US時間2月28日、Microsoft 365 Blog に「The next chapter: Moving from Skype to Microsoft Teams」といった記事が投稿されました。
先日 Microsoft から、Skype のサービス終了が発表され、「Skypeのサービスが終了! 今後は、Microsoft Teams へ」といった記事を取り上げさせていただきました。
Skype の終了に伴い、その後は 「Microsoft Teams」が後継アプリになるわけですが、"Microsoft Teams" って何?という方もいらっしゃるかもしれませんので、何回かにわたって、「Microsoft Teams」について、その概要をご紹介させていただきます。
【無料で利用できたビデオコミュニケーションツール】
5月でサービスの終了が発表された Skype の Web サイトにアクセスしてみると「さよなら Skype、こんにちは Teams」なんていうメッセージが目に飛び込んできます。
本当に終わっちゃうんですよね?
Skype のサービスが始まった時には、まだビデオ通話できるような環境は珍しかったわけですし、アプリさえインストールすれば Skype 同士なら無料で、また通話料はかかっても格安な通話料だけで国内外を問わず電話もできてしまうサービスには、待ってました... と飛びついた方も多いかと思います。
そんな Skype のサービスが終了し、今後は、Microsoft Teams がその後継となることが発表されました。
Microsoft Teams っていうと "ビジネス" 色の強いアプリって感じではありますが、一般の人が気軽に利用できるようなものとはこれまでは一線を画していたわけですが、Skype がなくなることで、そのボーダーラインがなくなることになります。
ビジネスにおいても、そして個人でも新たに Microsoft Teams が活躍することになります。
【Skype でできたこと、そして Teams でできること】
「Skype を知る」にもありますが、Skype は、音声通話やビデオ通話、チャット、ファイルの共有などを行うことができるコミュニケーションツールです。
Skype のページには先ほどご紹介した「さよなら Skype、こんにちは Teams」なんていうメッセージとともに、Skype から Teams に移行するために
- さよなら Skype、こんにちは Teams
- Skype の有料サービスの変更
- データをエクスポートする
- こんにちは Microsoft Teams
といった4項目を中心に、各リンク先でその詳細が紹介されています。
-- 20年で大きく通信環境も変化:
ADSL から 光回線へと変わりつつあるこのころ。ウィキペディアを見ると、Skype は、2004年7月27日にサービスがスタートしているようなので、この20年間でこうしたデジタルコミュニケーションツールも大きく変化し、Skype 以外にも様々なものが登場し普及してきたわけですね。
一方で Microsoft Teams は、「Microsoft Teams」という形で登場したのが、2018年7月。もとは、「Skype for Business」というビジネス版 SKYPE としてスタートしていたものが、Office 365 for Educationとして提供されていた Microsoft Classroom に改良が加えられ、「Microsoft Teams」としてスタートしました。
その後コロナ禍を機に、在宅勤務などの普及などもあり、一気にビジネスニーズが高まり、さらに一般の人たちでも利用できるツールになってきました。
どちらのツールも、パソコンやスマートフォン、タブレット、ゲーム機、ウェアラブル機器など、さまざまなデバイスで間でのビデオ通話やグループミーティングなどが行えるアプリとして、Google Meet、Zoom などの他社の同様のツールと同じく多くの方に利用されていたアプリになります。
【 Microsoft Teams で何ができるのか?】
さて今度は簡単に Microsoft Teams についてご紹介していきます。
Microsoft Teams のページを改めて覗いてみると、一般法人向けプランと家庭向けプランに分けて紹介されています。
家庭向けプランには、
- 無料プラン
- Microsoft 365 Personal
- Microsoft 365 Family
といった、Microsoft 365 同様の区分けでその違いについて紹介されています。
そんな中で、Microsoft アカウントさえあれば無料で利用できる無料プランについてみると、
- グループ通話最長 60 分、参加者最大 100 人
- 友達や家族との無制限のチャット
- タスクや投票を使って共同で計画を立てる
- 5 GB のクラウド ストレージ
- 会議、チャット、通話、ファイルのデータ暗号化
がその利用可能な内容として紹介されております。
Skype 同様、Teams どうしであれば無料でビデオ通話はできるわけで、内容的にはさほど変わらないと思われます。一応、Teams と Skype の違いを紹介した以下のようなサポート記事がありました。
Teams の場合、"Teams" という名前通り "チーム"、すなわち "グループ" で使用することを前提にしていることもあって、Skype の時よりは、Teams にすることで、グループのでの利用にはメリットはあるわけですね。
Skype から Teams へ...。
Part 2 からは、そのデータ移行などについて確認していきます。
<参照>