2025年03月26日

PCを起動してみるといつもと違う画面になってしまい、お気に入りなども表示されなくなった

いつものようにPCの電源を入れてみると、「あれ?、いつもと何となく違う ...」そんな経験をされたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

Windows に限ったことではありませんが、macOS でも、起動時にログインするユーザーのプロファイルをいう情報を読み込んで起動してきます。今回はそんな「ユーザープロファイル」について取り上げてみました。

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Windows の場合、起動時に何らかのエラーが発生してユーザーのプロファイルの読み込みが妨げられるたびに、「一時ユーザープロファイル」が発行され、この「一時ユーザープロファイル」を使用して起動したりすることがあります。こうして「一時ユーザープロファイル」で起動してくると今回のような見慣れない表示になってしまうわけです。


【ユーザープロファイルとは?】

詳細は、「ユーザー プロファイルについて」にある通りですが、このユーザープロファイルとは、Windows にサインインするときに読み込んでいる情報の集まりです。

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このユーザープロファイルには、スタート メニューの設定、デスクトップ設定、ユーザー ドキュメント、レジストリのユーザー ハイブなど、ユーザー環境に関する詳細が含まれています。

このユーザープロファイルには、
  • ローカル ユーザー プロファイル
  • 移動ユーザー プロファイル
  • 必須ユーザー プロファイル
  • 一時ユーザー プロファイル
があります。

通常一般ユーザーの方が利用されているものは、「ローカルユーザープロファイル」になるわけですが、冒頭にも書きましたが、このユーザープロファイルの読み込みに失敗したりすると、今回のタイトルにもあるように普段と違う「一時ユーザープロファイル」が自動的に作成され、これを読み込んで起動されてくることになります。

一時ユーザープロファイルでサインインした場合には、その背景(壁紙)の設定や、表示されるアイコン、ドキュメントやピクチャーなどにあったはずのデータなどが従来のもとは異なります。あくまでも一時プロファイルなので、普段使用しているユーザープロファイルでサインインしているわけではないためです。

さらに通常一時プロファイルは各セッションの最後に削除され、ユーザーがデスクトップ設定とファイルに対して行った変更は、ユーザーがログオフすると失われるような仕組みになっています。なのでいくら一時プロファイルでサインインしているときにデータを作成しても、再起動後仮に本来のユーザーにサインインできたとしても、残念ながらそのデータは残ってません。

ユーザープロファイルが何らかのトラブルに伴い破損した場合には、そのプロファイルを修復する必要があります。


【Windows ログイン時のトラブル】

昨日まで普通に起動できていたのに、今朝起動したらいつもと違う画面で立ち上がってきた...

今回タイトルにしたのはこうした事例になりますが、最初にも書きましたが、何らかのエラーが発生して「ローカルユーザープロファイル」の読み込みに失敗して、「一時ユーザープロファイル」で起動した典型的な例です。

こんな時「一時プロファイルでサインインしています」なんて言うポップアップメッセージが表示されることもあります。

-- まずは試したいこと:

そんな時に誰でも出来て、まずは試したいことをご紹介します。

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1) PCの再起動:

文字通り再起動をします。ただし、シャットダウンしてから、電源を入れなおすのでは、「再起動」ではありませんので、あくまでも...
  • スタート>電源>再起動 として再起動してみてください。
2) セーフモードでの起動:

セーフモードで起動して何するわけでもありませんが、いったんセーフモードで起動してみて、その後再起動してみます。

Windows 10で「アカウントにサインインできません。この問題は、アカウントからサインアウトし、…」というメッセージが表示される場合の対処方法」(NEC)にもありますが、本当はセーフモードで起動出来たら、トラブルシューティングを行ったりやるべきことはいろいろあるわけですが、そこまで難しいならセーフモードで起動して、いったん再起動かけてみて、再起動したときにちゃんと元のユーザープロファイルを読み込んで起動できるか?試してみましょう。

一時的にうまく読み込めていなかっただけのケースが多いかと思いますので、そんな場合には上記の方法だけでいつもの画面が表示されるようになるはずです。

ただし何度再起動しても一時プロファイルでしか起動できず、文字通りユーザープロファイルが破損してうまく起動できなくなった場合には、プロファイルの修復などが必要になってきます。

そうなると、なかなか慣れない人には、やるべきことも多いし、作業内容も煩雑になってくるので、パソコンショップや、修理業者などに依頼して、ちゃんと修復してもらう方がいいでしょうね。


【ユーザープロファイルについて学習する】

Microsoft では、Microsoft Learn を通じて、「ユーザープロファイル」について学習できるサイトも用意しています。
ご興味のある方は、ぜひ「ユーザー プロファイルの管理」などものぞいてみてください。

新たな発見がそこにあはあるかもしれません。


<参照>




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「フォト」アプリが、OCRに?

Windows 11 や Windows 10 のインサイダー向けに、フォトアプリの新たなる機能「OCR」の展開がスタートしております。

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US時間3月24日に公開された Windows Insider Blogs によれば、以前から話題にはなっていましたフォトアプリを利用して画像内のテキストを抽出するOCRとしての機能のリリースがスタートしたようです。
ブログによれば、今回すべての Insider Channel 向けに提供がスタート。Windows 10 でも Insider に参加しているものであれば順次展開されるようです。

実際の画面については後半でご紹介しますが、手元にある Windows 11 Canary Channel のフォトアプリではすでにこの機能が利用可能になっておりました。


【Web検索まで可能に】

ブログによれば、今回単純に画像からテキストを抽出するだけにとどまらず、そのまま検索までできるようになっています。

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テキストを抽出して抽出した部分をドラッグして右クリックから検索すれば、Microsoft Edge などを通じて検索が可能になるようです。

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もちろん、これ以外にも、AI編集とビジュアル検索にも対応。Copilot ボタンも追加されています。さらに Copilot + PC においては、Image CreatorやRestyle Image機能のバグ修正を実装。全体的な品質とパフォーマンスも向上。ここには、写真の初回起動時に写真アプリにImage Creatorを正常にロードするのほか、生成された画像を別のファイル名で保存できることが含まれます。

また新たに、JXLファイル(JPEGの新たな規格)にもフォトアプリが対応したようです。


【ロールアウトがスタートしたばかり】

ではさっそく、テキストの抽出と検索の部分について確認してみましょう!
手元の Windows Insider Canary Channel は、先日Updateを行って、Ver.Dev(OSビルド27818.1000)となっています。

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フォトアプリで以前キャプチャーした画像で確認してみると、OCRとしてテキストを抽出する機能は利用できるようになっていましたが、そこからキーワードを選択して、検索させたり、Copilot の機能などはまだ残念ながら確認できませんでした。

まだまだロールアウトがスタートしたばかりなので、今後順次ってとこなんでしょうね。また機会があれば手元の環境でも確認して、ご紹介させていただきたいと思います。


<参照>




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