以前に「Microsoft 365 を新規にインストールした場合、Outlook(classic) がない!」をご紹介させていただきました。
まだまだそうした事例も少ないのか? Microsoft コミュニティをのぞいても同様の事例がなかったわけですが、追加情報でもご紹介しましたが、海外で「Outlook classic dropped from Microsoft 365」を確認。まさにビンゴ!だったので、さっそく再度うちの環境で試してみました。
【まずはアンインストール】
まずは既にインストール済みの Microsoft 365 をアンインストールして、削除後、PCを再起動。
今回は、普通にコントロールパネルから削除いたしました。
【"オフラインインストーラー"を利用してインストール】
通常、Microsoft 365 をインストールする際、サービスの画面から、サブスクリプションのインストールという流れでインストールします。この際特に32ビット版とかこだわってインストールする必要がなければ Microsoft 365(既定)として、64ビット版をインストールするケースが多いかと思います。
ただし、そのまま既定のインストーラーでセットアップしてしまうと、Microsoft Outlook/Outlook(classic) の入っていないバージョンがインストールされてしまいます。
そこで「Outlook classic dropped from Microsoft 365」でも紹介されているように、「オフラインインストーラー」をダウンロードしてインストールすることになります。
-- オフラインインストーラーのダウンロード:
1) まずはサブスクリプションのサイトにアクセスして、Microsoft 365 のインストールに進みます
2) インストールをクリックすると、以下のようなダイアログが表示されますので、「Microsoft 365(既定のバージョン)」のところをクリックして、「オフラインインストーラー」に変更します
3) 「O365HomePremRetail.img」というプログラムがダウンロードされます
-- Microsoft 365 のインストール:
1) ダウンロードした、「O365HomePremRetail.img」というプログラムをダブルクリックして実行します
3) 新たなドライブとしてマウントされて、開いた画面にある「Setup.exe」を実行します。バージョンとして、"16.0.17928.20148" と表示されていることからして、ちょっと古いバージョンみたいですね
4) インストールがスタートすると、その進捗状況を示すダイアログには、ちゃんと "Outlook" がありますね。そしてインストールが完了
5) ただしインストールされたのは、「Ver.16.0.17928.20148」なので、さっそく更新を実行
6) 更新が完了してみると、Ver.2502(ビルド18526.20118)/Ver.16.0.18526.20118 に無事更新も完了し、最新バージョンまでたどりつきました
ということで、「Outlook classic dropped from Microsoft 365」でも紹介されていたように、「オフラインインストーラー」を利用すれば、無事 Microsoft Outlook / Outlook(classic)付きの Microsoft 365 がインストールできることを確認いたしました。
【2025/03/01更新】
ちなみに、オフラインインストーラー(「O365HomePremRetail.img」というイメージファイル)をダブルクリックして、インストールすると、以下のエクスプローラーにもあるように、Office のセットアッププログラムの含まれたデータが新たなドライブという形でマウントされます。
「O365HomePremRetail.img」を右クリックして "マウント" としても同様です。またこの ディスクイメージ(img)ファイルは、"ディスク イメージの書き込み" としてメディアに書き出すことも可能です。
一度マウントされたデータは、PCを再起動してもそのままなので、不要になったら、右クリックして、"取り出し" をクリックすれば表示されなくなります。
<参照>