何度かにわたってご紹介している Word で現在発生しているトラブルですが、ATOK については、テキストボックス以外の場所でも発生しております。その際ご紹介したのが、「Word で文字入力して変換をすると真っ白で何も表示されない【ATOK 2017】」といった記事になります。
さて今回、Justsystem からも新たにサポート情報が公開されたので、ATOKユーザー向けに Part 2 として取り上げさせていただきました。
【一部の製品には、修正プログラムも提供】
今回公開された Justsystem のサポートサイトによれば、今回の不具合に伴って、Justsystem では、一部の製品向けには修正プログラムが提供されております。
--ATOK Passport:
Web サイトにもありますが、2024年2月9日に提供がスタートした "Tech Ver.34.0.3" で対応済みとのことです。なので、オンラインアップデートなどを介して最新の状態に更新することで改善いたします。
--一太郎2020〜2021、もしくは富士通社製パソコンに搭載のATOK:
バージョンによってだいぶ対処法も変わってくるようですが、手元には確認できる環境もないため詳細は上記のJustsystemのウェブサイトをご参照ください。
基本的には、ATOK のプロパティを開いて、"表示色のカスタマイズ" で修正していきます。
--一太郎2019以前、もしくは富士通社製パソコンに搭載のATOKをご利用の場合:
これまでにもご紹介していましたが、ATOKのプロパティから、表示色カスタマイズにて、色の変更を行います。
ATOK Passport 以外は、基本的には手動で各自が修正する必要があるのに対して、ATOK Passport にはそれを自動的に修正してくれるようにプログラムが提供されている... そんな違いのようです。もちろん修正プログラムには、これ以外の修正も含まれているようなので、ATOK Passport をご利用の方はアップデートは必須になります。
【2024/02/17更新】
なお再度ご紹介しておきますが、今回発生している Word 側の不具合ですが、すでに「最近の Word for Windows の問題に関する修正プログラムと解決策」にもあるように "調査中" となっております。
上記サイトにもありますが、Windows 版 Word Ver.2401(17231)以降で発生しているもので、Office Insider 向けのバージョンの製品も含まれています。手元にある Beta Channel でも発生しているものです。先日今月分の Update が提供されて、Ver.2402(17328.20068)となっていますが、現時点ではまだ改善されておりません。
ATOK側での対応についてご紹介はしていますが、根本的には Word側の改善が必要になってきますので、今後の進捗状況は上記サイトもご参照ください。
<参照>