2025年01月26日

Microsoft 365 の「Copilot」を無効にしたい 〜 Windows編

Microsoft 365 Personal/Family の利用者向けに提供がスタートした「Copilot」。

Word や Excel などのアプリを起動しようとすると Copilot をクリックしていなくても「Copilot」関連のツールが表示されたりして、慣れていないせいもあって、逆に煩わしい... と感じてしまっている方もいらっしゃるようです。

さて今回は、「Microosft 365 Personal/Family プランで「Copilot」「Designer」が利用可能に!」の中でもちらっと触れてますが、改めてこのOfficeの各アプリに表示される「Copilot」の無効化について取り上げてみました。


【有効・無効の設定】

Copilot is now included in Microsoft 365 Personal and Family」のブログにもありますが、Microsoft 365 Personal/Family の利用者向けに提供がスタートしたのが、1月16日から。なのでまだ実際に利用できるようになって1週間あまりしかたっておらず、利用できるようになっても、その機能の有効・無効が簡単には切り替えられるようになっていません。

現時点で、詳細オプションの画面の設定メニューなどからこの機能の有効無効の切り替えが可能なのは...

20250117-2-1.jpg

Microsoft Word
  • Windows 版: Ver.2412
  • Mac 版: Ver.16.93
のみとなっております。Microsoft Word 以外のアプリには簡単に無効に切り替えるような方法がありません。


【「Copilot」を無効にする】


20250125-1-1.jpg

-- 有効・無効の切り替えができないとき:

この場合、アプリごとに設定する必要がありますが、Excel を例にご紹介します。
  1. 「接続エクスペリエンス」の「ユーザーコンテンツを分析するエクスペリエンス」をオフにする
  2. リボンの設定から、Copilot を削除する
の作業が必要になります。


1) 「接続エクスペリエンス」の「ユーザーコンテンツを分析するエクスペリエンス」をオフにする

  1. ファイル>オプション とクリックして、「Excelのオプション」ダイアログを表示します

    20250125-2-1.jpg
  2. 左ペインの「トラストセンター」をクリックし、「トラストセンターの設定」を開きます
  3. 左ペインの「プライバシーオプション」をクリックし、「プライバシー設定」を開きます

    20250125-2-2.jpg

  4. 「接続エクスペリエンス」の「ユーザーコンテンツを分析するエクスペリエンス」の「コンテンツを分析するエクスペリエンスをオンにする」のチェックを外してOFFにします

    20250125-2-3.jpg
この設定で、Microsoft Office のアプリ上の Copilot は機能しなくなります。
ただし現段階ではツールバーのCopilotぼたんはひょうじされたままです。


2) リボンの設定から、Copilot を削除する

リボンからは、ホームタブの「アシスタンス」を削除することになります。
  1. 先ほどと同じ手順で、Excelのオプションダイアログを開きます

    20250125-2-4.jpg
  2. 左ペインの「リボンのユーザー設定」を開いて、右ペインの「リボンのユーザー設定」のところから、「アシスタンス」を選択して、「削除」ボタンをクリックします

ところで、Copilot をオフにするため上記のように「コンテンツを分析するエクスペリエンスをオンにする」のチェックを外すわけですが、これにより、Copilot だけではなく利用できなくなる機能もありますので注意が必要です。

実のところこの設定をオフにすることで、「コンテンツを分析する接続環境」といった機能が利用できなくなるので、ご注意ください。

それを踏まえて「コンテンツを分析するエクスペリエンスをオンにする」をオフにした場合には、今後、Word のように詳細オプションの画面から、Copilot のみの有効・無効が切り替えられるようになった場合には、今回の設定はいったん元に戻して、詳細オプションのダイアログから無効にしてご利用いただくことをお勧めいたします。


<参照>





デル株式会社


HP Directplus -HP公式オンラインストア-

posted by クリック at 08:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MicrosoftOffice共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月25日

Microsoft 365 Personal/Family クラシックプラン

先日、一般向けの Microsoft 365 Personal/Family の各プランがリニューアルされて、値上がりもしましたが、Copirot や Designer といった AI の機能を搭載した新たなプランとしてスタートしたことをご紹介いたしました。


現在のプランは、そのまま新しいプランに移行しますので、すでに「Copilot」や「Designer」が利用できるようになっていますが、次の更新の際にはこのままだと、今回値上がりした新たなプランとして課金されることになります。

そんな中、今回の値上げとともに追加された「Copilot」や「Designer」を含まない、"クラシックプラン" も提供されるようになりました。

今回はこの「クラシック」プランへの切り替えについてご紹介いたします。


【"クラシックプラン"とは?】

今回新しくなった Microsoft 365 Personal/Family といった一般向けのプランから、「Copilot」や「Designer」を取り除いた従来の構成に戻したプランになります。

20250122-2-1.jpg 20250122-2-2.jpg

料金的には、「Microsoft 365」にもありますが、Microsoft Store での新規の提供の場合、
  • Microsoft 365 Personal:¥21,300/年 あるいは \2,130/月
  • Microsoft 365 Family: \27,400/年 あるいは  \2,740/月
となります。念のため旧料金は、
  • Microsoft 365 Personal:¥14,900/年 あるいは \1,490/月
  • Microsoft 365 Family: \21,000/年 あるいは  \2,100/月
でした。クラシックプランの内容は上記の画像にもありますが、基本的には値上がりする前のものと一緒です。

20250122-2-3.jpg

世の中、値上げラッシュではありますが、AI の機能は、無料で使える範囲で問題ないので、特別 Office に搭載される必要はない.... そんな方にとっては、これはきついですから、こうしてクラシックプランが用意されているというのは助かるかもしれません。

ただし、FAQにもありますが、「なお、Microsoft 365 PersonalクラシックプランとMicrosoft 365 Familyクラシックプランは限定オファーであり、プランオプションとして必ずしも提供されない場合があります」とあるように非常に限定的なもののようで、いつまでこの価格での提供がされるのかなど今後の情報にも注意が必要です。


【クラシックプランに変更する】

Microsoft Community をのぞいてみると、早速このクラシックプランに変更されているケースもちらほら見かけますので、切り替えようとされていらっしゃる方もいるようです。


上記のところでは、実際にプランの切り替えが表示されている例も画像がアップされていますが、通常は定額請求を無効にすれば表示されるようですが、残念ながら私の場合にはもともと定額請求を無効で使用しているためなのか?手元の環境では現時点では確認できませんでした。

基本的な流れとしては、「Microsoft 365 Personalとファミリー クラシック プランへの切り替え」のなかの「Microsoft 365 Personal または Microsoft 365 Family クラシックにダウングレードする」のところの手順で問題はないようです。

ただしMicrosoft 側でもプラン変更が表示されないケースもあることはわかっているようなので、ちょうど先日今回のプランに代わったばかりでもありますし、しばらく時間を空けて確認していく必要がありそうです。


【法人向けプラン】

今回、Microsoft 365 Personal/Familyといった一般向けプランに対して、Copilot などが追加されることになったわけですが、法人向けプランの場合には、Copilot については利用する場合には別途契約が必要です。

そんな中で、Microsoft 365 Personal のクラシックプラントほぼ一緒の内容ということでいえば「Microsoft 365 Apps for business」というプラン(\1,236ユーザー/月)だと価格的には従来のものと一緒になるので、用途によってはこちらのプランに切り替えるなんて言う方法もありなのかもしれません。法人向けプランの場合には Copilot はつきません。



<参照>




デル株式会社 デル株式会社


最新スキルを学ぼう! 対象のオンラインコースが最大90%OFF


VAIO STORE

posted by クリック at 07:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MicrosoftOffice共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月24日

Windows 10 のサポート終了にともなう「ESU」という選択肢 〜 気になるそのお値段は?

2025年はサポート終了ラッシュ。一般ユーザーにとって、その中で最も身近なものといえば、「Windows 10」であったり、「Office 2016」や「Office 2019」であったりするかと思います。

20250124-1-1.jpg 20250124-1-2.jpg 20250124-1-3.jpg

人によっては、もう嫌というほど聞いているかもしれませんが、Windows 10 のサポートは、2025年10月14日まで
そうですね。年も明けてもう1年を切ってしまいました。

さてそんな中、新しいPCを模索されている方もたくさんいらっしゃるかもしれません。

もちろん新しいPCの方が間違いないのでそれに越したことではありませんが、中には、もう1年だけでもなんとかならないか?と思っていらっしゃる方いませんでしょうか?


