これまで、Windows 10 や Windows 11 のメールアプリに変わるものとして New Outlook が Windows 向けには提供されていましたが、POP アカウントには対応していない、Microsoft Outlook(Classic Outlook) の PST ファイルの取り込みができないなど、様々な問題も抱えていて、なかなかその移行が進んでいませんでした。
但し、その一方で着々とすすむ New Outlook への一本化。スタートメニューを覗くと、先日から「Outlook(new)」と「Outlook(classic)」と言った表示に変わり、さらにWindows 11 では「Outlook(new)」のアイコンからは、"New" が消え 新たな "Outlook" としてスタート致しました。(Windows 10 は相変わらずのようです)
Classic Outlook から、New Outlook への移行も含め、Outlook チームからは本格的にその移行の手続きに進むことが明らかになりました。
【今後のタイムラインを公開】
US時間8月1日に公開された「Built for today, designed for the future - The new Outlook for Windows is ready when you are」の中では、2022年5月に New Outlook(プレビュー版)が公開され、2023年9月までには一般向けアカウントにも公開されたことからふれ、そして今後の移行に当たってのタイムラインも公開されました。
公開されていたタイムラインに、赤字で日本語でもわかるようにしてみました。このブログの中でも、New Outlook については紹介されていますが、「新しい Microsoft Outlook for Windows | Microsoft 365」や「最新の Outlook for Windows をご利用ください」あたりをご覧いただいても同様なので詳細はこちらをご参照ください。
そしてこうした魅力を紹介した上で先日公開されたのが「New Outlook for Windows: A guide for Delegates – part 1」。つまり New Outlo利用のためのガイドの Part 1 です。
ここでは、
- トグルを切り替えれば New Outlook への移行ができること
- リボンのカスタマイズについて
- 設定の管理について
- 共有カレンダーの表示について
- 共有/委任カレンダーの追加について
- 共有/委任されたメールボックスとフォルダの追加と表示について
紹介されています。
そしてさらに、US時間8月6日付けで公開されたのが第二弾となる「New Outlook for Windows: a guide for Executive Assistants and Delegates – part 2」。
こちらでは、Microsoft Teams との連携や、イベントのスケジュールなどについて紹介されています。
- 対面式のイベントをリクエストが可能になること
- スケジュールアシスタントで出席者のタイムゾーンとスケジュールラベルを表示可能になること
- 新しいOutlookでは、すべての会議がデフォルトでオンラインになること
- 会議の招待状を受け取るユーザーに出席者リストが表示されないようにすることができるようになったこと などなど
このほかにもカレンダーとの連携などの様々な機能が紹介されております。
なお New Outlook for Windows については、当然ながら日本語のサイトもいろいろありますので、そちらの情報もご参考ください。
【ロードマップには】
Microsoft 365 のロードマップを見てみると、Outlook(classic) から Outlook(new) に移行する上での、気になるところもどんどん公開されています。
気になる、PST ファイルの扱いとか情報が随時更新されています。
なのでぜひ Outlook の Microsoft 365 Roadmap も時にチェックしていただくことをお勧めいたします。
Outlookチームのブログにはこの記事を書き始めて、バタバタしているうちに、「New Outlook for Windows: a guide for Executive Assistants and Delegates – part 3」まで公開。ちょうど書き始めた時には、Part 1 の記事が紹介されて、取り上げなくっちゃなぁ?と思っていたら、いつの間にか? Part 2 が、そしてあれよあれよという間に、Part 3 が公開。
もう本当に追いつかないですね....
<参照>