Microsoft Designer は、Microsoft が提供する生成AIを活用して様々なものを作っていこうというサービスです。現在はまだ Preview 版として提供されています。スタート当初は、ウェイティングリストに登録しておいて、順次順番が来れば利用できるようになっていましたが、現在は Microsoft アカウントさえあればどなたでも利用可能になっています。
さてそんな 「Microsoft Designer」に新たに、「Restyle Image」というサービスがスタートしたことが、US時間 6月19日付の Office Insider Blog で紹介されておりました。実は、US時間6月5日にも「Sticker Creator」という機能が追加されたことが紹介されておりましたが、今回は、この2つの新たな機能を搭載した Microsoft Designer についてご紹介いたします。
【"Restyle Image" とは?】
今回新たに Microsoft Designer にて提供がスタートした "Restyle Image" という機能は、ご自分の写真などを生成AIに読み込ませて、それをもとに、ユニークなアバターや、SNSなどのプロファイル画像として利用できるように加工してくれる機能です。
1) 画像をアップロードする
2) スタイルを選択する
3) 背景の要素を選択する
といった3つのステップで、"Generate" をクリックすると AI が生成してくれます。
生成されたイメージは、Microsoft Designer にサインインしたのち、My projects>Generated images と開くと保存されています。
データは、OneDrive 上に保存されますので、無料のアカウントをご利用で、5G しかないケースにはご注意ください。
今回、ちょっと古めのPCでトライしてたんですが、かなりPCに負荷がかかるようで、かなりうなりをあげて、応答なしになり筒という感じでしたが、それでも何とか?ダウンロードできておりました。
ソーシャルメディアアカウントのアバターやプロフィール写真を生成するのに最適ですとブログの中でも紹介されています。
【様々なものが提供されている】
冒頭でも、「Sticker Creator」という機能についても Office Insider Blog で紹介されていたこともご紹介いたしましたが、実は、Microsoft Designer にアクセスしてみると、様々な機能が提供されていることが確認できます。
冒頭には、テンプレートを利用したデザインの作成へのリンクがありますが、その次にあるのが、今回の "Restyle Image" のような 生成AI を利用したイメージの作成ツール群です。
- Image Creator
- Sticker Creator
- Greeting Cards
- Design Creator
- Restyle Image
- Collage Creator
- Frame image
- Generative erase
- Remove background
- Brand Kit Creator
と様々なツール群が用意されています。
Generative erase やら Remove background などは、機会があれば試してみたいな?と思っていますが、Microsoft Designer を利用して、あなたの創造性をさらに進化させてユニークなものを作成してみてください。
【Microsoft Designerの利用について】
さてそんな "Microsoft Designer" の利用について最後にご紹介します。
現在、Microsoft Designer のサイト自体は、英語版のみになっています。そしてその利用にあたっては、Microsoft アカウントが必要になります。これに加えて、Microsoft Designer の機能をすべて利用できるようにするには、個人向けの場合には、Microsoft Copilot Pro のサブスクリプションの契約が必要になります。
「Microsoft Designer」によれば、無料版でも、利用に多少制限はあるようですが、利用は可能なのですべての方にお試しいただけるものになっています。さらに、Microsoft 365 のサブスクリプションもあれば、Word や PowerPoint など様々なアプリとも連携して利用することが可能になります。詳細は、"よく寄せられる質問" などもご参照ください。
先日も、Microsoft Outlook で Copilot が利用できるようになったことも取り上げましたが、今後、Preview が取れて正規サービスとして提供がスタートするころには、日本語にも対応するでしょうから、Microsoft Designer をどんどん使ってみたいというケースには ぜひ Copilot Pro のサブスクを活用してみてください。
<参照>