【延長サポート「ESU」】

以前に、Windows 7 がサポート終了を迎えたときに、法人向けには、次のOS への移行措置の一環として、ESUExtended Security Updates)という「拡張セキュリティ Updates (ESU) プログラム」が用意されておりました。

この時は一般ユーザー向けには提供されておりませんでしたが、今回の Windows 10 においては、一般ユーザーにも、「ESU」が提供されることになりました。
  • 法人向け: $61/1年目
  • 一般向け: $30/1年目
という料金で、利用できることになっています。この契約をすれば、今後1年間(最大3年間)は、セキュリティの更新プログラムが配信されることになります。

※ 1年ごとに契約していく形になります。2年目の年から契約される場合には2年目の料金が、3年目の年から契約される場合には3年目の料金が適用されます。

当然ながら新たな機能が追加されたりするケースはありませんが、既存のOSでセキュリティの不具合が見つかった時には、これまで通り修正プログラムが提供されます。

Windows 10 ESU を利用するタイミング」にもありますが、あくまでも「長期的な解決策ではなく、むしろ一時的な橋渡しとなることを意図しています」とある通りです。


【ESUにて提供されるサービス】

Windows 10の拡張セキュリティ Updates (ESU) プログラム」にもありますが、提供されるその内容は以下の通りです。
  • 重要なセキュリティ更新プログラム
ただし、
  • 新機能
  • セキュリティ以外の更新プログラム
  • 一般的なテクニカルサポート
については、提供されることはありません。


【期間と料金について】

今回提供される「ESU」は、あくまでも Windows 11 へ移行するためのつなぎ的な役割をするものとして提供されるプログラムであって、永遠にこれが利用できるわけでもなく最大3年となっています。

一般ユーザー向けのその料金は、
  • 1年目:$30
  • 2年目:$60
  • 3年目:$90
と年々価格も上がってきます。さらにその期間も、最大で3年と決まっています。

20250124-1-4.jpg 20250124-1-5.jpg

How to prepare for Windows 10 end of support by moving to Windows 11 today」の日本語版「Windows 10 サポート終了に備えて、今日から Windows 11 に移行する方法」の中でも、「プログラムの登録は、2025 年のサポート終了に近づく頃に利用可能になります」とあるように現時点ではまだですが、サポート狩猟が近づくころには再度アナウンスもあるのでしょう。

為替レートにもよりますが、だいたい5,000円弱/1年目 といったことになるんでしょうね。
これを安い!と判断するか?は利用者の判断にゆだねられています。


【法人ユーザーでWindows365をご利用のケース】

Windows 10の拡張セキュリティ Updates (ESU) プログラム」や「Plan for Windows 10 EOS with Windows 11, Windows 365, and ESU」でも紹介されておりますが、法人ユーザーで、「Windows 365」をご利用の場合には、Windows 10 の端末であっても最大3年間のESUが提供されるので、追加の負担もなく、Windows365 上で Windows 11 を利用し続けることが可能になります。

このあたりの選択肢は、一般ユーザーはあまり関係ない範疇になるかと思いますので、あくまでも法人ユーザーであれば... ということになります。


今回、「ESU」についてご紹介しましたが、Windows 10 の入っているPCだったりすると、それなりに古いものなので、
  • メモリが足らない
  • 内蔵ドライブがHDDになっていて読み書きが遅い
  • パーツや、バッテリなどの経年劣化 などなど
といったことを考えると、メモリ足したり、SSDに換装したりとしたところでそれなりにお金をかけても限界もあります。そこに、ESU でお金をかけても.... よっぽど、Windows 10 でないと動かないアプリがあるなど特殊なケースを除けば考えものです。

それなら PC工房だったり、DOSPARA などの 中古専門店 でちゃんと Windows 11 の搭載された中古を買う方がまだましですし、もうちょっと予算があれば、低予算でも買えるような新しいPCを購入した方がよっぽどましです。

そう考えると選択肢はいろいろあるわけです。


<参照>




デル株式会社


週末は、HPがお得!
HP Directplus -HP公式オンラインストア-
posted by クリック at 19:26| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月23日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

ここのところバンバン更新が到着する Mac 版 の Beta Channel。Beta Channel ってこんなに頻繁に更新が来たっけ?と改めてビックリ。

ってことで、本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

20250123-1-1.png
・Microsoft Excel 16.94.25012211
・Microsoft OneNote 16.94.25012211
・Microsoft Outlook 16.94.25012211
・Microsoft PowerPoint 16.94.25012211
・Microsoft Word 16.94.25012211

現時点で今回の更新内容に関して、公開されている情報は特にございませんでした。
今後情報が公開された折には、改めてご紹介させていただきます。

ちょうど仕事から戻って、ふとPCを立ち上げると、Officeの更新ラッシュ。Windows 版の Microsoft 365 にも更新が来てますし、Windows 版の Beta Channel にも、Current Channel (preview) にも更新がきております。

Windows 版 をご利用の方も、更新のチェックをお忘れなく。










海外現地オプショナルツアーなら【VELTRA(ベルトラ)】

posted by クリック at 23:41| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MAC版Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月22日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

Beta Channel に更新プログラムが到着しております。新年早々には立て続けに来てましたが、ちょっと間が開いたりすると久々な感すらするのは気のせいかもしれませんね。

本日確認した更新プログラムは以下の通りです。

20220122-1-1.png
・Microsoft Excel 16.94.25012014
・Microsoft OneNote 16.94.25012014
・Microsoft Outlook 16.94.25012014
・Microsoft PowerPoint 16.94.25012014
・Microsoft Word 16.94.25012014

今回の更新内容に関して、現時点で公開されている情報は特にございませんでした。
今後情報が公開された折に改めてご紹介させていただきます。


さて久々に Outlook チームから、更新情報が届いております。

・2025年1月6日・8日 リリース:Ver.16.94 (25010614) & 16.94 (25010812)

-- 修正:
メール:レガシー Outlook クライアントで、ダークモードでメールが正しく表示されない問題を修正

-- 新機能または改善された機能:
特になし

-- 既知の問題:
特になし









海外現地オプショナルツアーなら【VELTRA(ベルトラ)】
posted by クリック at 09:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | MAC版Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月20日

PDFファイルをサムネイル表示にする

PDFファイルのアイコン。Adobe Acrobat Reader のものだったり、PDFと赤い帯がかかったアイコン(Microsoft Edge)であったりと、ご利用環境によって様々です。

20250120-1-1.jpg 20250120-1-2.jpg

Windows の標準機能でも、JPEGや、PNGなどの画像ファイルはサムネイル表示と言って、なんとなくその内容がイメージできそうなアイコンにすることが出来るわけですが、PDFはどうか?というと、上記の画像のようなアイコン表示になっているケースが多々あるかと思います。


【サムネイル表示とは?】

[Windows 11] 画像のアイコンが縮小版(サムネイル)で表示されません」(富士通)にもありますが、画像などは Windows の標準機能を利用して、ファイルのアイコンをサムネイル表示に切り替えることが可能です。
  1. エクスプローラーのオプション(フォルダオプション)を開いて、表示タブ>詳細設定 の中の、「常にアイコンを表示し、縮小版は使用しない」をオフにする
  2. エクスプローラーの表示メニューから、「表示」を開いて、「中アイコン」より大きな設定を選択する
とすれば、サムネイル表示が可能になります。ただしPDFファイルについては、これでも変わりません。


【Adobe Acrobat Reader の導入が必要】

PDFファイルの場合には、無料で提供されている「Adobe Acrobat Reader」を導入することで可能になります。

20250120-2-1.jpg 20250120-2-2.jpg  20250120-2-3.jpg

  1. まずは、上記の Adobe Acrobat Reader のサイトから無料のプログラムをダウンロードしてインストールします
  2. さらに、PDF ファイルを開くための規定のプログラムも Adobe Acrobat Reader に変更しておきます
  3. Adobe Reader を起動し、「メニュー」>「環境設定」と開きます
  4. 「一般」>「Windows Explorer でPDFサムネールのプレビューを有効にする」をONにします
  5. 画面を下にスクロールして、最下部にある「OK」をクリックし、環境設定の画面を閉じます
  6. すると機能追加のダイアログが表示されますので、"はい" をクリックします
以上の設定を完了すると、PDFファイルは、JPEGなどの画像ファイル同様にサムネイル表示が可能になります。

20250120-2-4.jpg

もちろん PDFビューワーや、PDFを編集できるようなアプリが導入されている場合には、そちらがデフォルトになっていたりするケースもあるかもしれませんので、その場合には、そうしたプログラムで同様の設定がないか? 確認してみてください。


<参照>




デル株式会社 デル株式会社


VAIO STORE

posted by クリック at 10:01| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Windows全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月19日

Windows 11 Ver.24H2 の自動配信がスタート

Windows 11、バージョン 24H2 の既知の問題と通知」によれば、Windows 11 Ver.24H2 が新たな段階に進んだことが発表されました。

20250119-1-1.jpg 20250119-1-2.jpg

この中で、「Windows 11、バージョン 23H2、22H2 の Home および Pro エディションを実行している対象デバイスは、バージョン 24H2 に段階的に更新されます」とあるように、すでにサポートが終了している Ver.22H2 や、一つ前のバージョンとなる Ver.23H2 については、順次自動的に Ver.24H2 に Update されるようになります。

今までであれば、「更新が終わったはずなのにタスクバーに更新を確認するようなアイコンが表示される」でもご紹介したように、Ver.23H2 あたりでも、更新が終わったのにもかかわらず通知領域に青いポッチのついた、Windows の更新のマークが出てたりしました。

それまでであれば、Windows Update の画面を開いて「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」が "ON" になっていなければ更新されなかったわけですが、一つステージが進んで対応機種に対しては自動配信がスタートしたようです。


【Windows 11 のライフサイクル】

参考までに各バージョンのライフサイクルは以下の通りです。

・Version 22H2 開始日:2022年9月20日 終了日:2024年10月8日
・Version 23H2 開始日:2023年10月31日 終了日:2025年11月11日
・Version 24H2 開始日:2024年10月1日 終了日:2026年10月13日

上記のように、Windows 11 Ver.22H2 は既にサポートが終了しております。


【仕様を満たさないPC】

最近時々、悪質な中古販売業者やネットオークションなどで、Windows 11 の仕様を満たさないPCに強引に Windows 11 をインストールして販売されているPCを見かけることがありますが、そうしたPCの場合には、もともとその仕様を満たしていないため、Update はできません。

巷では、そうした仕様を満たさないPCにインストールして利用するためのアプリなどもありますが、そうしたものを利用して Windows 11 にアップグレードしても、
  • 年一回の大型のアップデートは来ない(もともと対象外)、またインストールもできない
  • 最新のWindows 11 への対応をうたったアプリは正常に動作するとか限らない
  • PCが突然 BSoD などのエラーが出て動作しないケースがある などなど
といったトラブルに巻き込まれることは避けられません。

またこうした仕様を満たさないでPCにインストールして販売されている中古PCの場合、決して安いものばかりでもありません。メモリも少なく、中で使用されているパーツも相応のものなので、経年劣化も避けられません。

