じゃ具体的にどういうこと?というと、いまいち良く理解できていないという方のために、この二つのキーワードを簡単に振り返ってみました。
<可逆圧縮>
文字通り圧縮前と展開つまり解凍後が同じになるデータの圧縮方法。一般的に良く耳にする拡張子で言えば、LZH、ZIP、CABといった拡張子の付いたデータで採用している圧縮形式や、PNG形式(画像)などがこれに該当します。Apple Lossless、AAL、FLAC、TTAなどといった音声圧縮もこちらの形式。
<非可逆圧縮>
逆に、一端圧縮してしまうとその後展開しても完全には一致しないデータ圧縮方法。主に音声や画像などで多く用いられています。デジカメをご利用になっていれば、すっかりおなじみのJPEG形式はこの非可逆圧縮方法です。他に、MPEG、DivXなどの動画も非可逆圧縮方法。Vorbis、AAC、MP3、ATRACなどは、音声圧縮で非可逆圧縮方式が採用されている形式。
簡単に言えば、データを圧縮したときにある程度欠落を許容する変わりに圧縮率を高めているのが非可逆圧縮で、逆にデータサイズは極端に小さくできないものの、データの欠落が起こらないようにする圧縮方式が可逆圧縮ということになります。
画像もそうですが、特に音楽データなどの場合、圧縮前後で元のクォリティを維持できているかどうかは大きなポイントにもなりますよね。
アルゴリズムなどもっと詳細をお知りになりたい方は以下のサイトをご参考になってみて下さい。
<参照>
可逆圧縮/wikipedia
非可逆圧縮/wikipedia
JPEG/wikipedia
PNG/wikipedia
FLACによる可逆音声圧縮
第145回:アップルの可逆圧縮フォーマット「Apple Lossless」〜 「iTunes 4.5」の追加機能も検証 〜/AV Watch
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