもない。

とにかくいろいろ。何を利用するのか? そして利用する以上はやはりある程度そのソフトの機能についてはきちんと把握しておく必要がありますね。


<参照>
無料ウィルス対策ソフト/freesoft100
オンラインウイルススキャン/Let's HSP!

posted by クリック at 00:49| 東京 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | セキュリティ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ともにUSBメモリなどに入れて持ち歩けるというメリットのあるソフトですが、WindowsVista環境で実際に使ってみました。

<Dr.Web>
・こちらは起動するとUpdateを手動で行う必要があります。
・閉じれば何でもありませんが、有料版へのUpdateを促す広告が表示されます。
-----> 無料で利用できることに感謝して閉じましょう w
・ただしこちらは日本語表示が可能です
・高速、完全、カスタムとスキャンの種類を選べる

<ClamWin Portable>
・ダウンロードしたEXEファイルをダブルクリックし、デスクトップなどにフォルダを作って解凍。
・フォルダ内にある、ClamWinPortableというアイコンをダブルクリックすると、定義ファイルの更新からスキャンの画面までいけます。
・表示はあくまでも英語のみ。

USBメディアに入れて持ち歩けること。メインの対策としては不十分かもしれないものの、何かのときのサブとしてあってもいいのかな?と。どちらも、スキャンはそこそこスムーズに行えました。ただし、ClamWin Portableの方は完全スキャンしか選択肢がないようなので、スキャン自体は結構時間がかかるようです。


Posted by クリック at 2009年07月25日 10:07
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