2025年01月04日

Office のトラブルシューティングツールの仕様変更

Microsoft Office でトラブルが発生した際、再インストールするために用意されていた「アンインストール」ツールの仕様が変わったようです。

これまでであれば、Office の完全アンインストールするには、Microsoft より「SaRA」(Microsoft サポート/回復アシスタント)というツールを利用してアンインストールができました。

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上記の際にも、このツールをダウンロードしてインストール。そして実行して削除という手順で削除する方法をご案内いたしました。またこの際には、このツールが実行できない場合に、コマンドプロンプトを利用した実行方法などもご紹介しました。


【ツールの仕様変更】

さて本日たまたま Office の修復でも起動できないため、久々にこのツールを利用してアンインストールしてみようと「PC から Office をアンインストールする」にアクセス。

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アンインストール のトラブルシューティング ツールを使用して Microsoft 365またはOffice をアンインストールする」のところで、「アンインストール」をクリックすると、従来のようなサポートツールのダウンロードに進むのではなく、お問い合わせの画面が表示されました。

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画面に従って、アンインストールを実行するとコマンドプロンプトの画面が起動し、削除がスタート。

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ここでタスクマネージャーで確認してみると「SaRACmd.exe」と「お問い合わせ」が動作していることが確認出来ます。

画面では、完了するまで待つようにと表示されており、"アンインストールするプロセスが開始されました" とも表示されておりました。
ということで、バックグラウンドで、作業は進んでいるようで、アプリはなくなり、ファイルの関連付けも外れてExcelのファイルなどは、関連付けされていない白いアイコンに。

しかし数十分たってもいっこうに完了したという表示はでませんでした。あきらめてある程度時間を待って、コマンドプロンプトの画面を終了させ、PCを再起動したうえで、再度インストールしたことで、今回の Office 自体は正常に動作するように無事回復しておりましたが、この時のPCの状態にもよるんでしょうけど、今回は残念ながら完了の文言を確認するには至りませんでした。

さて「Microsoft サポート/回復アシスタント」ツールがこのように、画面をクリックするとコマンドベースで自動で削除してくれる... というのは余計なプロセスを踏まなくていい分、初めての人にとってはわかりやすいのかもしれませんが、従来のツールになれている人にとっては、「あれ?」ってなってしまいますね。


【従来のツールの入手先】

さてこうして「Microsoft サポート/回復アシスタント」ツールの仕様が変わっても、それはそれでちゃんと動作してくれるのであればいいわけですが、でもやっぱり従来のツールの方がいい... と言う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

現在はまだ移行期のようで、Easy Fix ツールの紹介しているサイトなど、Microsoft の Web サイトでも別のところからだと従来の「SaRA」(Microsoft サポート/回復アシスタント) のダウンロードもできるようでした。

いくつかの MS のサイトで、Office の削除方法を紹介しているサイトを確認してみると、現時点ではサイトによってダウンロードされるものが異なるようでした。

がダウンロードできるようです。

とりあえず今後どうなるかはわかりませんが、今回確認した限りでは、「ビデオ: Office をアンインストールする」からであれば、従来の「Microsoft サポート/回復アシスタント」ツールがダウンロードできますので、こちらからツールをダウンロードしてみてください。



<参照>




デル株式会社



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posted by クリック at 09:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MicrosoftOffice共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする