"ODF1.4" にて、これまでの "ODF1.3" から多くの改善か加えられ、Word、Excel、PowerPoint の各アプリにおいてもサポートされるようになった機能がいろいろあるようです。
【Open Document Format(ODF)とは?】
まずは簡単に Open Document Format、"ODF" について説明しておきましょう。
Open Document Format(ODF) は、特定のプログラムに依存することなく ワープロ、表計算、プレゼンテーションといったソフトのデータを扱えるようにするために、OASIS によって標準化されたデータ形式です。
OpenOffice や Libre Office といったようなオープンソースのオフィスアプリで扱えるデータとの互換性があるデータ形式です。
- Office 2013-2019 ⇒ ODF1.2
- Office 2021 ⇒ ODF1.3
- Office 2024 ⇒ ODF1.4(予定)
- Microsoft 365 ⇒ ODF1.4(予定)
ということになります。今回提供が開始されたのは、Microsoft 365 Beta Channel 向けになり、その後順次、最新チャンネルにも展開されることでしょう。統合パッケージ版については、おそらく Office 2024 にて対応するだろうとのことのようです。
-- 対象製品:
今回、Beta Channel ユーザー向けに提供がスタートしたものは以下の製品が対象になります。
- Windows: バージョン 2404 (ビルド 17531.20078) 以降
- Mac: バージョン 16.84 (ビルド 24041420) 以降
【ODF1.4に準拠できることのメリット】
手元の環境でいえば、Open Office や Libre Office などといった Office 系アプリがありますが、これらがODFフォーマット形式を採用しているわけですが、こうしたアプリを使用しているユーザーとの情報のやり取りにおいて、今まで以上にさらにその互換性が高くなってくることになります。
ODF1.4については、まだ Microsoft 365 の Beta Channel ユーザー向けに展開がスタートしたばかりですので、現時点での各アプリとの状況について確認してみました。Microsoft Office の各アプリと、ODF形式での対応状況については、
上記リンクをご確認ください。
もちろんあくまでも互換形式なわけですので、Word や Excel、PowerPoint のすべての機能をサポートしているわけではありません。
ただし何ができて、何が互換性がないか?がある程度わかることで、Office 製品でデータを作成する際に、こういう機能はODF形式に書き出すと対応していないから、設定しないようにしよう... といった互換性への再認識にはつながるのかと思います。
<参照>
posted by クリック at 19:14| 東京 ☁|
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