Office Insider Blog で、7月に公開された Word での Copilot 活用に関する記事を取り上げていなかったので改めてご紹介させていただくことにしました。
Copilot における Microsoft 365 の各アプリでの活用法は、Office Insider Blog に限らず各チームからも発信されておりますが、今回は、7月に公開された Office Insider Blog の中で紹介されていた以下の記事を取り上げさせていただきました。
1) US時間7月20日 Summarize longer Word documents using Copilot
いずれの記事も、Microsoft Word の中で、Copilot をいかに活用していくか?というものになります。では、具体的に見ていきましょう!
この記事では、長い Word の文書を要約するのに AI の機能を利用する事例の紹介になります。
短い文書ならさして苦労するようなものではありませんが、何十ページにも及ぶ長い文書を渡されたときに、Copilot は、その文書の概要を要約してくれます。
方法は簡単。Copilot ボタンをクリックして、「このドキュメントを要約する」と入力するだけでOKです。
--対象製品およびユーザー:
- Word for the web のすべてのユーザー
- Windows: バージョン 2310 (ビルド 16919.20000) 以降
- Mac: バージョン 16.78 (ビルド 23082801) 以降
- Android: ビルド 16.0.16827.10000 以降
- iOS:バージョン2.78(ビルド23082904)以降
Copilot を利用して Word の文書の下書きを作らせちゃおう!という事例のご紹介です。より魅力的で高品質な資料をWord で作成しないといけない... そんな時、多くの場合、過去に作成した既存のデータを参照したり、似たようなコンテンツの情報を参考にしたりするケースって多いかと思います。そんな機能を、Copilot for Word にやらせてしまおう!というもの。
-- どんなことが可能になるのか?
- 既存のデータを絞り込む
- 選択したコンテンツをより詳細に説明したり、その内容に膨らみを持たせてくれます
- 統計やその他の追加情報を利用して、コンテンツにより深みを加えます
-- どうやって利用するのか?
- データを開いて、より強調したい部分をドラッグして選択します
- ドラッグして範囲選択したテキストのわきに表示されるCopilotアイコンをクリックし、"Make changes" をクリック
- [Draft with Copilot] テキストボックスに、変更内容を示すプロンプトを入力し、[Generate] ボタンをクリックします
- Copilotで新しいコンテンツが生成されたら、それを保持するか、破棄するか、別のバージョンを再生成するかを選択できます。
鉛筆アイコンをクリックしてプロンプトを修正することもできます
-- 利用対象:
- Word for the web
- Windows: バージョン 2405 (ビルド 17628.20110) 以降
- Mac: バージョン 16.86 (ビルド 24060916) 以降
【「Copilot」を利用するには?】
「Copilot」は、無料のサービスでもなければ、Word に最初から搭載されている機能でもありません。
「Microsoft Copilot」にもあるように、Office の各製品で Copilot の機能を利用するには....
- MIcrosoft 365 Personal などのサブスクリプション
- Copilot Pro あるいは Copilot for Microsoft 365 のサブスクリプション
が必要になります。
Office 2019 や、Office 2021 などの統合パッケージ版では利用できません。
スペースの関係上だいぶ省略させていただきましたが、詳細はぜひ各 Office Insider Blogs の方をご参照ください。
こうやってあちこちで AI の機能が提供されるとなると、それらを処理するPC側も、それなりにスペックも要求されてきます。本格的に AI をフル活用してみようという場合には、古いPCをご利用であれば、新しいPCへの買い替えも検討しないと厳しいんでしょうね?
<参照>