前回は、Windows 編として無効にする方法をご紹介しましたが、今回は Office for mac での無効にする方法をご紹介いたします。
これまでにもご紹介させていただきましたが、2025年1月16日から、Microsoft 365 Personal/Family にて、「Copilot」や「Designer」がそのサービスに含まれることになりました。
それに伴い、Word や Excel などの各アプリを起動すると、これまでなかった「Copilot」のコマンドボタンが追加され、さらには上記のように、Wordの場合には文書入力欄にも Copilot の利用を促すアイコンなどが表示されたりするようになりました。
AIを積極的に活用して Office の利用に活かしていこう!と意欲的な方はいいのですが、とりあえずこれまでにない見慣れないものが増えてちょっと使いづらくなった... と思われている方も中にはいらっしゃるかと思いますので、今回は Mac 編として、Copilot を無効にする方法をご紹介します。
【有効・無効の設定】
「Microsoft 365 の「Copilot」を無効にしたい 〜 Windows編」のところでもご紹介しておりますが、現在の時点で、この有効・無効が簡単に切り替えられるのは、
Microsoft Word
- Windows 版: Ver.2412
- Mac 版: Ver.16.93
のみとなっております。
また念のため申し上げますと、今回この機能が搭載されたのが一般向けの Microsoft 365 Personal/Family 利用者のみで、法人向けプランにはありませんので、法人向けの Microsoft 365 をご利用の場合には、Copilot 自体も表示されませんし、有効・無効 を切り替えることも出来ません。
法人向けプランをご利用の場合には、別途、Copilot の契約が必要になります。詳細は「一般法人向け Microsoft 365 Copilot」をご参照ください。
【「Copilot」を無効にする】
手元の mac 環境では、あいにく法人向けプランのため、Word においても、Copilot の 有効・無効 を切り替えることも出来ないのですが、一応一般向けプランの場合には、「Microsoft 365 Familyサブスクリプションと個人用サブスクリプションで Copilot をオフにする方法」にあるように、Word については有効・無効を切り替えられるようです。
ただし... この日本語ページについては、英語サイトを翻訳したままの状態になっているためか?ちょっとその場所がわかりずらいようでしたので、念のため手元の環境で実際にはないものの、メニュー表示などについては確認しながらその手順を説明いたします。
-- Word Ver.16.93 以降のものについて:
- Wordを起動し、メニューバーの「Word」をクリックして、「環境設定」を開きます
- 「作成および校正ツール」にある「Copilot」を開きます
- 「Copilot を有効にする」のチェックボックスから、チェックを外してオフにします
有効・無効を切り替えた場合には、一度、アプリを再起動してこれを反映させる必要があります。
さて問題は、Office for mac でも、この有効・無効が簡単に切り替えられるのが原罪のところ Word のみになるので、Excel などの他のアプリの場合には個別に次の設定をする必要があります。基本的な流れは、Windows 版と一緒です。
- 環境設定から、接続エクスペリエンスの管理の設定を変更する
- リボンからコマンドを削除する
1) 環境設定から、接続エクスペリエンスの管理の設定を変更する:
- Excelなどのアプリをいったん起動します
- メニューバーの Excel>環境設定>プライバシー設定>接続エクスペリエンスの管理 と移動します
- 「コンテンツを分析するエクスペリエンスをオンにする」のチェックを外して、オフにします
2) リボンからコマンドを削除する
こうすれば、リボンからも消えます。
ただし、この設定をオフにすることで、Windows 版同様「コンテンツを分析する接続環境」といった機能が利用できなくなるので、ご注意ください。
また今後、現在の Word for mac のように環境設定画面から設定が変更できるようになった場合には、今回の設定を元に戻して、Excel や、PowerPoint など必要に応じて、環境設定から無効に切り替えることをお勧めいたします。
<参照>