どうしても中古で済まそうという場合には、サポート体制も整った信頼のおけるきちんとした中古販売店での購入をお勧めいたします。

最近は、最新のPCでも、10万円以下のお手頃なものも多数ありますので、慣れていない方であればなおさらトラブルを避けるためにもそうしたPCをご利用になるのは避けていただくことをお勧めいたします。


<参照>



Copilot + PC で、AI をビジネスに!
デル株式会社

週末は、HPがお得!
HP Directplus -HP公式オンラインストア-

posted by クリック at 13:36| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Windows11 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月18日

別のフォントが利用されてしまう【メモ帳】

Windows 11 に搭載されている「メモ帳」で、本来使用されているフォントに含まれている文字であるにもかかわらず、別のフォントが使用されてしまうという事象が発生しているようです。

20250118-1-1.jpg

Microsoft Japan Windows Technology Support Blog という Wndows Support チームによるブログにて、1月8日付けで公開されたもの。ブログの中でも、Windows 10 に搭載されている「メモ帳」と比較して紹介されていますが、Windows 10 の「メモ帳」では発生しないもののようで、現在、問題の改善に向けて、調査中とのことです。

なかなかメモ帳でこうした使い方をされているケースって多くはないとは思いますが、本事象にお困りの方は、今後のこのブログの更新にご注意ください。


<参照>





デル株式会社


HP Directplus -HP公式オンラインストア-
posted by クリック at 06:28| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Windows11 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月17日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

色々バタバタしている時に限って、更新が重なったりするんですね。

本日 Beta Channel に到着した更新プログラムは以下の通りです。

20250117-5-1.png
・Microsoft Excel 16.94.25011613
・Microsoft OneNote 16.94.25011613
・Microsoft Outlook 16.94.25011613
・Microsoft PowerPoint 16.94.25011613
・Microsoft Word 16.94.25011613

となっております。

今回の更新内容については、現段階で公開されている情報は特にございませんでした。今後情報が公開された折には改めてご紹介させていただきます。

さて先ほど公開させていただいた「Microosft 365 Personal/Family プランで「Copilot」「Designer」が利用可能に!」ですが、これはブログにもありますように、Office for Mac でも同様です。

20250117-5-2.png

私の場合は、Office for mac については、法人ユーザー向けのエディションを利用しているのと、Copilot は別途契約があるので Mac でアプリを開いても、Copilot さんがいらっしゃいますが、今後は、Microsoft 365 Personal/Family の皆さんにも上記のように表示されるわけですね。

ぜひご活用ください。









海外現地オプショナルツアーなら【VELTRA(ベルトラ)】
posted by クリック at 21:06| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | MAC版Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Microosft 365 Personal/Family プランで「Copilot」「Designer」が利用可能に!

これまでであれば、Microsoft 365 のサブスクリプションの契約のほかに、Copilot Pro の契約が別途必要だった Copilot。

20250117-1-1.jpg

この度、Copilot が、Microsoft 365 Personal/Family ユーザー向けに、サブスクリプション特典として提供されることが発表されました。これにより、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、そして新しく名前が変更された Microsoft 365 Copilot アプリで、その特典を利用できるようになりました。

Word や Excel などといったアプリでも Copilot の利用が可能になります。さらにこれに加えて Microsoft Designer を利用することも可能になりました。


【毎月60クレジットが提供される】

もちろん Microsoft 365 の特典として提供されることになったとは言え、Copilot Pro のサブスクリプションは引き続き提供されます。確認してみると、Microsoft 365 Personal/Family の利用者には、毎月60クレジットの利用が可能になるようでした。

20250117-1-2.jpg 20250117-1-3.jpg 20250117-1-4.jpg

Microsoft アカウントの画面にサインインしてみると「クレジット残高」が確認できるようになっております。それ以上利用する場合には、Copilot Pro のサブスクリプションの契約が必要になります。

AI クレジットについて」によれば、「Microsoft 365 および Windows アプリケーション内での AI 機能の使用を測定します。 テキストの生成、テーブルの作成、イメージの編集など、AI に関連する各アクションは、1 つのクレジットとしてカウントされます」とあります。
例えば、「Copilot に "受信トレイの要約" を依頼すると、AI クレジットが 1 つ発生します」となるようです。

-- 注意:

ただし、Microsoft 365 Family の場合には注意が必要です。

AI クレジットについて」によれば、「注: AI 特典はサブスクリプション所有者のみが利用でき、追加の Microsoft 365 Family メンバーと共有することはできません。 」とあるように、サブスクリプションの所有者のみの特典で、共有者は利用できないようです。

つまり、Microsoft 365 Family の場合には、あくまでも Microsoft 365 Family の管理者のみで、残り最大5名とアプリの共有は可能ですが、この 5名 は、Copilot の利用対象外となります。まぁさすがに、Family プランで、最大6名まで Office のアプリが利用できるだけでも非常にお得なのに、これに Copilot までは望みすぎですね....


【さっそく...】

昨日の発表を受けてか、先ほど Excel をいつものように起動してみると、Microosft 365 Copilot についてのポップアップが早速表示されました。今後は気軽に利用できそうですね。

20250117-1-5.jpg

今までであれば、法人向けプランでは、Copilot を利用してましたが、今後は、一般向けプランの入っているPCでも、Copilot が利用できるようになりました。

20250117-1-6.jpg 20250117-1-7.jpg

ホームタブにも、Copilot のアイコンが追加され、また各アプリの新規作成画面などを開くと、Copilot さんが鎮座しております....


【Copilotを非表示にしたい】

さて今回、Microsoft 365 Personal/Family プランに追加された「Copilot」ですが、何らかの事情により、「Copilot」を表示したくない、あるいは、さらには "無効" にしたい.... そんなケースもあるかもしれません。

20250117-2-2.jpg 20250117-2-3.jpg 20250117-2-4.jpg

今回追加された「Copilot」ですが、Microsoft 365 の各アプリ上に追加されたその機能を無効化することも可能になっているようです。「Microsoft 365 Familyサブスクリプションと個人用サブスクリプションで Copilot をオフにする方法」によれば、
  1. 有効化をオフにして完全に無効化する
  2. ツールバーに表示させない
の2通りが選択できるようです。

20250117-2-1.jpg

Microsoft 365 Familyサブスクリプションと個人用サブスクリプションで Copilot をオフにする方法」中でも説明がありますが、現在、 Microsoft Word のみこの有効化の ON/OFF が出来るようです。他のアプリにはまだないようなので今後っていうことでしょうね。

ツールバーに表示させない、つまりリボンから機能を外すだけの場合には、ツールバーに表示されないだけで、Copilot の機能自体は無効にはなりません。

そしてこの設定はアプリごとに設定することになります。

20250117-2-5.jpg

またまだこの機能が搭載されていないものの場合には、アカウントのプライバシー設定を変更することで、この機能をオフにすることが出来ます。

ファイル > アカウント >  アカウントのプライバシー  > 設定の管理 と移動
「接続済みエクスペリエンス」のところに「コンテンツを分析するエクスペリエンスを有効にする」があるので、
こちらをオフにします。


【Microsoft 365 Personal/Familyクラシックプラン】

何でもかんでも "クラシック" をつければいいってもんでもないんでしょうけど、「Microsoft 365 Personalとファミリー クラシック プランへの切り替え」によれば、今回、従来のプラント同じ内容(Copilot や Microsoft Designerを含まないもの)として、「Microsoft 365 Personal クラシック」「Microsoft 365 Familyクラシック」のプランが用意されているようです。

20250117-2-6.png

こちらは、「定額請求」が有効ではない方が対象で、「定額請求」が有効な方も、これをオフにすればプラン変更は可能なようです。
詳細については、「Microsoft 365 Personalとファミリー クラシック プランへの切り替え」をご確認ください。

Microsoft 365 のサブスクリプション自体は、法人向けプランから始まって、一般向けプランまで世界中で一斉に値上がりしました。物価高、円安も加わって、懐具合はちょっとさみしい限り。

ちょうど値上がりが発表する前に、さらには私の場合には、Amazon のブラックフライデーを利用して格安にアップグレードさせていただきましたので非常にラッキーだったのかな?と思ってもいます。

せっかく搭載されたこの新しい機能、みなさんも是非有効活用してみてください。


<参照>




デル株式会社



海外現地オプショナルツアーなら【VELTRA(ベルトラ)】

posted by クリック at 20:35| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | MicrosoftOffice共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月16日

ダークモード の切り替えコマンドが追加されます【Excel】

Excel for Windows にダークモードの切り替えのコマンドが表示タブに追加されることが Microosft 365 Insider Blog にて公開されました。

20250116-1-0.jpg 

あれ? ダークモードってなかったっけ?と思って改めて見てみるとダークモード自体の設定は従来よりあります。

20250116-1-1.jpg 20250116-1-2.jpg

ファイル>アカウント と開くと、「Office テーマ」と言う項目がありますので、こちらを「黒」に変更すればいいだけです。

ですから、それ自体は特別なことでもないわけです。

では何が変わるのか? 

20250116-1-3.jpg 

実はMicrosoft Word ではすでに搭載済みになっていますが、ダークモード(「黒」)に設定した時、Word では表示タブに「モードの切り替え」コマンドが表示されるようになっています。現時点では Excel や PowerPoint などにはこれがありません。

20250116-0-1.jpg

上記の画像は、Beta Channel Ver.2502(18502.20000) のものです。すでにこの機能は反映されておりました。今回、Word とおなじように Excel にもこの機能が追加されるようになったって事のようです。

「Reduce eye strain with Dark Mode」と題しているブロック。文字通り目の負担を軽くするという事の他にも、エネルギー消費の削減、画面のチラつきの軽減などの効果も期待できるとされています。

今回この機能が搭載されるに至った背景には、フィードバックポータルに寄せられた多数の要望もあったようです。


【対象製品】

なお現時点でこの機能については、以下のベータチャンネルが対象です。

Ver. 2502 (ビルド 18508.20000) 以降 のベータチャンネル

ただしうちの環境 Ver.2502(18502.20000) のベータチャンネルでもすでに有効になっておりました。


ちなみにこのダークモードの設定。Word や Excel などといった Office アプリのいずれかで設定を変更すればすべてのアプリで有効になるんですね...


