2009年07月08日

"Microsoft Fix it センター" という取り組み

たまたま、So-netのHPを見ていて、"セキュリティ関連ニュース"のところに、"【ゼロデイ攻撃】DirectShowに新たな脆弱性攻撃、国内の改ざんサイトからも誘導"なんていう記事があったのでUpdateをしなくてはと、早速覗いてみました。
こうした情報自体はちょくちょく見るもの。そしてリンクをたどってマイクロソフトのサイトに行ってみると、"Fix it" なる修復ツールのアイコンが。

マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ: Microsoft ビデオの ActiveX コントロール脆弱性により、リモートでコードが実行される

このアイコン、所々で見かけますが、今回の件もさることながら、"MicrosoftFix it センター"ってなんなの?と調べてみることに。
以下で参照させていただいたITproのページにありますが、確かに怪しそうなアイコン。でもこのFix itセンター。実は、様々な不具合を修復するにあたって、レジストリ操作などを伴うケースが多々ありますが、こうしたものをもっと容易に行えるようにするためのツールとして、マイクロソフトが各不具合に応じて提供しているツール。

今回のMicrosoft ActiveX コントロールの脆弱性によりリモートでコードが実行されるというものも、その詳細を見たところで、一般の、そしてPCを使い始めたばかりの人にとってはわかりづらいもの。ご覧になりたい方は、以下のサイトをご参照ください。
Fix itの実行例
マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (972890)
Microsoft Video ActiveX コントロールの脆弱性により、リモートでコードが実行される


Fix it 実行中これに比べればFixitで提供されているものは、説明は簡単に、そして後は回避策を有効にするか?無効にするか?によって、Fix itをクリックして実行するのみ。簡潔です。Microsoftサポートオンラインでも、"一般的な問題に対する対処方法を自動的に実行するツール「Microsoft Fix it」の提供を開始しました。詳しくは、Microsoft Fix it センターをご覧ください" と紹介されていました。もっともこうした不具合を修正するに当たって、内容がわからないと下手なものを実行したくないという方も多いはず。もちろんこうしたFix it で修復を提供するサイトには、多くの場合自分Fix itの終了画面で解決する方法も提供されているので、リンクをたどって回避策を実行するのでも問題はありません。
日本語のFix itセンターで紹介されているものは、数もさほどではありませんが、実際にはかなりの数があるようです。


<参照>
不審なアイコンに見えてしまう「Microsoft Fix it」

20090708.jpg
<追記> 2009/07/08 23:05
今回取り上げたDirextShowの脆弱性をついてくるものみたいですが、最近、うちで利用しているカスペルスキー2009でもウェブを閲覧していると左のような警告メッセージがちょくちょく表示されます。
まさにこれなのかもしれませんね。セキュリティソフトをご利用で、きちんと定義ファイルをUPDATEしていれば、ちゃんとセキュリティソフトが守ってくれるってことですね。
posted by クリック at 09:25| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | セキュリティ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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