症状は、Windows 11 Ver.23H2 でも同じなので、Windows 11 のケースで、"以前のバージョンの Microsoft IMEを使う" 設定についても追加しておこうと思って確認したら、実のところ、MS-IME だけの症状ではなく、ATOK を使っていても同様の症状になることを確認いたしましたので、別途ご紹介させていただくことといたしました。
上記の画像、
左:Windows 11 + Word 2019(MS-IME)
右:Windows 11 + Word 365(ATOK)
のものです。
MS-IMEであろうと、ATOKであろうと、また Word 2019 であろうと、Word 365 であろうと発生するということになります。
もちろん前回ご紹介したように、テキストボックス内での変換のみになります。
【設定変更すればATOKでも改善】
では、今回は、Windows 11 Ver.23H2 のケースで、ご紹介します。
1) 画面右下の言語の上で右クリックして、"設定" を開きます
2) MS-IME の画面が表示されたら "全般" をクリックして移動します
3) 全般の画面に変わったら、画面を下にスクロールすると、"以前の Microsoft IME を使う" という設定があるのでこちらを "オン" にします
4) "IMEバージョンの変更" の画面が表示されますので、"OK" をクリックすると、こちらが有効になります
5) Word の画面を開いて、テキストボックス内に文字を入力し変換をしてみると、きちんと表示されることをご確認いただけると思います
実はここで気になったので、IMEをATOKに変更してみました。
すると....
IME を ATOK に変更しても、正常に表示されるようになりました。
【設定を元に戻す】
前回も触れましたが、この回避方法はあくまでも MS-IME でトラブルが発生する場合の回避方法の一つです。あくまでも一時的な回避方法に過ぎませんので、修正プログラムが提供された折には、設定を元に戻す必要があります。
ということで、ここからは、Windows 11 の場合の、設定の戻し方になります。
1) スタートボタン>設定 と移動します
2) 左ペインの "時刻と言語" をクリックし、右ペインの "言語と地域" をクリックします
3) 続いて "優先する言語" のところで、"日本語" のところの "・・・" をクリックして、"言語のオプション" を開きます
4) "オプション" 画面が表示されたら、下にスクロールし、"キーボード" のところにある "Microsoft IME" の脇にある "・・・" をクリックし、"キーボードオプション" をクリックして開きます
5) "Microsoft IME" の "オプション" 画面が表示されたら、"全般" をクリックして開きます
6)"全般" の画面に変わったら、下にスクロールして、"互換性" のところにある "以前のバージョンの Microsoft IME を使う" の設定を、トグルをスライドして、オフにします
7) "IME バージョンの変更" の画面が出てきたら "OK" をクリックして戻ると、"オフ" になっていることを確認できると思います
と言う手順で設定を元に戻すことが可能になります。
今回、Windows 11 でのケースとして IME の戻し方をご紹介しようかな?と思ったら、ATOKでも同様の症状になることが確認できたことからすると、MS-IME の問題というよりも、やはり Word 側の問題なんでしょうかね?
いずれにしても今後の修正をお待ちください。
【更新】
今回のトラブル、
Windows 11 Canary Channel + Office Insider Beta Channel という組み合わせのPCでも発生しているので、OSのバージョンや、Officeのバージョンに関係なく発生しているものなのかもしれません。
【2024/0210 更新】
既知の問題として、紹介されるようになりました。
現在調査中のようですので、その進捗は上記サイトにもUPされるようです。
posted by クリック at 12:20| 東京 ☔|
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