<参照>




デル株式会社 デル株式会社



VAIO STORE

posted by クリック at 09:16| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Excel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月15日

Microsoft 365 管理センターのサインインに多要素認証が必須に!

2025年2月5日より、法人向けの Microsoft 365 の管理センターのサインインについて、すべてのユーザーで、多要素認証が必須になります。

20250112-6-1.jpg

ブログには、US時間2024年11月11日に公開されておりますが、その期日が、あと半月となりました。

一般向けの Microsoft アカウントでも、アカウントの乗っ取りなどが増えており、課題も山積みですが、法人向けのものでもこうしたアカウントの管理に対するセキュリティ対策は急務。多要素認証の導入は必然ともいえるでしょう。

Microsoft では、すべてのユーザーとユーザーとなる組織のセキュリティを継続的に強化することに取り組んでおり、Microsoft Secure Future Initiative の柱の1つともなるのが ID とシークレットを保護すること。したがって、多要素認証 (MFA) は、ユーザー アカウントへの不正アクセスのリスクを軽減する実証済みのアプローチというわけです。

2025年2月3日以降、Microsoftでは Microsoft 365 管理センターにアクセスするすべてのユーザー アカウントに MFA の要求されるようにその仕様が変更されますので、ご注意ください。



<参照>




デル株式会社 デル株式会社

posted by クリック at 07:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MicrosoftOffice共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月14日

Microsoft 365 Family に切り替えたらライセンスが外れた...

そういうものなのか?よくわかりませんが、昨年暮れに Microsoft 365 Personal から、Microsoft 365 Family にライセンスを変更。

変更手続きは正常に行われて、残存期間も規定に基づいて引き継がれて、特に問題なく利用できておりました。そして、つい先日1月9日のUpdate Ver.2401(18324.20168)までは何も問題なかったわけですが、1月の更新である Update Ver.2412(18324.20190)を適用してから、これまで Microsoft 365 Personal で利用していた5台のPCのうち、1台を除きすべてサインアウトされて、ライセンス認証を求められるようになってしまいました。

Update が終わってびっくり、開いて、さてバージョンを確認するか?とみるとライセンス認証を求められる状態。

20250114-2-2.jpg

慌てて、Microsoft アカウントにサインインして、Microsoft 365 にサインインしているデバイスを見ると、当初は、1台以外はすべて外れている状況。かつては5台びっちり登録されていたのに。とりあえず、慌てて1台は再度追加したので、2台になっていましたが。

でもそんな事態になるとは想定外でした。


【改めてサインインすれば完了!】

冒頭でご紹介したよう、今回のケース。私の場合、Personal から Family へプラン変更した事が起因しているのかは不明ですが、とりあえず次の手順でライセンス認証し直してください。

20250114-2-3.jpg 20250114-2-4.jpg  20250114-2-5.jpg

1) Word でも、Excelでも何のアプリでもかまいませんので一旦起動します
2) ファイル>アカウント などと入って、「ライセンスの更新」をクリック
3) 「サブスクリプション確認のためサインインしてください」と表示されるので「サインイン」をクリック
4) 「Office ライセンス認証」と言うダイアログが表示されたら Microsoft 365 のサブスクリプションをご利用のアカウントでサインインしてください

サインインすれば、Microsoft アカウントの、サービストサブスクリプションにある「サインインしているデバイス」にも再び表示されるようになります。

まぁ〜、サインインし直せばいいだけな訳ですが、これまで Microosft 365 Personal で使用していたデバイスがサインアウトされてしまうというのは想定外でした... 一応、フィードバックもしておこうか?

仮に私と同じようなケースで、今回の Update 以降、再度ライセンス認証を求められるようなことがあった場合にはサインインし直してみてください。ちなみにこのUpdateは明日の更新の日に適用されるものです。最近、Office の更新については、時差の関係もあるのか? Windows Update の日の前日の夜に届くんですね... まとまって届くよりは、明日の負担も減るので便利と言えば便利なわけでもありますが。

さて明日は、Windows Update の日です... Update はさっさとやってしまいましょう!


【追加更新】

自宅に戻って、自宅の PC でも確認してみました。

20250114-3-1.jpg

当然ながら、Update前は問題ありません。
また Update 後、再起動前は問題ありませんでしたが .....

20250114-3-2.jpg 20250114-3-3.jpg

念のためいったん PC を再起動してみると、やはり「サブスクリプションが取り消されました」の表示がされて、サブスクリプションがはずれたことがわかります。

「サインイン」をクリックしてみると、「Office を利用できます」の画面が。「はじめに」をクリックしてライセンス認証を終えると....

20250114-3-4.jpg

正常な状態に戻りました。


<参照>




デル株式会社



HP Directplus -HP公式オンラインストア-
posted by クリック at 21:29| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | MicrosoftOffice共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

40周年アニバーサリーバージョン「一太郎 2025」のリリースが近づきました!

日本語ワープロソフトと言えば... 皆さん、どんなアプリを思い浮かべるでしょうか?
  • Microsoft Word
  • 一太郎
  • Pages(Apple)
  • Writer(OpenOffice, Libre Office)
  • Google Docs(Google)などなど
思い浮かべるといろいろ出てくるかと思います。

以前にも「Microsoft Word が、生誕40周年!」としてご紹介しましたが「Microsoft Word turns 40!」(Office Insider Blog)にもあるように Microsoft Word は、US時間2023年10月25日に40周年を迎えてます。

20250110-1-1.jpg

さて遅れること2年。実は次回発売される日本語ワープロの老舗「一太郎」(ジャストシステム)も、「40周年」を迎えることになります。共に日本の日本語ワープロを牽引してきた二つの製品です。この2月に発売される「一太郎2025」は記念すべき "40周年アニバーサリーバージョン" になるわけです。

ということで、今回は「一太郎2025」について確認してみました。


【根強いファンに支えられて40周年】

Microsoft Word」にしても、今回ご紹介している「一太郎」にしても、一時期 ワープロブームの際には、PCではなく、今では、まず見なくなった 日本語ワープロ専用機 と肩を並べ、日本語ワープロのシーンを支えてきたPC用のワープロソフトになります。

日本語なら「一太郎」と言う方も多いのではないでしょうか? そんな一太郎の 40周年アニバーサリーバージョン一太郎2025」。

私も一太郎は、Ver.5.0 ぐらいの頃から利用し始めて、途中、Lotus Super Office やら、Word Perfect(Corel)、さらには P1.EXE 何て言うワープロに浮気しつつも、実のところ現在も「一太郎」は、時々利用させて貰っています。

20250110-1-2.jpg

上記にもあるように「一太郎2025」にも様々な新たな機能が搭載されていますが、その魅力は卓越した日本語処理には、さらに磨きがかかって、古くからのファンの心をがっちりつかんで離しません。


【「一太郎2025」の動作環境】

新しい一太郎の機能は、言い出したらきりがないので、詳細は、「一太郎2025」をご確認いただくとして、ここでは大まかにその動作環境についてご紹介しておきます。

-- 対応OS:

Windows 10、Windows11
  • 一太郎自身は、64ビット版上では、32ビット互換モード(WOS64)で動作
  • ATOKについては、64ビット版でのみ動作。32ビット版では動作しません
  • ARM版 Windows は動作保証対象外
当然ながらサポート対象外のOSは、動作保証対象外になります。

2025年10月には、Windows 10 もサポート終了することになりますが、その後の対応についてはまだ未公開のようですので、Windows 10 がサポート対象外になったときに新規インストールにおいて何かしら問題が発生するものなのか?は不明です。


【注目される機能】

執筆がはかどる機能と環境」にもありいますが、音声入力や文字起こしといった機能が大幅に向上しているようです。

20250112-6-1.jpg 20250112-6-2.jpg 20250112-6-3.jpg

もちろんこれ以外にも 「新機能・強化機能」にもありますが、一太郎の文書校正機能、ATOKや、プラチナパック利用者が利用可能な辞書機能や、JustPDF、花子、Just Office 5(Just Note5、Just Calc5、Just Focus5など)そして、40周年記念フォントパック(モリサワ、イワタなどから厳選された20書体)は、一太郎をサポートするツールが盛りだくさん。そしてそれぞれが毎年バージョンアップして、機能強化されています。

40周年を迎える一太郎。2月7日(金)の発売日まであとわずか。私もすでに予約しましたが、ちょっと楽しみです。


<参照>



HP Directplus -HP公式オンラインストア-


SPRING JAPAN公式サイト

posted by クリック at 11:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 一太郎/ATOK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

1月も第二週目。今年は、早くも3回目の更新になります。

本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

20250114-1-1.png
・Microsoft Excel 16.94.25011310
・Microsoft OneNote 16.94.25011310
・Microsoft Outlook 16.94.25011310
・Microsoft PowerPoint 16.94.25011310
・Microsoft Word 16.94.25011310

今回は、Excelにも到着。Excel も同じバージョンまでバージョンアップした形になっています。
ちょっと前になりますが、画像にもあるように、OneDrive についても、1/11 に更新されていたんですね。

・OneDrive 24244.1204

今回リリースされた更新プログラムに関して、現時点で公開されている情報は特にございませんでした。今後情報が公開された折には改めてご紹介させていただきます。

ところで現段階での Office for mac の更新状況を改めて確認してみました。

Office for Mac の更新履歴」によると現時点での、最新チャンネルの更新状況は以下の通りです。

・2024年12月10日 リリース Ver.16.92 (24120731)

昨日も、


をご紹介しましたが、対象バージョンが、Ver.16.91 (ビルド 24111020) 以降 となるので、当然ながら Office for mac でも最新チャンネルについては利用可能になっていますので、ぜひお試しください。

おっと、明日は Windows も含めて Update の日でしたね。
最新チャンネルも、明日にはさらに新しいバージョンへと変わっていくことでしょう。









海外現地オプショナルツアーなら【VELTRA(ベルトラ)】

posted by クリック at 10:45| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Word | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月13日

SRT ファイルを利用したキャプションの挿入に対応!【PowerPoint】

PowerPoint において、そのキャプションに SRT(SubRip Text)形式 のファイルが利用できるようになりました。

20250112-2-1.jpg

Microsoft 365 Insider Blog にて、US時間1月8日に公開されたブログで、SRT ファイルに対応することが公開されましたが、Windows のみならず、Mac、Web とすべての製品で利用可能になっています。


【SRTファイルとは?】

「字幕ファイル」とも言われている SRT ファイルですが、動画のキャプションとして表示させるためのテキストデータです。

20250112-2-2.jpg

PowerPoint でメディアにクローズド キャプションまたは字幕を追加する」にもありますが、従来のPowerPoint であれば WebVTT 形式のデータを挿入する形で行っていましたが、今回こちらに新たに「SRT形式」でも挿入が可能になりました。

障碍のある方のためにアクセシビリティの高い PowerPoint プレゼンテーションを作成する」にもありますが、もともとは、アクセシビリティの機能の一環として提供されているわけでもありますが、もちろん障碍の有無にかかわらず、「字幕」があった方がより分かりやすいケースって多々あるわけで、PowerPoint でのプレゼンテーションに動画を挿入する場合には有効に利用したい機能の一つです。

ブログの中でも「When it comes to captions and subtitles, many of you use the SubRip Text (SRT) format in your favorite apps and services, and you told us you would like to be able to use them in PowerPoint as well, without having to convert them first.」(キャプションと字幕に関しては、多くの人がお気に入りのアプリやサービスでSubRip Text(SRT)形式を使用しており、最初に変換せずにPowerPointでも使用できるようにしたい)とあるようにフィードバックを受けての今回の機能追加となったものです。

今回、「Caption videos in PowerPoint with SRT files」の中で「These files are converted to the WebVTT format upon insertion to ensure great compatibility with earlier versions of PowerPoint and major web browsers.」と説明されているように、これまでの PowerPoint や Webブラウザと互換性を維持するため、PowerPoint では、SRT形式のファイルを PowerPoint 側で WebVTT形式に変換して再生できるようにしているようです。


【対象製品】

その対象製品は以下の通りとなっています。
  • Windows: 最新チャンネル Ver.2411 (ビルド 18227.10000) 以降
  • macOS: 最新チャンネル Ver.16.91 (ビルド 24111020) 以降
  • Web: Windows または macOS で 16.0.18306.40500 以降
ということですでにMicrosoft 365 などで最新チャンネルの製品をご利用であれば、きっとこの機能は利用可能になっているはずです。


【SRTファイルの作成とPowerPoint上の動画への挿入】

-- SRT ファイルの作成:

ブログの中では、その「Tips and tricks」の中で、SRTファイルを作成・編集にあたっては、Clipchampなど SRTをサポートするアプリやサービスを使用するようにとありますが、そうしたアプリを利用しなくても、実際には、「メモ帳」があれば可能です。

20250112-3-1.jpg 20250112-3-2.jpg 20250112-3-3.jpg

ちなみに「ビデオのクローズド キャプションを作成する」の中では、WebVTTフォーマットのキャプションの作成方法が紹介されていますがほぼ一緒です。

作成にあたって注意したいのは、やはりブログの「Tips and tricks」の中でも紹介されていますが、エンコーディングには、PowerPointや他の多くのアプリやサービスとの互換性を考慮して「UTF-8」形式にしておくことがポイントです。

-- SRTファイルの一例:

手元の最新チャンネルの PowerPoint では、すでに利用可能になっていましたので試してみました。

(PowerPoint に動画を挿入する)

今回は試しに「ストック画像」から、「ビデオ」を選択し、窓の外に雪の降る動画(10秒程度)を挿入してみました。

20250112-3-4.jpg

ここにキャプションを挿入してみましょう。

(SRTファイルの作成)

1) メモ帳を開きます。この際、ステータスバーに「UTF-8」と表示されている点を確認しておきましょう。仮に「ANSI」などほかのものになっていた場合には、最後に保存する際に、「文字コード」のところで、「UTF-8」を選択して変更してください。

20250112-4-1.jpg 20250112-4-2.jpg

2) 以下の画像にあるようにデータを入力します

20250112-4-3.jpg

-- 作成内容:

1)判別しやすいように、メモ帳では、"1" とか "2" のように見出しをつけていますが、こちらはなくても問題ありません

2)時間の設定

20250112-4-4.jpg

  00:00:00,000  の部分:「時間:分:秒, 1/1000の数値」で構成します
  00:00:00,000 --> 00:00:00,000 のように、何秒から何秒までと、「-->」で時間を指定します

3)キャプションの内容は、時間の下に入力します

4)2つ目のキャプションを指定する場合には、必ず1行開けます

5)ファイル>名前を付けて保存 として保存する際には、ファイルの種類をいったん「すべてのファイル」に変更し、エンコードもきちんとUTF-8形式になっていることを確認し「***.srt」としてわかりやすい場所に保存します

20250112-4-5.jpg

(PowerPoint に挿入する)

では次に作成したSRTファイルを、PowerPoint に挿入してみましょう!

1)PowerPoint の画面上に挿入された動画データを選択し、再生タブ>キャプションの挿入>キャプションの挿入 とクリックします

20250112-4-6.jpg

2) エクスプローラーの画面が表示されたら、先ほど作成した SRTファイルを選択し挿入をクリックします

20250112-4-7.jpg

これで完了です。

PowerPoint に挿入された動画データを再生してみましょう!

20250112-4-8.jpg 20250112-4-9.jpg

時間の経過とともにキャプションが変わっていくことも確認できますね。
そして、もう一枚のビデオを挿入して、スライドショーを再生すると....

20250112-5-1.jpg 20250112-5-2.jpg

こんな感じで動画が再生できますね。

今回は、新たに PowerPoint に 追加された SRT ファイルの挿入についてご紹介いたしました。
ぜひご活用ください。


<参照>




デル株式会社 デル株式会社



Dynabook Direct
posted by クリック at 07:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | PowerPoint | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月12日

Excel で書式設定をしても全く設定が反映されない

ちょこっとした設定の違いで、あれ? どうしてできないの? っていうことよくありますが、今回ご紹介する事例もその一つになります。

20250112-1-1.jpg

何気ないExcelの表ですがどこか変ですよね?


【左揃えでもないのに数値が左に寄っている】

冒頭でご紹介した画像だとわかりずらいので、あえて単価や数量のところの値が左に揃ってしまっているのであえて右揃えにしてみました。

20250112-1-2.jpg 20250112-1-3.jpg

でも上記のように右に揃わない。かといって、別のシートに数値を入力すれば、数値であれば標準では右揃えになります。
また「リンゴ」などの文字列の入っているセルの文字位置の設定や、罫線などの書式設定は問題なく反映されます。


【「数式」を入力してみて判明】

で試しに、合計欄に数式を設定してみました。

20250112-1-4.jpg 

あれ? 数式がそのまま表示される...ってことで、Excel のオプション画面を確認すると.... 「計算結果の代わりに数式をセルに表示する」がONになっていることが判明。

20250112-1-5.jpg 20250112-1-6.jpg

何かのタイミングでこの設定がONになってしまったようです。ちなみに今回のこの部分の設定は、Excel そのものの設定が変わってしまうわけではなく、あくまでも該当の「シート」のみに、その設定が反映されるようです。なので、同じブックでも別のシートには影響がなかったわけですね。


<参照>




デル株式会社


HP Directplus -HP公式オンラインストア-

posted by クリック at 09:20| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Excel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月11日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

Beta Channelに次の更新プログラムが到着しております。

本日確認致しました更新プログラムは、以下の通りです、

20250111-1-1.png
・Microsoft OneNote 16.94.25010812
・Microsoft Outlook 16.94.25010812
・Microsoft PowerPoint 16.94.25010812
・Microsoft Word 16.94.25010812

以上となっています。今回は、Excel には更新プログラムは到着しておりませんでした。遅れて到着するのかもしれませんが、その場合には追加で、次回の更新までなければ次回改めてご紹介させていただきます。

現時点で、今回の更新プログラムに関して、公開されている情報は特にございませんでした。
今後情報が公開された折には改めてご紹介させていただきます。









海外現地オプショナルツアーなら【VELTRA(ベルトラ)】
posted by クリック at 07:13| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | MAC版Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月10日

Windows の基本操作 Vol.2025-1-2 Windows のセキュリティ機能 〜Windows セキュリティ と Microsoft Defender

Windows 10 にしても、Windows 11 にしても、Windows には標準でウィルス対策機能が搭載されています。それが「Windows セキュリティ」と言うソフトです。以前は「Windows Defender」とも呼ばれていました。

一方で、Microsoft 365 Personal などの一般向けのサブスクリプションをご契約いただいていると、これに加えて「Microsoft Defender」と言うセキュリティ機能が利用できるようになります。

以下の画像にもあるように、タスクバーの隠れているインジケーターの部分をクリックすると似たようなアイコンが2つ表示されている方もいらっしゃるかもしれませんね。

20250108-1-1.jpg 20250108-1-2.jpg 20250108-1-3.jpg

今回は、この2つのセキュリティ機能の違いについてご紹介いたします。


【似て非なる2つのアプリ】

当然ならが、「Windows セキュリティ」と「Microsoft Defender」という2つのアプリ。ちょっと前だと同じ「Defender」シリーズだったので混乱しそうですが、現在は名称も違うので、迷うことはなさそうですが。もちろんこれらのアプリ、セキュリティで守っている部分も違っていたりします。

1) Windows セキュリティ:

もともとは、Windows XPの時にウィルス対策ソフトとして提供されていたものですが、現在はOS標準搭載のウィルス対策機能として使用されています。当初は、「Windows Defender Security Center」とも呼ばれ、「Microsoft Defender の使用を開始する」にもありますが、「ウイルス対策Microsoft Defender、ウイルス、ランサムウェア、その他のマルウェアから保護するのに役立つウイルス対策ツール」が含まれています。現在は「Windowsセキュリティ」と呼ばれています。

2) Microsoft Defender:

Microsoft Defender の使用を開始する」にもありますが、「マルウェアの保護、Web 保護、リアルタイムのセキュリティ通知、セキュリティに関するヒントを使用して、人々や家族がより安全なオンラインを維持するのに役立つセキュリティ アプリ」です。Microsoft 365 Personal や Family と言ったサブスクリプションの契約のある方が利用できる機能になります。


他にも、法人向けに提供されている「Microsoft Defender for Endpoint」と言うアプリもあり、こちらは、Microsoft 365 E3 や E5 と言った法人向けパッケージに含まれています。


【Microsoft Defender の様々な機能】

Windows セキュリティWindows Defender は、端的に言えば、ウィルス対策ソフトになりますが、Microsoft Defender はそれを補完するソフトになりますので、Windows Defender ではカバーされていない機能などもあったりします。

20250108-2-1.jpg 20250108-2-2.jpg

その一つが、「VPN」。フリーのWi-Fi などを使用する際に、その信号のやり取りを暗号化するための機能です。Microsoft Defender にはそんな機能もついていたりするんですね。

20250108-2-4.jpg 20250108-2-3.jpg
  1. 自分の位置情報
  2. 残りデータ量
  3. リセットまでの日数
と言った項目が表示されます。「自分の位置情報」のところの、"!" の部分をクリックすると「VANがオンの場合、デバイスの場所とIPアドレスは非表示になります。これにより、広告主、ハッカー、その他の第三者が個人情報や閲覧習慣を収集するのを防ぐことができます。」とあります。

50G/月の通信量を保護してくれるわけですが、注意したいのは、同じアカウントでサインインしているデバイスの合計の通信量になるので、複数のデバイスをご利用の場合には注意が必要です。


【保護対象はWindowsだけじゃない!】

さて上記で触れた「Microsoft Defender」ですが、ウィルス対策以外の機能が中心ですが、これはあくまでも Windows 向けのもの。Windows には少なくとも、「Windowsセキュリティ」が入っているので、仮にサードパーティ製のセキュリティソフトが入っていなくても、「Microsoft Defender」は、ウィルス対策までする必要がないからです。

Microsoft Defender の使用を開始する」をご覧いただければおわかりいただけると思いますが、
  • マルウェア対策
  • Web 保護
  • ID の盗難の監視
と言ったところがその柱になります。

さらに Microsoft Defender は、何も Windows だけではなく、Mac、iOS、Android も保護対象として導入が可能です。


セキュリティソフトとして、Norton、ウイルスバスター、McAfee、Kaspersky、ESET などと言ったセキュリティベンダーの提供するアプリを導入されている方もいらっしゃるかもしれませんが、こうしたアプリを導入した場合、「Windows セキュリティ」は自動的に無効になります。また「Microsoft Defender」は、こうしたアプリと共存して動作するようになります。ということで基本的には、こうしたものが他社ベンダーのアプリとバッティングして、何かトラブルになるということは少ないものを思われます。ただし、セキュリティベンダーの提供されるアプリを導入しても「Windows セキュリティ」は削除されるわけでもなく、また厳密には完全に「Windowsセキュリティ」が無効化されるわけでもないようなので、ポリシーなどを利用して無効化する必要も出てくるかもしれません。

Microsoft 365 Personal などのサブスクリプションをご利用の方は、Microsoft Defender について一度すでに導入済みかどうか確認してみてはいかがでしょうか?


<参照>




デル株式会社



VAIO STORE

posted by クリック at 20:02| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Windows全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月07日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

年末年始もそろそろ落ち着いて、2025年がやっと動き出した感じになりました。

早くも本年2回目の更新が到着しておりますので、ご紹介いたします。本日到着した更新プログラムは、以下の通りです。

20250107-1-1.png
・Microsoft Excel 16.94.25010614
・Microsoft OneNote 16.94.25010614
・Microsoft Outlook 16.94.25010614
・Microsoft PowerPoint 16.94.25010614
・Microsoft Word 16.94.25010614

となっております。

今回の更新プログラムに関して、現時点で公開されている情報は特にございませんでした。
今後情報が公開された折には荒rためてご紹介させていただきます。

ところでちょっと前からのようですが、「最近の OneDrive の問題に関する修正プログラムと回避策」の中で、「OneDriveに保存されているファイルを開いたり保存したりすると macOS アプリがハングする」という問題がまだ調査中とあるので、未解決のままのようです。macOS 15 がその対象とのこと。

20250107-1-2.jpg

一応暫定的な回避策も提示されておりますので、おかしいな?と思われていた方は参考にしてみてください。









海外現地オプショナルツアーなら【VELTRA(ベルトラ)】
posted by クリック at 10:32| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MAC版Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月06日

BitLocker 暗号化と個人データの暗号化

Windows 11 も、24H2 がリリースされてしばらくたちますが、様々な不具合も確認はされていおりますが、とりあえず不具合ではありませんが、あれ?と思った点を取り上げてみました。


【BitLocker 暗号化がデフォルトで有効になる?】

昨年になるのでちょっと前ですが、PCを起動すると回復キーの入力を求められて起動できなくなるトラブルが続いた時期がありました。

20240714-1.jpg
さてそんな BitLocker 暗号化やデバイスの暗号化といった機能が、Windows 11 Ver.24H2 からはデフォルトで有効になるという話題があります。その始まりは、おそらく「Microsoft is enabling BitLocker device encryption by default on Windows 11」(TheVerge)の報道。

20241106-5-3.jpg

ただし、Ver.23H2 から更新アシスタントでアップグレードした場合には有効にならずクリーンインストールした場合には有効になるようです。

今回、手元のPCで、Ver.24H2 に更新アシスタントを利用してアップグレードものについては、Bitlocker の暗号化は無効のままでした。

ただし実際にクリーンンインストールされている例をネットで検索してみると、ローカルアカウントであっても Bitlocker は有効化されているようなので、Microsoft アカウントなどでサインインすれば、Microsoft アカウントに Bitlocker の暗号化キーはバックアップされますが、ローカルアカウントの状態で使っていて自分で確認してバックアップしていない状態だったりするケースで、トラブルになって Bitlocker の回復キーを求められるようになると対処のしようがなくなってしまいますのでくれぐれもご注意ください。

Microsoft のブログや新機能の紹介記事を確認する限りでは、「OEM 向け Windows 11 での BitLocker ドライブ暗号化」の「BitLocker 自動デバイス暗号化のハードウェア要件」の中で要件が緩和されていることに言及。また「保護はユーザーが Microsoft アカウントまたは Azure Active Directory アカウントを使用してサインインインした後でのみ有効になります。 それまでは保護が中断され、データは保護されません。 BitLocker 自動デバイス暗号化はローカル アカウントでは有効になっていません。」ともあるのですが、実際にクリーンインストールされている例で見ると、ローカルアカウントでもデフォルトで有効化されているケースも散見されるようです。

そもそもこの機能が必要か?不要は?はともかくとして、暗号化してPCを保護すること自体は、いいことなわけですし、それをちゃんと利用者が把握して、管理できていればいいだけのことなので、こうした報道を機にしっかり自身のPCについても確認しておくことが大切です。

20241106-5-1.jpg

さて Windows 11 Home で利用可能な "デバイスの暗号化" については、富士通の例ですが「デバイスの暗号化 / BitLocker ドライブ暗号化について教えてください」(富士通)の中で、「デバイスの暗号化について」のところを開くとありますが、この機能が搭載されているPCの場合には、「デバイスの暗号化を搭載している機種は、Microsoft アカウントでサインインしたときなどに、自動的にデバイスの暗号化がオン(有効)になります」とあるので、一般向けの Windows 11 Home のPCについても、Microsoft アカウントでサインインをすると自動的に「デバイスの暗号化」は有効になり、その回復キーは Microsoft アカウント上にバックアップされるとあります。

ただしこの辺りも先ほどの BitLocker 同様 Ver.24H2 以降は、デフォルトで有効化されているとなると、ローカルアカウントなどでサインインしてても有効化されている可能性も高いので、確認の上、回復キーのバックアップは忘れないようにしてください。

デバイスの暗号化や、Bitlocker の暗号化を有効化されている場合には、回復キーの確認及びバックアップはご自身で控えていただく必要がありますので、くれぐれもご注意ください。


【個人データの暗号化(PDE)とは?】

さて今回手元のPCで、Ver.24H2 について気になったのが実はこの機能でした。

アップグレードで、BitLocker は無効のままで問題なかったわけですが、ある時 気が付いたら、この PC で作成しデスクトップに保存したデータをUSBメモリに保存して別のPCで開こうとしたら開けない....

