2024年01月31日

Microsoft Forms のデータを Excel for the web で同期する

Microsoft Forms は、Microsoft 365 などのサブスクリプションをご利用のユーザー向けに提供されているアンケートや投票、クイズなどで情報を収集するために用意されている Microsoft 365 アプリの一つです。

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そんな Forms で収集したデータを Excel for the web と同期できるようになる.... そんな機能が追加されます。


【"Microsoft Forms" とは?】

冒頭にもちらっと触れましたが、Microsoft 365 アプリの一つで、アンケートや投票、クイズなどで情報を収集するために用意されているアプリになります。

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アンケートや投票に便利な Microsoft Forms で効率的に意見収集」でも紹介されていますが、オンラインフォーラムなどに参加したのちに参加者からアンケートをとったり、意見を募集したりなんて形で利用されるケースも多いので、ご存じの方も多いかもしれませんね。

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この Microsoft Forms という機能は、Microsoft 365 のサブスクリプションがあれば利用可能な機能なので、ビジネスユーザーはもとより、一般のユーザーでも利用可能な機能です。

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町内会などの、イベントの参加者からアンケートを使って情報を集計して、意見を募集して今後につなげたい...など、一般ユーザーの方であっ手もいろいろ使い道のある機能ではあります。


【アンケートの集計】

アンケートで収集した情報は、当然ながら Web 上で確認できますが、回答結果をダウンロードして、Excel で見ることも可能です。

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アンケートや投票に便利な Microsoft Forms で効率的に意見収集」の中でも紹介されているように、Excel で集計もできれば、PowerAutomate などと連携して活用することもできるようになっています。

さてそんな Microosft Forms に今回新たに、そのデータを Excel for the web で同期する機能が追加されることが Office Insider Blog にて発表されました。

【視覚化がリアルタイムで可能に】

Excel と Excel for the web では若干その機能に違いはあるものの、アンケートの回答を受け付けると同時に、Excel for the web のフォームにその情報が反映され、そしてExcel の豊富な機能を利用してデータを分析および視覚化ができるようになるわけです。

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そのブログの中では、ビジネスシーンでの活用例、教育現場での活用例といったものが紹介されています。

-- 2月末までにすべてのユーザーへ展開:

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ブログによれば、すべての Microsoft 365 サブスクライバー向けに、2月末までに展開されるようです。


<参照>




わずか数クリックで予算を簡単に作成 〜 Microsoft 365


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2024年01月30日

Office 2019 for Mac の永続ライセンスを利用しているのに、ライセンス切れとなって、Microsoft 365 のライセンスを要求される

Office Home &Business 2019 for mac などの Office 2019 for mac をご利用のユーザーが、Office を更新したら、Microsoft 365 のライセンスを要求されるケースがあります。ちょうど、この製品がサポートが終了した後、昨年の11月や12月あたりは、Microsoft コミュニティを見ていても、ちらほらこうしたトラブルが発生していました。

今回はこの事例についてご紹介いたします。


【mac 版 Office はサポート期限が異なる】

すでにこのブログ「Office 2019 for mac のサポートは、2023年10月10日まで」でも取り上げたことはありますが、Office 2019 for mac は、昨年サポートが終了した製品となります。Windows 版と異なり、サポート期限(5年)が短いわけです。それは、macOS のサポート期間(更新プログラムが提供される期間)が短いというのもその背景にあるのかもしれませんね。なので、Windows 版を想定した情報を見て、 Office 2019 なら mac 版もまだ大丈夫と勘違いしないように注意が必要です。


【なぜ? Microsoft 365 のライセンスを要求されるようになるのか】

Windows 版と異なり、mac 版 Office の場合には、
  • Office 2016:
     最終更新日 2020年10月13日  Ver.16.42(20101102)
  • Office 2019:
     最終更新日 2023年10月10日  Ver.16.78(23100802)
までは、このライセンスで更新できるわけですが、これ以降はそれぞれの製品のライセンスではカバーされなくなります。

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さらに Office 2019 の例で言うと、「macOS をアップグレードして、Microsoft 365 および Office for Mac の更新プログラムを引き続き受信する」の中でも紹介されていますが、macOS のバージョンによって、同じ Office 2019 でも利用できるバージョンが変わってきます。

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  • macOS Catalina:
     最終更新日:2022年10月31日 Ver.16.66.2(22102801)
    (Ver.16.66まで)
  • macOS BigSur:
     最終更新日:2023年9月19日 Ver.16.77.1 (23091703)
    (Ver.16.77まで)
macOS のサポートが終了すると、その macOS 上では macOS 自体のアップデートをしないと更新できなくなります。つまりライセンスはあっても、macOS が古ければこれ以上更新自体できません。

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上記の画像は、macOS BigSur 上で、Microsoft 365 を利用している例ですが、OSのアップグレードをしないと、更新できないというエラーになります。画像をご覧いただくとお分かりの様に、Microsoft 365 ではありますが、Office 2019 と同様で、Ver.16.77 までしか更新できず、これ以降は、macOS のアップグレードによって、macOS Monterey 以上でないと更新は受け取れません。

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上記にもあるように、一応、Microsoft 365 Personal などのサブスクリプションのライセンスの場合、アップデートできないだけで、Office のライセンス的には問題ないため、動作はします。

mac ユーザーであれば、当然ご存じだと思いますが、mac の場合には、そのデバイス(PCなど)によって、対応可能な OS がどこまでになるのか?制限されています。つまり、いくら更新したくても、macOS 自体の更新ができなくなります。"OpenCore-Patcher" なんて裏技もあったりするわけですが、古い mac だったりするとメモリやCPUなどハード面を考えるとこれもちょっと厳しい。

さらに、昨今 macOS もその脆弱性を指摘されるケースも多く、頻繁に更新が提供され、さらにそうした脆弱性が実際に悪用されている事例も増えているので、古い macOS はやはりセキュリティ面でも問題が多い。

そういう点からすれば、macの場合には、macOS の更新ができなくなったら買い替えを検討せざるを得ないのが実情です。


-- macOS が更新できる場合が問題:

しかしここで問題になるのは、単に Office 2019 で、最終的に、Ver.16.78 までしかサポートされないなら、更新しなければいいだけではありますが、やはり「macOS をアップグレードして、Microsoft 365 および Office for Mac の更新プログラムを引き続き受信する」の中でも紹介されていますが、"オペレーティング システムを macOS Monterey 以降にアップグレードすると、Office の更新プログラムをアプリに配信できるようになります" とあるように、macOS がサポート対象(最新のものを含む3つ)である場合、Microsoft AutoUpdate では、更新できてしまいます。

更新して最新バージョンまでアップデートしたりすると、当然、 Office 2019 のライセンスでは対応していない製品になるため、Microsoft 365 などのライセンスが要求されるようになってしまうわけです。最近、このトラブルで実際に拝見した例では、macOS Sonoma を利用されている方が、Office の Update をしたことで、Ver.16.81 にアップデートされてしまった例。これにより、当然ながら、Office 2019 では使用できないライセンスなので、Microsoft 365 のライセンスが要求されて、制限モードになり、データの保存などができなくなっていました。

つまり Office の更新もしばらくしてみてないから更新してみるか... な〜んていう形で、更新していなければ利用できていたものを、更新したがために利用できなくなってしまうというトラブルに合うわけです。(自動更新だったりすると、もっと早く利用できなくなっていたのかもしれませんね)

最新の macOS、さらに最新の状態で Microsoft 365 をご利用というケースであれば、何も問題は発生しないわけですが、古い macOS や 古いライセンスの Office を利用している場合には、こうした、Office の更新、macOS のアップデートによって問題が発生してしまいます。


【その対策は?】

今回は、macOS はサポート対象OSであることを前提にお話を進めていきます。

対象利用環境:
  • macOS Monterey Ver.12.0
  • macOS Ventura Ver.13.0
  • macOS Sonoma Ver.14.0
** macOS Big Sur Ver.11.0 まではすでに更新プログラムの提供が終了しております。サポート対象OSは、新しい macOS の提供がスタートすると随時変更されます。現在こうした macOS でサポートされている Office 製品は、
  • Office 2021
  • Microsoft 365
のみになります。

Office 2019 以前の製品は基本的にサポートも終了しているので、Microsoft 365 Personal などに乗り換えることがお勧めなわけですが、それも含めて、どんな対処法があるのか?ご紹介いたします。 
  1. Microsoft 365 Personal を購入してライセンスを更新する
  2. Office 2019 を削除して、Office 2019 で利用可能な最後のバージョンをインストールする
  3. Office 互換製品に乗り換えて利用する

1) Microsoft 365 Personal を購入してライセンスを更新する:

やはりこれが一番間違いない方法です。

Office 2021 などの統合パッケージ版(永代ライセンス版)でもいいわけですが、永代ライセンス版の場合には、今後またこのサポート期限(Windows 版、mac版 ともに、2026年10月13日)が来れば、同様のトラブルに遭遇することになります。

Microsoft 365 のサブスクリプションであれば、mac 自体の問題で、mac 自身を買い替えないといけないケースは出てきますが、Office 製品は引き続きそのままサブスクリプションが有効であれば利用可能です。

-- アプリのライセンスの更新手順:
  1. Microsoft Store や、Amazon などで Microsoft 365 Personal などのサブスクリプション製品を購入し、現在使用している Microsoft アカウントで利用できるように紐づけ作業(登録作業を行う)
  2. 現在使用中の mac で、Word でも、Excel でも構わないのでアプリを起動し、メニューバーの Word などをクリックしていったんサインアウトし、再度同様にサインインしなおします
-- うまくいかない場合:

Mac で Office のライセンス ファイルを削除する方法」にあるように、Office for mac には、ライセンス情報を削除するためのツールが用意されていますので、こうしたツールを利用していったんライセンス情報を削除したうえで、改めて今回紐づけされた Microsoft アカウントに手サインインしてライセンス認証してみてください。


2) Office 2019 を削除して、Office 2019 で利用可能な最後のバージョンをインストールする:

Windows 版 と異なって、古いバージョンに戻すというのも結果的に mac 版の場合には、「Mac 版 Microsoft 365 などの Office 製品をロールバックする」でもご紹介していますが、削除して入れなおすという流れになります。

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そして、古いバージョンを入れたら Microsoft AutoUpdate の設定を変更して Update しないように変更しておく必要があります。でないと、自動でアップデートされて、また最新バージョンまで上がって、入れなおさないといけなくなってしまいます。

-- Office for mac の古いバージョンをダウンロードする:

古いバージョンをダウンロードしてインストールするには、通常の再インストール方法(Microsoft アカウントなどからの再インストール)ではできません。こちらの方法では、常に最新のものしかダウンロードができないからです。しかし、「Office for Mac の更新履歴」からであればある程度までの期間は古いバージョンのインストールパッケージのダウンロードが可能です。

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現段階で上記サイトにて確認すると、macOS Catalina でも利用可能な、2022年10月11日に提供された Ver.16.66 のインストールパッケージ(Office スイート)も確認できます。

ただし、こうした古いバージョンを入れなおして利用する方法は、古いバージョンが抱えている不具合や脆弱性などがあった時に対応されないという点から推奨されませんので、あくまでもどうしても利用しないといけないといった事情がある場合のみに限られるものとご理解の上お試しください。トラブルが発生してもすべて自己責任ということになります。

また一応ライセンス的には、Office 2019 までのライセンスがあれば、問題なく利用できるようになるものと思われますが、そのインストールについても、またその利用についても、動作保証されているものでもありません。


3) Office 互換製品に乗り換えて利用する:

mac には標準で、iWork というアプリが搭載されています。Pages、Numbers、Keynote といったアプリに乗り換えて利用することもできるわけです。

この他にも、
  • Office for the web(Web版 Office)
  • Google オフィススイート
  • OpenOffice、LibreOffice などのような互換製品
を使うという方法も、その選択肢としてあります。

ただしあくまでもこれらは互換ソフトなわけですから Word や Excel、PowerPoint といったソフトとは異なりますので、その機能や使い勝手は異なります。また過去に作成されたデータが正しく表示できる保証もありません。

ということで、ここ最近またこの問題をちらほら確認するケースが出てきたので取り上げてみました。


<参照>



心に訴えるプレゼンを行う 〜PowerPoint



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2024年01月28日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

