Windows 11 で、Excel2024 などの新しい Office 製品をご利用のケースで、そんなトラブルを確認しましたのでご紹介させていただきます。
Windows 10 のサポート終了が迫って、Windows 11 の PC に乗り換えた時に、Windows 10 の時まで利用していた一太郎とATOKを改めてインストールして使用していたところ、Excel を起動して文字入力をしようとすると、Excel が強制終了してしまう.... そんなトラブルを確認しました。
単純に、ATOKを、MS-IME に変更すれば全く問題ありませんので、ATOKの問題であることを確認。そしてさっそく確認してみると....
【古い製品は正しく動作しない】
一太郎をはじめ、ATOKなどの Justsystem の製品は、毎年更新されます。
そしてサポート対象のOSも都度更新されてきますので、Windows 11 でのご利用にあたっては、当然ながら、Windows 11 対応の製品を使わないと、どんなトラブルに巻き込まれるかは不明です。これは、Windows 側の問題ではなく、一太郎やATOKなどのアプリ側の問題になります。
当然サポートが終了したアプリについては、Justsystem も最新OSでも動作するようにサポートしてくれるはずもないので、どうしても必要であれば、Windows 11 でも動作可能な製品に買い替える必要があります。
-- 要因は古い製品:
冒頭にも書きましたが、IMEを、ATOKから、MS-IMEに変更したことで、今回のケースは改善しました。
今回 確認してみるとPC には、
- 一太郎2007
- ATOK2007
という製品がインストールされておりました。
一太郎 2007 も動作はしていたようですが、上記(「サポートが終了したATOK」)にもありますが当然サポート対象外の製品になります。Windows 11 上での正常動作は望めません。ATOK2007においては、2010.02.09 にサポートが終了しています。15年も前にサポートが終了していますから、当然今後使っていく中でどんな機能を使用した際に突然終了してしまう... なんてケースが起こりうるわけです。(もちろん発生しない可能性もあります)
サポートが終了したATOKの一覧にもありますが、当然こんな古いATOKも、Windows11 上での正常動作は望めません。もちろん、何とか使おうと試行錯誤すれば解決法があるかもしれませんが、そしたものもメーカーはサポートしてくれません。こうなると自己責任で検証していくしかありません。時間をかけてでも検証して、何とか使えるようになるのであればいいわけですが、結果どうにもできないとなるとその時間も無駄になってしまいます。また、OSなどがさらに更新されると同様のトラブルにも見舞われることになりかねません。
昨年取り上げた上記の例も同様です。このブログでも何度かこうしたトラブルをご紹介しておりました。
- 入力できるからいい
- 動作するみたいだからいい
では済まないわけです。
一太郎やATOKなどのアプリに限ったことではありませんが、そのアプリを利用するのであれば当然ながらアプリの利用環境にあった使い方をしましょう。あくまでもそうしたプログラムは、推奨されているOSの元 検証され、利用できるように販売されている製品です。
今回のように、本来であれば正常に動作するはずのアプリが強制終了されてしまったりするケースも多々ありますので、くれぐれもご注意ください。
<参照>