2024年09月26日

基本認証の廃止に伴い outlook.com などのメールアカウントをメールクライアントに設定されている方はご注意!

2024年9月16日、いよいよ基本認証が正式に廃止されて、順次 Microsoft Outlook 2019 までの Outlook (classic) では、hotmail.com や outlook.jp、outlook.com などの Microsoft アカウントとして発行されるメールアドレスで、メールとして利用する際のログインができなくなりました。

このブログでも以前にも以下のとおりご紹介させていただきました。


さてこれに際し、Microsoft Outlook や、POP、IMAP形式で設定されているメールクライアントでは、アプリを起動するとご使用のアカウントへのサインインの画面が表示されるようになります。

当然ながら、先進認証をサポートしていないアプリでのログインはできませんので、認証が通りません。

しかしここで気をつけなきゃいけないのは、あくまでもパスワードが違うからログインできないのではなく、メールクライアント(メールソフト)が先進認証をサポートしていないために、ログインできていない というポイントです。

もちろんパスワードが間違えているケースもないわけではありませんが、通常設定変更などせずにご利用のケースでいきなり認証エラーで利用できなくなったという場合には該当しないでしょう。

-- パスワードが正しいか?確認するには:

問題の切り分けのために、PWが間違えていないか?どうか確認するのであれば、一度以下の Outlook.com のアカウントに直接メールアドレスとPWを利用してサインインしてみてください。

20240925-1-4.jpg


ここにサインインができてメールが確認できれば、PWは問題ありませんし、ブラウザを介してメールを利用することも可能になります。

画面上には認証エラーなんてでてくるので、ムキになって、何度もPWを入れなおしたりしてアカウントにロックがかからないようにする必要があります。今回、こうした画面に直面して実際に何度もPWを入れて認証が通らず、アカウントにロックがかかってしまうというケースも散見されるようになったので、改めて取り上げさせていただきました。


【アカウントの再設定が必要】

Microsoft 以外のメール アプリで Outlook メールの同期を続行するために、最新の認証方法が必要になりました」の中でも具体的な対処法も含めて紹介されておりますが、このケースに該当する場合には、アカウントの再設定が必要になります。

20240925-1-1.jpg 20240925-1-2.jpg 20240925-1-3.jpg

条件としては、先進認証をサポートしているメールクライアントが必要になります。
上記サイトにもありますが、Microsoft Outlook 2019 を含む以前のバージョンは、対象外 になります。

また、Micorosoft Outlook 2021 などでも POP/IMAP ではご利用いただけませんので、Exchange としてアカウントを設定しなおす必要があります。

さてでは具体的に何であれば、引き続き hotmail.com や outlook.com といったメールアカウントの利用が可能になるのか?みていきましょう。単純に言えば、先ほどから触れていますが先進認証に対応したメールクライアントか? ブラウザ になります

利用可能な製品:

1. Microsoft Outlook 「outlook (classic)」
  • Microsoft Outlook 2021 以降
  • Microsoft Outlook 365 for Windows
2. 新しい Outlook 「outlook (new)」

3. Mozzilla Thunderbird

4. ブラウザを介して、Outlook.com にアクセスして利用する

他にも先進認証に対応したメールクライアントはあるかもしれませんが、ご利用のソフトが先進認証に対応していて、Outlook.com などのアカウントが設定できるかどうか?については、メールアプリのメーカーのサポートなどにご確認ください。

これは当然ながら、Windows に限ったことではなく Mac でも一緒ですし、さらにはスマホでも同様です。これまで、POP あるいは IMAP 形式でメールアカウントが設定されていた場合には、サインインができなくなっているはずなので、再設定が必要になります。

特に iPhone や iPad、あるいは Android などのモバイルデバイス に、outlook.com、outlook.jp、hotmail.com、hotmail.co.jp、Live.com、msn.com などといった、アカウントを POP あるいは IMAP 形式で登録してご利用だった皆さんは、認証エラーになってサインインできなくなった場合には、アカウント設定を "Microsoft Exchange" にて再登録する必要があります。

設定についての詳細は、以下の <参照> で紹介しているサイトをご覧ください。


【追加】


どうも 「Thunderbird」では問題も発生しているようなのでご注意ください。
今後修正はされていくものと思われますので、今後の動向にはご注意ください。


<参照>




デル株式会社


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Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

次の更新プログラムが到着しております。Office 2024 の一般向けリリースを控え、秋は一層忙しいシーズンです。

さて本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

20240926-1-1.png
・Microsoft Excel 16.90.24092511
・Microsoft OneNote 16.90.24092511
・Microsoft Outlook 16.90.24092511
・Microosft PowerPoint 16.90.24092511
・Microsoft Word 16.90.24092511

本日到着した更新内容に関して、現時点で公開されている情報は特にございませんでした。今後情報が公開された折に、改めてご紹介させて頂きます。

さて Outlook チームからは、引き続き9月にリリースされた情報が公開されておりましたのでご紹介いたします。

・9月16日・18日リリース Ver.16.90 (24091551) & 16.90 (24091721):

-- 修正:

メール:長いURLを含むメールを印刷する際にフォントが変わってしまう問題を修正
メール:オートコレクト機能でテキストを修正した際に、デフォルトのフォント形式が尊重されない問題を修正
メール:会議室代表者が管理する会議室宛に送信された招待状の承認メールにRSVPボタンが表示されない問題を修正
メール:マイコンピュータにあるメールに返信しようとすると、「Can't Create New Message」 エラーが表示される問題を修正
Copilot: Outlook for Mac で S/MIME 暗号化されたメールを作成するときに、Copilot の下書き機能が有効になっていた問題を修正
カレンダー: イベントシリーズに「このイベントと次のイベント」で出席者を追加しても動作しない問題を修正
クラッシュ: オンプレミスアカウントにIRMを適用するとOutlookがクラッシュする問題を修正

新機能または改善された機能:特になし
既知の問題:特になし

Office Insider 向けの情報ではありませんが、この後再度取り上げる予定ですが、9月16日から、outlook.com や hotmail.com などといった Microsoft アカウントで取得されるメールアドレスについて、基本認証が完全に廃止されました。

その適用は順次広がっており、今朝 問題なくログインできてメールの送受信ができていたとしても、午後から認証エラーになってログインができなくなるケースが結構あったりします。

設定など変更していないのに、ログインができない.... そんな場合には、まずは一度メールクライアントに設定されているメールの設定をご確認いただき、
  1. POPやIMAPでアカウントが設定されていないか?
  2. メールクライアントのバージョンが古くなっていないか?
  3. さらには、https://www.outlook.com/ にアクセスしてみて正常にログインができるか?
といった点を確認してみてください。

無闇にログイン失敗を繰り返してしまうと、不正アクセスとみなされてアカウントがロックされてしまいますので、くれぐれもご注意ください。濃く言うときこそ、より冷静な対応が必要になります。










SPRING JAPAN公式サイト

posted by クリック at 10:11| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MAC版Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする