Microsoft 365 Personal/Family の利用者向けに提供がスタートした「Copilot」。
Word や Excel などのアプリを起動しようとすると Copilot をクリックしていなくても「Copilot」関連のツールが表示されたりして、慣れていないせいもあって、逆に煩わしい... と感じてしまっている方もいらっしゃるようです。
さて今回は、「Microosft 365 Personal/Family プランで「Copilot」「Designer」が利用可能に!」の中でもちらっと触れてますが、改めてこのOfficeの各アプリに表示される「Copilot」の無効化について取り上げてみました。
【有効・無効の設定】
「Copilot is now included in Microsoft 365 Personal and Family」のブログにもありますが、Microsoft 365 Personal/Family の利用者向けに提供がスタートしたのが、1月16日から。なのでまだ実際に利用できるようになって1週間あまりしかたっておらず、利用できるようになっても、その機能の有効・無効が簡単には切り替えられるようになっていません。
現時点で、詳細オプションの画面の設定メニューなどからこの機能の有効無効の切り替えが可能なのは...
Microsoft Word
- Windows 版: Ver.2412
- Mac 版: Ver.16.93
のみとなっております。Microsoft Word 以外のアプリには簡単に無効に切り替えるような方法がありません。
【「Copilot」を無効にする】
基本的な作業の流れは「Microsoft 365 Familyサブスクリプションと個人用サブスクリプションで Copilot をオフにする方法」で紹介されているとおりです。
-- 有効・無効の切り替えができないとき:
この場合、アプリごとに設定する必要がありますが、Excel を例にご紹介します。
- 「接続エクスペリエンス」の「ユーザーコンテンツを分析するエクスペリエンス」をオフにする
- リボンの設定から、Copilot を削除する
の作業が必要になります。
1) 「接続エクスペリエンス」の「ユーザーコンテンツを分析するエクスペリエンス」をオフにする
- ファイル>オプション とクリックして、「Excelのオプション」ダイアログを表示します
- 左ペインの「トラストセンター」をクリックし、「トラストセンターの設定」を開きます
- 左ペインの「プライバシーオプション」をクリックし、「プライバシー設定」を開きます
- 「接続エクスペリエンス」の「ユーザーコンテンツを分析するエクスペリエンス」の「コンテンツを分析するエクスペリエンスをオンにする」のチェックを外してOFFにします
この設定で、Microsoft Office のアプリ上の Copilot は機能しなくなります。
ただし現段階ではツールバーのCopilotぼたんはひょうじされたままです。
2) リボンの設定から、Copilot を削除する
リボンからは、ホームタブの「アシスタンス」を削除することになります。
- 先ほどと同じ手順で、Excelのオプションダイアログを開きます
- 左ペインの「リボンのユーザー設定」を開いて、右ペインの「リボンのユーザー設定」のところから、「アシスタンス」を選択して、「削除」ボタンをクリックします
ところで、Copilot をオフにするため上記のように「コンテンツを分析するエクスペリエンスをオンにする」のチェックを外すわけですが、これにより、Copilot だけではなく利用できなくなる機能もありますので注意が必要です。
実のところこの設定をオフにすることで、「コンテンツを分析する接続環境」といった機能が利用できなくなるので、ご注意ください。
それを踏まえて「コンテンツを分析するエクスペリエンスをオンにする」をオフにした場合には、今後、Word のように詳細オプションの画面から、Copilot のみの有効・無効が切り替えられるようになった場合には、今回の設定はいったん元に戻して、詳細オプションのダイアログから無効にしてご利用いただくことをお勧めいたします。
<参照>