2024年12月08日

Windows 11 Ver.24H2 のもう一つの顔

前回、Windows 11 Ver.24H2 へのアップデートについてご紹介しましたが、 Ver.24H2 のもう一つの顔についてもご紹介しておきましょう。

20241208-1-1.jpg 20241208-1-2.jpg

Windows 11、バージョン 24H2 の更新履歴」をご覧いただくとお分かりいただけるように、Windows 11 Ver.24H2 には新たな機能がいろいろ搭載されました。

"新機能" が紹介されたWebサイトを見ると、そのいの一番に "Copilot+ PC 専用機能" という項目があることがお分かりいただけると思います。そうなんです、今回の更新については、通常のPC向けの更新に加えて、"Copilot+PC" 向けの専用の機能があるんです。文字通り "Copilot+ PC 専用機能" なわけですから、対象外のPCでは利用できない機能になります。


【 "Copilot+ PC" とは?】

Microsoft が提唱する AI の処理に特化した高速処理を実現した新しいNPUを搭載したPCになります。先日のシカゴで開催された Microsoft Ignite でもこちらに関連したセッションがたくさん開催されてました。

20241208-1-3.jpg 20241208-1-4.jpg

Microsoft Copilot は当然のことながら、NPU を内蔵している高速プロセッサー Snapdragon X シリーズ や AMD Ryzen  AI 300 シリーズ、さらには IntelR Core Ultra 200V シリーズといったものを搭載し、高速処理を実現しているPCで、Microsoft Surface をはじめ、先日新製品発表会に参加させていただいた DELLをはじめ各社が次々にこの AI PC 向けの新製品を発表しています。



【"Copilot+PC" にのみ展開される新機能】

Windows 11 Ver.24H2 には、こうした "Copilot+PC" にのみ展開される新機能 があるわけです。

20241208-1-2.jpg

それが上記にあるような機能になります。
  • ライブ キャプション
  • ペイントのコクリエーター
  • Windows Studio の効果
  • 自動スーパー解像度
  • イメージのImage Creatorとリスタイル
こうした AI の Power を駆使した新たな機能は、NPU を搭載した "Copilot+PC" 準拠のPCではないと利用できないわけですね。

例えば、「ペイント」。WindowsXP や Windows 7 などについていたころにはほんとおまけのお絵かきソフトで、単純なことしかできなかったわけです。しかしその後いろいろ進化して、レイヤーの機能がついたりしてきましたが、さらにこれにAIのPowerが加わって、さらに進化。子供のいたずら書きのようなイラストをアートのような仕上がりにしてくれたりします。もうおまけのアプリの域を超越してきました。

Ver.24H2 から始まった新たな更新。今後も Copilot+PC に準拠した PC でないと利用できない機能は、ますます増えてくるんでしょうね?


<参照>




デル株式会社 デル株式会社


VAIO STORE

posted by クリック at 09:49| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Windows11 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする