Microsoft Outlook には、Windows 版の場合には、
- outlook(classic)
- outlook(new)
の2つがありますが、Outlook for mac の場合には、
- レガシOutlook for mac (Legacy Outlook for mac)
- 新しいOutlook for mac (New Outlook for mac)
の2つの製品があります。
4月3日付でご紹介した「Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報」の中でもご紹介しましたが、今回、レガシOutlook for mac のサポート終了について改めてご紹介させていただきます。
【基本的には Microsoft 365 ユーザーが対象】
さて今回サポートが終了する「レガシ Outlook for Mac」ですが、おそらく mac ユーザーで Microsoft Outlook 自体をご利用のケースは比較的少ないかもしれませんね。outlook.jp などの Microsoft アカウントのために使用しているケースや、お仕事の関係上 使用されている人など... 普通に mac で、メーラーといえば「メール」アプリをご利用の方の方が多いと思います。
今回はそんな限定的な方向けのお話です。
「レガシ Outlook for Macのサポート終了」にもありますが、レガシ Outlook for mac は、2025年10月以降は利用できなくなります。
これは、US時間2023年9月20日に公開された「Retirement of Exchange Web Services in Exchange Online」にもあるように、サービス自体の終了は 2026年10月1日に完全廃止となるようですが、EWS(Exchange Web Services)のサービス終了に伴いこうしたサービスへの依存を回避していこうというもののようです。
レガシ Outlook for Mac の場合には、Exchange Onlineで Exchange Web Services (EWS) を使用してメールを配信されておりました。「Retirement of Exchange Web Services in Exchange Online」にあるように、このEWSのサービス終了にともない、2026 年10 月 1 日から Exchange Online への EWS 要求のブロックを開始すると発表されました。
-- 対象ユーザーは非常に限定的:
現在まだ レガシー Outlook for mac を使っている可能性があるのは、以下のところにもあるように、一般向けであれば Microsoft 365 Personal/Family、そして、法人向けに提供されている Microsoft 365 の利用者のみになります。
現在、Office for mac として提供されている Office 2021 や Office 2024 といった統合パッケージ版についている Outlook for mac はすでに新しい Outlook for mac になっていますので、関係ありません。
当然のことながら、Office 2019 for mac までは既にサポートも終了しているので、対象外となります。
ただし上記にもありますが 法人向けの「outlook with Office LTSC 2024」については、現時点では、そのサポート終了までレガシ outlook for mac はサポートされるようです。
<参照>