実際にご使用になっている Microsoft アカウント を削除する場合には、念には念を入れてしっかり確認したうえで行わないといけないわけで、単に....
- もう outlook.jp のメールアドレスは使用しないから
- Microsoft のサービスは使わないから
- 新規にアカウントを取り直したから
などの理由で、うっかり削除したりすると後になって、やっぱり削除すべきじゃなかった... なんてことにもなりかねません。"後悔先に立たず" 後から悔やんでも悔やみきれない、高い勉強代になりかねないのでくれぐれもご注意ください。
【Microsoft アカウントは、単なるメールアドレスではない】
Microsoft アカウントに限ったことではなく、Google アカウントだって、Yahooアカウントだってそうですが、これらのサービスで利用するアカウントは、単なるフリーのメールサービスというものではありません。
Microsoft アカウントを取得することで利用可能になる outlook.jp や、outlook.com などのフリーで利用可能なメールサービスは、あくまでも多数あるサービスの中の一つにすぎず、Windows や、Microsoft Office 製品をご利用になるうえでは必ず必要なアカウントになります。
-- Microsoft アカウントで利用可能なサービス:
「Microsoft アカウントを使用した製品またはサービスを確認する」にもあるように、
- Windows10
- Xbox
- Officeアプリ
- メールアカウント
といった様々なサービスやコンテンツと紐づいているものです。
- Microsoft コミュニティで質問する
- Microsoft Storeで買い物をする
- Microsoft Reward でポイントをためる
- Microsoft Edge でプロファイルを管理する
- Microsoft が主催するイベントに参加する
そんな時にも、"Microsoft アカウント" が必要になります。
さらには、ChatGPT などの外部のサービスなどを、Microsoft アカウントで利用していたような場合には、やはり利用できなくなってしまいます。
【Microsoft Office 製品と紐づいている場合には特に注意】
特に、Microsoft Office 製品として紐づけられている場合には注意が必要です。
Microsoft Office 製品は、一度 Microsoft アカウントに紐づけすると、基本的にこのアカウントを変更することはできません。なので、使用開始の段階では、前々回「プレインストール版 Office 2021 の ライセンス認証 は慎重に!」でも紹介したように、慎重に行う必要があります。
- 登録するメールアドレスを間違えた
- 電話番号を間違えて登録してしまった
- 携帯を買い替えて、電話番号が変わった
などといったことでアクセスできなくなるトラブルも、後を絶えません。
さらにそのアカウントに Microsoft 製品が紐づいているかどうか?を確認もせずに削除すると、仮にそこに Microsoft 製品が紐づいているような場合、自分で使用する権利を破棄(放棄)したことになってしまいます。
完全にアカウントが削除されてしまうと、これを復元することもできなくなります。
つまりせっかく高いお金を出して購入された Microsoft Office 製品が利用できなくなってしまい、Word や Excel などを使用するには、別途新たに購入する以外に方法がなくなってしまいます。
【60日以内なら復元も可能】
さてそんな Microsoft アカウントですが、Microsoft アカウント自体を削除しても、即刻完全にアカウントが削除されてしまうわけでもありません。
「Microsoft アカウントを再開する」にもあるように、仮にいったんアカウントの削除の手続きをしても、60日間の猶予期間があります。
つまり、60日以内なら復元(再開)が可能なわけです。
ただし、60日を過ぎてしまうと、Microsoft アカウントは完全に削除されてしまいます。
ということでついついうっかり Microsoft アカウントを削除してしまった.... そんな場合にもあきらめずに、一度再開の手続きを試してみることをお勧めします。
<参照>