20241106-5-4.jpg 20241106-5-5.jpg 20241106-5-6.jpg

アプリによって表示されるメッセージも多少異なりましたが、上記のような感じでした。

20241106-5-2.jpg

改めて、デスクトップ上の該当データのアイコンを確認してみると、アイコンに鍵のマークがついておりました。つまり、「PDE」(個人データ暗号化)が設定されている状態なわけです。

確認のため、ローカルフォルダを確認。ドキュメントや、ピクチャーなどのフォルダは暗号化はされておりませんでしたが、どういうわけか? デスクトップのみ暗号化が有効になっておりました。
つまりは、デスクトップにデータを保存すると個人データの暗号化PDE)が有効になって保持されるということになります。


【Ver.22H2で搭載された機能】

この「PDE」(個人データ暗号化)自体は、Windows 11 Ver.22H2 で追加された機能になります。当然ながら、搭載されていても手元のPCでは、Ver.23H2 で使用している段階では有効にしていなかったので、無効のままだったわけです。しかし Ver.24H2 になって、どういうわけか?「デスクトップ」のみ、この機能が有効化されておりました。

ただしその後、別の Windows 11 Ver.23H2 で、Windows Update にて自動で Ver.24H2 にアップデートしてみたPCでも確認したところ、この時の様な症状はなく「PDE」については、あくまでも自動で有効になるような症状は確認できませんでしたので問題はなさそうです。

この機能が有効な状態でデスクトップにデータを保存すると、その保存されたデータは自動的に暗号化が適用されます。現時点で自分のPCが有効になっているかどうかは、以下の手順でも確認できます。
  • エクスプローラーを開いてみて、デスクトップを右クリックしてプロパティを開きます
  • 全般タブ>「属性」のところにある「詳細設定」を開きます
  • 「圧縮属性または暗号化属性」のところで「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」にチェックが入ってればONの状態です
必要に応じて、ON あるいは OFF としてご利用ください。


【BitLocker と PDE の違い】

さて同じ暗号化でもこの2つには違いがあります。どちらも Windows 11におけるデータ保護を目的とする機能ですが、その範囲に違いがあります。その違いについて簡単に見ていくことにしましょう。
  1. BitLocker:ボリューム全体を暗号化
  2. PDE:ファイル・フォルダ単位での暗号化

1) BitLocker

BitLocker は、ボリューム全体を暗号化するもので、システムの起動時、すべてのデータを一度に暗号化・復号化し保護します。ただし起動してしまえばすべてのデータにはアクセスができるようになります。


2) PDE

PDEは、文字通り個人データを暗号化するもので、ファイル・フォルダ単位で行え、ボリューム全体の BitLocker に比べるとより細かな対応が可能になるものです。利用するユーザーが個人でデータを管理するのに役立つ機能です。さらにネットワーク越しのアクセスを制限する特徴もあり、PDEで保護されたデータは、ネットワーク上の共有フォルダからではアクセスできないため、データ流出のリスク低減にも寄与するわけです。


【Ver.24H2 からはエンタープライズユーザー向けにも】

さてこの「PDE」ですが、「Personal Data Encryption folder protection now available」(2024/12/20)の Windows IT Pro ブログにも紹介されていましたが、「The new Personal Data Encryption known folder protection capability is now available on Windows 11, version 24H2 Enterprise and Education editions.」とあるように、Enterprise エディションと Education エディションでも利用できるようになったようです。


<参照>




デル株式会社



VAIO STORE
posted by クリック at 09:50| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Windows11 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月05日

Outlook(new) における PST ファイルへの対応

2024年末をもって、ついに Windows の「メール」「カレンダー」の各アプリに提供およびサポートが終了し、年が変わって 2025年1月 からは完全に Outlook(new) へと移行になりました。

20250104-1-1.jpg

さてご存じない方もいらっしゃるかと思いましたので、改めて 「PST」ファイルと 「Outlook(new)」の現在の関係性についてご紹介させていただきます。


【Microsoft Outlook と Outlook(new)は全く別のアプリ】

まずはこんなところから。Microsoft Outlook(Outlook2016、Outlook2019、Outlook2021、Outlook2024、Outlook365)といったアプリと、「Outlook(new)」は全く別のアプリになります。

20250104-1-2.png

現在は、Microsoft Outlook は、「Outlook(classic)」とも呼ばれ、スタートメニューをたどってみていただくと、Microsoft Outlook が導入されているPCの場合には、「Outlook(new)」と「Outlook(classic)」が並んで表示されていることからもお分かりいただけると思います。

この他にも「Outlook on the web」なんていう Web版の 「Outlook」もありますが、こうしたものすべてを含めて「Outlook」ブランドというわけで、これらのアプリやサービスはこのブランドを構成する要素ということになります。またそれぞれが、その機能も利用方法も異なります。


【Microsoft Outlook のデータファイル】

Microsoft Outlook に、POP形式でアカウントを設定すると、メッセージデータや、スケジュールや、アドレス帳などのデータは、個人用データ(PST)ファイルとして、デフォルトでは、Cドライブ内のログインユーザー配下の ドキュメント>Outlookファイル というフォルダ内に保存されています。

20250104-2-1.jpg

Outlook データ ファイル (.pst および .ost) の概要」にもありますが、IMAP形式で設定されていた場合、オフラインデータファイルとして、「OST」ファイルという形で保存されているケースもあります。

ちなみに「OST」ファイルについては、「オフライン Outlook データ ファイル (.ost) ファイルからインポートすることはできません」とあるように、このデータは、そのままデータをインポートして復元するといった形では利用できません。


【「Outlook(new)」はインターネット接続が必須】

Microsoft Outlook /Outlook(classic)と、Outlook(new)の大きな違いは、オフラインで利用できるかどうか?の部分でもあります。
Microsoft Outlook の場合には、インターネットの接続がなくても、PC内にデータが保存されているので、新規の送受信はできなくてもメールも起動しますし、受信済みのデータなどは見ることも可能です。

これに対して、Outlook(new)は、データをPC内に保持されておりません。インターネットがつながって、クラウド上に保持されているデータを閲覧する形で動作するものなので、インターネット接続ができていない環境では、利用できません。

新しい Outlook と従来の Outlook の機能の比較」にはそれ以外のものも含めて、その違いについて紹介されていますので、ぜひご参照ください。


【PSTファイルへの対応は?】

メールアプリ → Outlook(new)
への移行はこれである程度ご理解いただけると思いますが、では、

Microsoft Outlook → Outlook(new)
への移行は、まだまだ時間がかかります。

その一つには、従来の Microsoft Outlook で使用していた PST ファイルとの互換性の問題があります。

現在の Outlook(new)では、これまでの Microsoft Outlook が使用していた PST ファイルをインポートすることもできません。

-- Microsoft 365 ロードマップによる情報:

以前にもこのPSTファイルへの対応について、


で紹介した当時は、2025年3月ということで、「Outlook: Initial version of PST support in new Outlook for Windows」に、2024/6/6付で公開されておりました。

20250104-2-2.jpg 20250104-2-3.jpg

その後、2024/11/12付の更新で、そのロールアウトが "January 2025" に更新されておりました。そしてその内容は....

20250104-2-4.jpg 20250104-2-5.jpg

Microsoft Edge (Bing 翻訳)で翻訳してみると....

20250104-2-6.jpg

っていうことで、その第一フェーズとして、読み取り専用という形で2025年1月にロールアウトされるようです。まもなくってことですね。
ただしこの段階ではPSTファイルを開いて、ここに保存されているメッセージデータや、カレンダー、アドレス帳のデータを見ることが可能になるだけで、インポートなどはまだできないようです。次のリリースで、サポート機能が拡張されるようなので、PSTファイルを取り込めるようになるのはまだ先のようです。

今後の更新に期待しましょう。

メールアプリは、Outlook(new)になりましたが、昨年開催された Microosoft Ignite 2024 の時の情報ということで、「What’s new and coming to Microsoft Outlook – Ignite 2024」のブログでも紹介されていますが、今後数年をかけて、その互換性をサポートしつつ Microsoft Outlook / Outlook(classic)も Outlook(new)に変わっていくことになります。

昨年秋にリリースされた「Microsoft Office Home 2024」では、その製品構成から、"Microsoft Outlook" がなくなりました。Outlook(classic)から、Outlook(new)へのシフトも着々と進んでいます。


<参照>




デル株式会社 デル株式会社



HP Directplus -HP公式オンラインストア-
posted by クリック at 08:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Microsoft Outlook/New Outlook | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月04日

Office のトラブルシューティングツールの仕様変更

Microsoft Office でトラブルが発生した際、再インストールするために用意されていた「アンインストール」ツールの仕様が変わったようです。

これまでであれば、Office の完全アンインストールするには、Microsoft より「SaRA」(Microsoft サポート/回復アシスタント)というツールを利用してアンインストールができました。

20250103-1-1.jpg


上記の際にも、このツールをダウンロードしてインストール。そして実行して削除という手順で削除する方法をご案内いたしました。またこの際には、このツールが実行できない場合に、コマンドプロンプトを利用した実行方法などもご紹介しました。


【ツールの仕様変更】

さて本日たまたま Office の修復でも起動できないため、久々にこのツールを利用してアンインストールしてみようと「PC から Office をアンインストールする」にアクセス。

20250103-1-2.jpg 20250103-1-3.jpg  20250103-1-4.jpg

アンインストール のトラブルシューティング ツールを使用して Microsoft 365またはOffice をアンインストールする」のところで、「アンインストール」をクリックすると、従来のようなサポートツールのダウンロードに進むのではなく、お問い合わせの画面が表示されました。

20250103-2-0.jpg 20250103-2-1.jpg 20250103-2-2.jpg

画面に従って、アンインストールを実行するとコマンドプロンプトの画面が起動し、削除がスタート。

20250103-2-3.jpg

ここでタスクマネージャーで確認してみると「SaRACmd.exe」と「お問い合わせ」が動作していることが確認出来ます。

画面では、完了するまで待つようにと表示されており、"アンインストールするプロセスが開始されました" とも表示されておりました。
ということで、バックグラウンドで、作業は進んでいるようで、アプリはなくなり、ファイルの関連付けも外れてExcelのファイルなどは、関連付けされていない白いアイコンに。

しかし数十分たってもいっこうに完了したという表示はでませんでした。あきらめてある程度時間を待って、コマンドプロンプトの画面を終了させ、PCを再起動したうえで、再度インストールしたことで、今回の Office 自体は正常に動作するように無事回復しておりましたが、この時のPCの状態にもよるんでしょうけど、今回は残念ながら完了の文言を確認するには至りませんでした。

さて「Microsoft サポート/回復アシスタント」ツールがこのように、画面をクリックするとコマンドベースで自動で削除してくれる... というのは余計なプロセスを踏まなくていい分、初めての人にとってはわかりやすいのかもしれませんが、従来のツールになれている人にとっては、「あれ?」ってなってしまいますね。


【従来のツールの入手先】

さてこうして「Microsoft サポート/回復アシスタント」ツールの仕様が変わっても、それはそれでちゃんと動作してくれるのであればいいわけですが、でもやっぱり従来のツールの方がいい... と言う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

現在はまだ移行期のようで、Easy Fix ツールの紹介しているサイトなど、Microsoft の Web サイトでも別のところからだと従来の「SaRA」(Microsoft サポート/回復アシスタント) のダウンロードもできるようでした。

いくつかの MS のサイトで、Office の削除方法を紹介しているサイトを確認してみると、現時点ではサイトによってダウンロードされるものが異なるようでした。

がダウンロードできるようです。

とりあえず今後どうなるかはわかりませんが、今回確認した限りでは、「ビデオ: Office をアンインストールする」からであれば、従来の「Microsoft サポート/回復アシスタント」ツールがダウンロードできますので、こちらからツールをダウンロードしてみてください。



<参照>




デル株式会社



VAIO STORE
posted by クリック at 09:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MicrosoftOffice共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月03日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

新年早々、Beta Channel には、Happy New Year Update ? が到着しております。

今回到着した更新プログラムは以下の通りです。

20250101-5-1.png
・Microsoft Excel 16.94.25010122
・Microsoft OneNote 16.94.25010122
・Microsoft Outlook 16.94.25010122
・Microsoft PowerPoint 16.94.25010122
・Microsoft Word 16.94.25010122

以上となっております。

今回の更新内容に関して、現時点で公開されている情報は、特にござしませんでした。
今後情報が更新された折には、随時ご紹介させていただきます。

さすがにこの時期だとブログなどの更新はそうそうされることもなく落ち着いたものですね。









海外現地オプショナルツアーなら【VELTRA(ベルトラ)】
posted by クリック at 19:30| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MAC版Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月02日

Windows の基本操作 Vol.2025-1-1 HEIC/HEIF/HEVC を Windows の PC で利用する

iPhone や iPad といった Apple 製デバイスで採用されている HEIC/HEIF/HEVC といった画像・動画ファイル。
高画質な状態を維持して、ファイルサイズをおおよそ1/2へと大幅に圧縮してくれる非常に便利なファイル形式です。
  • HEIC= High Efficiency Image Coding
  • HEIF= High Efficiency Image File Format
  • HEVC= High Efficiency Video Coding
HEIF は、効率的に画像ファイルを扱うために策定された規格です。そしてHEIC は、HEIF の規格をベースとして誕生した具体的な画像ファイル形式の一つになります。HEVC は、HEIF の動画版のファイル形式といった感じです。


【拡張機能が必要】

Apple の世界では一般的でも、Windows の世界ではまだまだ一般的な地位を確立していないものって色々あるわけですね。
なので、Windows 上で扱うには、HEIC であれば JPEG、HEVC であれば MP4 などに変換する必要が出てきます。

しかし一方で、Windows の方も着々と変わりつつあります。現在の Windows 11 であれば、このファイル形式も何もしなくても表示・再生できるようになっています。

2017/9/19 にリリースされた iOS 11から iPhone にて新しい写真(HEIF) ・ 動画(HEVC) 形式が採用されているわけですが、それから大幅に遅れること数年。2022年9月20日にリリースされた Windows 11 Ver.22H2 からは、HEVC 形式が標準でサポートされるようになりました。Ver.22H2 ということは、すでに 2024年10月8日 にはサポートが終了している OS になるので、現在有効な Ver.23H2 あるいは Ver.24H2 をご利用であれば、少なくとも Windows 11 は対応しているわけですね。

もっとも、Windows 10 の場合には、Microsoft が提供する純正のものであれば、Microsoft Store にて検索して、120円を払って拡張機能(「HEVC ビデオ拡張機能」)をインストールしないと利用できません。
  1. HEIF 画像拡張機能(Microsoft)
  2. デバイス製造元からの HEVC ビデオ拡張機能(Microsoft)


【拡張機能に頼らないでPCに取り込む】

PCに取り込めても、拡張機能がなければ表示も再生もできないので意味ないわけですが、拡張機能を導入せずにPCに取り込むそんな方法もあったりしました。「写真の拡張子がHEICファイルで見れません。PCで開いたり変換する方法は?」(nojima) の中で紹介されていた Google フォトを介して取り込む方法。

Google フォト上では、HEIC は普通に利用できますが、これをPCに取り込む前にひと手間加えれば、JPEG 画像として、保存することも可能になるようです。
またさらに同サイトによれば、 iPhone などで転送設定のところで、転送の際の形式を JEPG や MOV 形式に変換するように設定することも可能なようですね。


-- Apple のデバイス側で設定をオフにする:

さらには PC側 ではなく、iPhone などのデバイス側で設定を変更してしまうということも可能です。

現在の iPhone や iPad では、標準でこの機能が有効になっていますが、「Apple 製のデバイスで HEIF/HEVC メディアを扱う」(Apple)にもありますが、Windows との互換性を優先するように Apple のデバイス側の設定を変更してしまうことも可能です。
  • 設定>カメラ とタップします
  • "フォーマット" をタップし、"互換性優先" を選択します
とすることで変更すれば、JPEG、あるいは H.264 フォーマットで保存されるようになります。


いろいろやり方はあるようなので、120円払って拡張機能を導入してしまう方が簡単かもしれませんが、使い勝手のいい方法でご利用になってみてください。


<参照>




デル株式会社



SPRING JAPAN公式サイト
posted by クリック at 08:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Windows全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月01日

Windows 11 Ver.24H2 で、12月に新たに加わった既知の問題とセーフガードホールド

以前にも、Windows 11 Ver.24H2 の既知の問題について取り上げたこともありましたが、2024年12月に追加された既知の問題と、対象機種に対するセーフガードホールドの状況について改めてご紹介させていただきます。

20240101-1-1.jpg 20240101-1-2.jpg

上記の画像のように、「Windows 11、バージョン 24H2 の既知の問題と通知」にアクセスするとご覧いただけると思いますが、その後の更新などで "解決済み" になっているものもある一方、後から加わったものもいくつかあります。

20240101-1-3.jpg

そんな中で注意した方がいいのが、

20240101-1-4.jpg 20240101-1-5.jpg
の2つ。特に、「cridspapo.dll を備えたディラック オーディオがある一部のデバイスでは、オーディオ出力が失われる可能性があります」の方については、Update 後に音が出なくなるといったトラブルなわけですが、「Dirac Audio を含む一部のデバイス」で発生するもののようです。

Ver.24H2 のリリース後で、この既知の問題が発表される前に富士通のPCなどで音が出なくなる症状を確認していましたが、富士通のPCなどにも該当機種もあるようで、富士通のサイトには修正プログラムも出ていたりします。Ver.24H2 のリリース後に、富士通のサイトでは、「「Dirac Audio ドライバー 64ビット版」の修正項目とインストール方法について(2023年11月発表モデル LIFEBOOK UH75/H3 ほか)」が提供されていましたが、これをあてたことで実際に音が出るようになったものもございました。

もちろん今回公開された既知の問題と関連しているものなのか?あるいはその後に改めて発生しているものなのか?の詳細は不明です。


-- セーフガードホールドがかかっているか?確認する:

さてこうしてトラブルが発生した場合に、「セーフガードホールド」といって、Windows Update で、Windows 11 Ver.24H2 が自動で当たらないように該当のデバイスについては、保護されるようになります。

個人用デバイスとして Windows Home または Pro エディションを使用している場合は、デバイスにこのセーフガードホールドまたはその他のセーフガードホールドが適用されているかどうかをチェックできます。 [ Start > Settings >Windows Update > select Check for Windows updates. デバイスに互換性の保留がある場合は、"Windows 11 へのアップグレードが進行中です"  デバイスへのメッセージが表示されます。 このメッセージの後にリンク "詳細情報" が表示されます。 
とあるように、その対象になっているかどうかを確認することも可能です。


上記のリンク先にもありますが、Windows Update の画面に該当デバイスにはメッセージが表示されるようです。

Windows 11 Ver.24H2 への更新にあたって、「10 月または 11 月の更新プログラムをインストールするメディアで問題が発生する可能性があります」にもありますが、Windows Update とかではなく、インストールメディアを利用して Update された場合に発生するトラブルも気になるところですね。

私の手元にも、Ver.24H2 に更新したものがありますが、これらはこうした不具合は一切関係なく正常に動作していますので、こうして報告されている不具合は当然ながらデバイスによって全く問題ないものも多々あるわけですので、すべての人が該当するわけではありません。

順次修正が進んでいくと思われますが、今後の情報更新をお待ちください。

...ということで、2025年一発目は、Ver.24H2 の既知の問題について取り上げてみました。

皆様、2025年も「パソコンのツボ」をよろしくお願いいたします。


<参照>





デル株式会社 デル株式会社



HP Directplus -HP公式オンラインストア-
posted by クリック at 10:25| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Windows11 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする