Microsoft Word の最新チャンネルをご利用のケースで、MS-IME を利用して、文字入力の際に、変換して文字の候補を表示させている間、入力された部分が空白になって何も表示されないという不具合が発生しているようです。
確認したところでは、Office の本日リリースされた更新とは関係ないようで、Ver.2401(17231.20182) の段階でも発生しています。当然ながら、本日の Update 以降で気が付かれた方も多いと思いますが、手元の Ver.2401(17231.20194) でも発生している症状です。
上記の画像は、左は修正前、右が修正後の画像です。
【症状】
MS-IME をご利用のケースで、Wordに挿入されたテキストボックス内で、文字変換をしている場合に発生します。
今回確認している環境は、以下の通りです。
- Windows10 Ver.22H2(19045.3996)
- Microsoft Word Ver.2401(17231.20182)/Ver.2401(17231.20198)
(Microsoft 365 Personal 最新チャンネル)
今回のトラブルは、テキストボックス以外の場所では発生しません。
また、ExcelやPowerPoint などのアプリでは、テキストボックスでも発生しません。
【回避策】
とりあえず次にご紹介する方法で回避できますので、次の更新などで修正されるまで、以下の方法で対応してみてください。
1) 画面右下の IME の "A" や "あ" とあるところを右クリックして、"設定" を開きます
2) Microsoft IME の画面が表示されたら "全般" をクリックします
3) "全般" が表示されたら、画面を下にスクロールして、"以前のバージョンの Microsoft IME を使う" を "オン" にします
4) "IME バージョンの変更" というダイアログが表示されますので "OK" をクリックします
5) "以前のバージョンの Microsoft IME を使う" が "オン" になったことを確認したら、"×"(閉じるボタン)で設定の画面を閉じてください
以上の設定をしていただけば、テキストボックス内で変換している最中も、白くなることはありません。
この設定後は、特別PC自体を再起動する必要はありませんが、Word については、再起動してからご確認いただいたほうがよろしいかと思います。
【設定を元に戻すには?】
さて今後この症状が改善した時の、設定の戻し方についてもご紹介しておきます。
1) スタート>設定>時刻と言語 と開きます。時刻と言語の画面に変わったら、左ペインの "言語" を開きます
2) "言語" の画面に変わったら、"優先する言語" のところから、日本語 のところをクリックして、"オプション" を開きます
3) "言語オプション:日本語" という画面に変わったら、"キーボード" のところの "Microsoft IME" をクリックし、さらに "オプション" をクリックして開きます
4) Microsoft IME の 画面に変わったら、"全般" をクリックします
5) "全般" の画面に変わったら下にスクロールして、"以前のバージョンの Microsoft IME を使う" をオフにします
今回ご紹介した、"以前のバージョンの Microsoft IME を使う" のところの設定変更は、今回のような、Microsoft IME がらみのトラブルが発生した時には一度オフにして確認してみてください。一般的な回避策の一つになります。これで改善されるようであれば、一時的にこの設定にして回避して、次の更新プログラムなどが配信されて改善されたら元に戻すといいでしょう。
あくまでもトラブル回避のための一時的な回避策です。修正プログラムが提供されたら設定は元に戻すことをお勧めいたします。
<参照>