2025年03月13日

リモートデスクトップアプリの提供が 5月27日で終了!

本日公開された Windows IT Pro Blog によれば、Microsoft Store より提供されていた「Microsoftリモートデスクトップ」の提供が終了することが明らかになりました。

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これまで Wndows 11 Pro 以上の製品をご利用の方にとってはおなじみの「リモートデスクトップ」の機能。

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この「Microsoft リモートデスクトップ」が、2025年5月27日をもってその提供が終了し、今後は「Windows アプリ」へと切り替わることが発表されました。


【リモートデスクトップとは?】

リモートデスクトップは、パソコン・タブレット・スマホからWindows(パソコン)をネットワーク経由で操作することができる遠隔操作機能。コロナ禍でも活躍したかもしれませんが、在宅勤務などで会社のPCにリモートで接続して作業しよう.... そんなときに利用できるものです。

リモートデスクトップは、ホスト側のPCから、クライアント側のPCに遠隔でつなぐわけですが、ホスト側の要件としては、Windows 10/11 Pro以上 でないとこの機能が利用できません。一般ユーザーの多くの方が使用しているであろう Windows 10 Home Edition や Windows 11 Home Edition では、クライアント側にはなれても、ホストとして使用する機能はありません。


【Windows アプリへ移行】

ブログによれば、今後は、「Windows アプリ」に移行していくことになるようです。

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-- Windows アプリでのメリット:
  • クラウド PC や仮想デスクトップなど、複数の Windows サービスへの統一されたアクセスを、1 つの合理化されたインターフェイスから行うことが可能
  • カスタマイズ可能なホーム画面、マルチモニターのサポート、および動的なディスプレイ解像度が用意されている
と言ったポイントを紹介しています。

2025年5月27日以降は、Microsoft Store にて提供されているリモート デスクトップ アプリを介し Windows 365、Azure Virtual Desktop、Microsoft Dev Box への接続がブロックされるようです。さらにそのサポートも終了することになるようです。


【現段階では併用が必要】

なお移行期となる現段階では、ユーザーによって若干対応が必要なケースが出てくるようです。ブログでは、
  1. Windows 365、Azure Virtual Desktop、Microsoft Dev Box のユーザー
  2. Remote desktop のユーザー
  3. Remote Desktop Servicesのユーザー
に分けて、その対応について紹介されています。

特に PCへのリモートデスクトップ接続やリモートデスクトップサービス(RDS)への接続においては、まだ現状では、Windows アプリ が対応していないため、それぞれWindows標準機能の「リモートデスクトップ接続」(mstsc.exe)や「RemoteAppとデスクトップ接続」を利用するよう呼びかけています。

Microsoft Store経由で配布されているアプリ「Microsoft リモートデスクトップ」の提供およびサポートが終了し、「Windows App」に切り替わるだけで、MSI形式の Remote Desktop Client は、引き続き使用が可能で「Use the Remote Desktop client to connect to Azure Virtual Desktop」からダウンロードして利用することもできます。

使用に当たってはご注意ください。


【2025/3/13 一部修正】


<参照>





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posted by クリック at 11:07| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Windows全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする