今回は、あまり見かけないものの、こういったエラーが表示されることがあるんですよ?ということでのご紹介です。
ある時 Microsoft Word のデータをPDFファイルとしてエクスポートすると、「このファイルを開くアプリケーションが見つかりませんでした」とエラーが表示されることがありました。
一応 エラーは表示されますが、OKで閉じて、保存先を確認してみると、PDFファイルへのエクスポート自体は正常できておりました。
【要因はPDFファイルを開くプログラムの関連付け】
さてこのエラー。どういった段階で表示されるものなのか?というと、Word でPDFに出力すると、通常は出力されたファイルが、そのPCで指定されている PDFビューワー となっているアプリで、生成されたPDFファイルが表示されるわけですが、そのアプリの設定に問題がある場合に発生するものでした。
どういうわけか? 今回このエラーを拝見したPCでは、PDFファイルを開くためのアプリケーションの関連付けが "Microsoft Word" になっておりました。どうしてそうなったか? の経緯はわかりませんが、つまりこれが要因だったわけです。
Word のデータをPDFに変換したり、PDFデータをWordで開いて編集したりといったことで、Wordを起動することはあっても、通常PDFのビューワーとして、Microsoft Word を指定することはあり得ないわけですが、Word が、PDFファイルを開く既定のアプリとして設定されているとこうしたエラーが表示されるようです。
Windows 10 や Windows 11 などであれば、通常、特別何らかの専用のアプリを入れていなければ PDF ビューワーは、Microsoft Edge になっているはずですから、Microsoft Edge が削除されてインストールされていない... といったことはほとんどないでしょう。なのでこうした事態になることはあまりないかと思いますが? 似たようなエラーの事例に遭遇された場合には、PDFファイルの関連付けを確認してみるといいのかもしれません。
<参照>