なかなか確認する時間がなくて遅くなりましたが、おそらく金曜日か?土曜日に届いていた更新プログラムだと思います。

本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

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・Microsoft Excel 16.82.24012414
・Microsoft OneNote 16.82.24012414
・Microosft Outlook 16.82.24012414
・Microsoft PowerPoint 16.82.24012414
・Microsoft Word 16.82.24012414

特に、ブログ・リリースノートなど今回の更新内容に関する情報はございませんでした。今後情報が公開された折には随時ご紹介したいと思います。

さて、積極的に情報を公開されている Outlook チームからは、1月に配信された更新プログラムの内容を公開しておりますが、今回公開された情報は以下の通りです。

・2024年1月15日・17日配信: Ver.16.82 (24011513) & 16.82 (24011715):

-- 修正

アクセシビリティ: Outlook for Mac で検索を実行する際のアクセシビリティを改善
メール: すべてのアカウント] のフォルダー横のバッジカウントが更新されない場合がある問題を修正
メール: 署名の画像が正しく表示されない場合があるシナリオを修正
メール: アカウントが接続されていても、ナビペインにオフライン状態のアイコンが表示される問題を修正

-- 新機能または改善された機能 特になし
-- 既知の問題 特になし

また、Outlook チームから新たな機能について情報が公開されておりました。


詳細は別途改めてご紹介しますが、"FindTime" に代わる "Scheduling Poll" という機能になります。Outlook on the Web および Macの全ユーザーもその対象になっています。




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2024年01月26日

文字数・行数を指定した通りに入力できるようにしたい...【一太郎】

前回 Microsoft Word のケースで、「文字数・行数を指定した通りに入力できるようにしたい...【Word】」という事例をご紹介しました。
ならば、日本語ワープロの老舗といっても過言ではない ジャストシステムの "一太郎" だと どんなもんなのか?確認してみました。


【デフォルトの設定のままで作成】

まずは、特に細かい設定などせずにデフォルトの設定のままで試してみました。(利用環境:Windows 11、一太郎2022 + ATOK)

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一太郎の場合にはサンプルテキストを挿入できる機能はないため、Word の RAND 関数を利用して生成されたサンプルテキストをコピーし、貼り付けてみました。

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左:ちょうど2行目。半角文字などが全くない行では、きちんと40字になってます
中央:半角の記号が入った行。記号を、"[" と "]" で1文字と計算すれば、40字と言うことになります
右:英字が入っています。全体では、44字となっていますが、英字 "SmartArt" のところを、2文字で1字とすれば、40字ということになります

フォントも、Word と同じ "游明朝" ではありますが行間が広がることもなく、行数もきちんと40行となっています。

ということで、一太郎の場合今回特に行数や文字数の設定もしませんでしたが、たまたま既定値だったということもあって何の設定もせずに、40字x40行 の設定が正常に完了という感じでした。


【"文書スタイル" という設定画面がポイント】

では改めてページの設定情報を確認しみましょう。Word でいうところの、"ページ設定" と言う項目は、一太郎 だと "文書スタイル" と言う項目になっています。

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書式タブ>文書スタイル(あるいは、ファイル>文書スタイル>スタイル) とクリックすると、文書スタイルのダイアログボックスが表示されます。

デフォルトでは、"文字設定" のところで、"字数・行数を優先する" となっているんですね。また、体裁タブを開いてみると、Word でもおなじみの禁則処理などもありますが、"欧文体裁" なんてところには、英文字などの処理設定があります。半角英数文字が入った場合に見やすくする処理ができるようになっているわけですね。

デフォルトで、"字数・行数を優先する" となっているわけですから、ここで行数と文字数さえ設定すれば、きちんとその通りになってくれるのは利用者にとっては、非常にわかりやすい設定です。


【文字設定の種類】

さてそんな 一太郎 の文字設定のところですが、その設定の種類には様々なものが用意されています。

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  1. 字数・行数を優先する
  2. 字数・行数を優先しない
  3. 標準の文字数を使う(Word互換)
  4. 文字数と行数を指定する(Word互換)
  5. 行数だけを指定する(Word互換)
最後の、"説明" をクリックすると、"一太郎2022ダイアログボックスヘルプ" と言う画面が表示され、そのダイアログボックス内の説明が表示されます。

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デフォルトでは、"字数・行数を優先する" になっているので、極端な話、行数と文字数のみ設定すれば、あまり細かいことにとらわれずに指定したとおりの文書が作成できる... と言うわけですね。

今回改めて一太郎で確認してみてもう一つ再認識されたのが、"游明朝" と言う書体。Word だと、このフォントは行間が広がってしまうので、そうしたことを前提に考えていかないといけないわけですが、一太郎だと行間が広がってしまうなんてこともない。またフォントサイズを大きくしたからといって、Word のように行間が広がってしまうこともない。

やっぱり、日本語を扱うのであれば "一太郎" だよなぁ〜 と常々感じてはいるものの、"日本語" を扱うワープロソフトとして、その細部にわたる気遣いには、改めて感心させられるばかりです。


<参照>




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2024年01月24日

文字数・行数を指定した通りに入力できるようにしたい...【Word】

Microsoft Word で文章を作成する際、「文字数・行数を指定したとおりに入力できるようにしたい....」といった相談は、昔から結構あったりします。というのも、例えば、40字x40行なんて設定しても、普通に行数と文字数を設定しただけではそうならないからです。

しかし、意外と課題やらレポートやらで、文字数・行数が指定されるケースってあるんですよね?

このブログを始めた当初にもそんな話題を取り上げたことがありました。


そんな Word 2007 のころと比べて状況はどうなのか?というと実はちっとも変わってません。ということで、改めて取り上げさせていただくことといたしました。


【行数と文字数の設定だけではダメ】

まずは、普通に、Word を起動して、文字数と行数を指定してみます。

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-- 作業手順:
  • Word を起動し、新規文書を呼びだします
  • ページレイアウトタブから、ページ設定グループの "ダイアログボックス起動ツール" をクリック
  • ページ設定ダイアログを表示させ、"文字数と行数の指定" のところで、"文字数と行数を指定する" を有効にします
  • 続いて、文字数を40、行数を40に設定し、OKで閉じます
そして、実際に入力してみたのが以下のものです。(rand 関数を利用して サンプルテキストを入力しています)

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ステータスバーに行数、列数を表示する設定にしてみると、カーソルが点滅している部分の情報がステータスバーに表示されますので、ステータスバーを右クリックして表示させてありますが、例えば上記のものであれば、1ページ目の一 番最後の文字のところでカーソルが点滅しているわけで、本来であれば、40行、40字となっていてほしいわけですが、実際のところでは.... 「行:21 列:42」と表示されています。

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文書を見ても一目瞭然で、行間も開いているので40行もありそうもないですし、文字数は実際にカーソルを置いてみないとわかりませんが、微妙に行によっても異なったりします。

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例えば、1行目にカーソルを点滅させているのに、2行目、43文字目になってたり、すぐ下の 2行目にカーソルを点滅させているのに、3行目、41文字目になっていたりしているのがお分かりいただけると思います。


** ちなみに、上記でも書きましたが、カーソルが点滅しているところの行数や文字数を表示させるためには、ステータスバーの上で右クリックして、"行番号" と "列" にチェックを入れれば表示されます。(わざわざ行数や文字数を数えなくてもよくなります...)

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もちろん信用できない... ならば、数えてみてください。


【フォントの種類や、文書の自動整形する機能がじゃまになる】

では、なぜそうなるのか?

Microsoft Word ということで言えば、もちろん原稿用紙のようにきっちり決まった文章も打てるわけですが、それ以上に文章を見やすく、体裁よく仕上げる方が優先されているため、様々な機能がその背後で設定されています。

そこには、
  • 全角の文字か半角の文字なのか?
  • フォントの種類やサイズは?
  • 数字や記号が使われているか否か?
  • 句読点などの禁則処理の設定
といったようなことがかかわってきます。

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上記のような部分の設定になります。(上記の画像は、デフォルトのままの状態です)

ですから簡単なことのようですが、そうした機能をいったん排除しないと、40字x40行 といった 一見簡単な設定であっても、簡単にはいかないわけです。


--対処法:

さてでは具体的な対処法についてみていきましょう。どこまで厳密に行うか?で段階別にみていきます。
  1. レイアウトタブから原稿用紙設定を使用する
  2. ページ設定から、原稿用紙設定を使用する
  3. 設定をすべてカスタマイズして行う
といった方法があります。

1) レイアウトタブから原稿用紙設定を使用する

みなさんおなじみの原稿用紙設定です。マス目の有無は、その設定の過程で選択すればいいだけなのですが、原稿用紙に書いたように仕上げたいというときには便利な設定です。

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でもよくよく見ると、
  • 行数と文字数の設定が、10x10 あるいは 20x20 しか指定できない
  • 半角の英数文字が続いた時に微妙にずれることがある
といったところで、今回課題とした 40行 x 40字 はできません。原稿用紙設定で行う場合には事前にフォントは、MS明朝などの書体に変更しておくといいでしょう。

この方法の場合、設定した後ではフォントサイズなども固定されてしまうので文字の大きさも自由に調整が出きません。もっとも、以前このブログでもご紹介していますが、「原稿用紙設定でフォントサイズを調整したい」にあるように、作成後いったんアドインを無効にすれば、フォントサイズなどの指定は可能になります。


2) ページ設定から、原稿用紙設定を使用する

最初に取り上げたものと似ていますが、こちらは、ページ設定ダイアログから行う "原稿用紙" 設定となります。

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試しに3行目の最後のところをクリックすると、「行:3 列:40」となっているので、文字数は正しくなっています。ただし、半角の英数文字や記号などが入っていると1行に入力された文字数も微妙に変わってきます。

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さらに、フォントの種類を MS 明朝 などに変更して文末でクリックしてみると、40行x40字 と表示されるようにはなりますが、途中英数文字や、カッコなどの記号が入っている行は微妙に行数が異なるので、厳密に、40行x40字 というわけでもありません。


3) 設定をすべてカスタマイズして行う

レイアウトタブ>ページ設定の、ダイアログボックス起動ツールをクリックして、ページ設定ダイアログを表示します。

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・文字数と行数:

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"文字数と行数を指定する" を ON にして、文字数 40 行数 40 と設定します。

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続いて "フォントの設定" を開いて、日本語用のフォントに MS明朝、英数字用のフォントは (日本語用と同じフォント)に変更。さらに "詳細設定" タブを開いて、"カーニングを行う" のチェックを外して、オフにします。最後に OK をクリックして、ページ設定ダイアログの設定を完了させます。

** カーニングとは?

"カーニング" は、英字などの文字が使用されている場合、文字と文字の間隔を詰める機能のことを言います。「半角英字」や「区切り文字」などの場合にその影響が出てきて文字位置が微妙にずれたりします。

** フォントについて

一般的にフォントには、固定ピッチフォントプロポーショナルフォントがあります。
  • 固定ピッチフォント(等倍フォント):字形によらず文字幅が一定のフォント
  • プロポーショナルフォント:字形によってわかりやすいように文字間隔が詰まったりするフォント
MS明朝は、固定ピッチフォントになりますが、MSP明朝は、プロポーショナルフォントになります。文字位置をきっちりそろえるには、プロポーショナルフォントではなく固定ピッチフォント(等倍フォント)を利用する必要があります。プロポーショナルフォントだと、英数文字ばかりか、日本語フォントでは句読点などでも影響がでてきます。


・段落の設定

続いて段落の設定に入ります。先ほどと同じように、レイアウトタブの、段落グループのところにある ダイアログボックス起動ツールをクリックして、段落ダイアログを表示させます。

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"体裁"タブを開きます。
"文字幅と間隔"にある
"日本語と英字の間隔を自動調整する"
"日本語と数字の間隔を自動調整する" 
の2カ所のチェックをはずします


・Word のオプションの設定

左ペインの "文字体裁" をクリックし、文字体裁オプション を設定します。

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カーニング:英数字のみ
文字間隔の調整:間隔は詰めない

最初にフォントの設定を変更しましたが、すでに文書が入力されている状態であれば、既存の入力されている文書をすべて選択して、フォント設定も、MS明朝などに変更する必要があります。


そして出来上がった文章が....

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2行目のように、半角文字やカッコなどのない行はきっちり40文字になっています。またページ末も、40行、40字になっていることがお分かりいただけると思います。

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半角英数文字やカッコなどが入っていたりすると文字数的には2文字で一文字分の扱いと計算するようにすれば、やはり1行40字の設定は、正しくできていることになります。半角の文字を避けたり、カッコなどは全角で入力するなどとすれば、きっちり 40行x40字 となるわけです。


<参照>



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2024年01月23日

macOS Sonoma 14.3 リリース!

2024年最初の更新プログラムになります。本日、macOS Sonoma Ver.14.3 がリリースされました。

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日本語のサイトはまだページが更新されておりませんので、USサイトの情報ですが、今年最初の更新は、かなり広範囲にわたる内容になっています。

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macOS Sonoma Ver.14.3
macOS Ventura Ver.13.6.4
macOS Monterey Ver.12.7.3 
などの macOS 以外にも、watchOS、tvOS、iOS、iPadOS の他にも、Safari 17.3 など多数の製品向けにリリースされております。

詳細は、「Apple security releases」より、製品情報をご確認下さい。

さて、うちの mac も更新しなくっちゃ....


<参照>




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【TYO】首都圏旅行 JR・新幹線+宿泊プラン
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2024年01月22日

"Show or hide updates" が 2025年廃止の予定

"Show or hide updates" は、Windows Update が何らかの問題により正常に更新ができずに、繰り返してエラーや、再試行を繰り返す際、一時的に適用を回避するためのトラブルシューティングツールです。

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このトラブルシューティングツールの廃止されるという情報が、Microsoft Security Response Center のブログの中で更新されました。

このツールについては、うちのブログでもかつて...
な形で紹介させていただきました。

US時間1月19日に更新されたブログでは、画像にもあるように "Important" として、トップに、帯で囲って「マイクロソフトは、2025 年に “Show or hide updates” トラブルシューターの廃止を予定しています。 また、更新プログラムにて問題が発生していない限り、このツールにて更新プログラムを非表示にすることは推奨しません。」と触れ、こうしたツールを利用して更新プログラムを非表示にすること自体が推奨されませんと、どか〜んと、表示されています。


【Windows Update をめぐる環境の変化】

Windows 8/8.1/10 などでは、Windows Update で何らかの事情でうまくいかない場合、更新の失敗を繰り返すことから、一時的にこれを回避するために、Windows Update で検出されないようにするためのトラブルシューティングツールとして提供されていました。

その後、Windows 8.1 までは、サポートも終了し、さらに、Windows10 についても、2025年10月14日にはサポートが終了するわけですから、そうした背景もあるのでしょうね。

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また昨今の Windows Update では、KIRKnows Issune rollback)といった機能を通じて、問題が発生した部分だけをロールバックできる方式が採用されるようになったりしています。

これについても以前「Windows Update と 「既知の問題のロールバック」」の中でご紹介させていただきました。また「Windows 11 Ver.23H2 が来ない?」の中でも触れていますが、アプリケーションの非互換性など、デバイス自体に問題が発生しそうな場合には、セーフガードホールドが適用されて Update 自体が検出されないようにしているなど、以前に比べるとその背景も変わってきています。

あくまでも個人的な憶測にすぎないかもしれませんが、こうした背景もあって、"Show or hide updates" の廃止... なんていう方向になってきているんでしょうね?

ちょうど、現在一部のユーザーで発生している KB5034441 のトラブルなどでは、このツールを利用して検出されないようにしてみては?なんていう話も出ているようですが、まだまだ、"Show or hide updates" が必要になるのかな?と思えるシチュエーションもあったりするわけですが、今後、本当に廃止としてなくなってしまうものなのか?については、引き続きその動きをチェックして、何かあればまた取り上げたいと思います。

今後必要になりそうかな? と思われる方は今のうちにダウンロードしておいていいのかもしれませんね。


【更新】

こうした状況はどんどん変わってくるんですね...




<参照>




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2024年01月21日

ハイパーリンクに、プレビュー機能が追加! 〜 Word for the web

Web 版 の Word(Word for the web)にて、文書内に挿入された ハイパーリンク の内容をプレビューできる機能が追加されます。

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(「Preview links in Word for the web」Office Insider Blogより)

US時間1月20日に公開された Office Insider Blog によれば、 リンクを開かずにリンクされたページのプレビューや、ドキュメント内の見出しやブックマークを表示 できる機能とのことで、開いているドキュメントを離れることなく、そのリンク先のデータがどういったものなのか?イメージできるようになります。

さらにリンク先を開くと、リンクアドレスの編集などもより簡単にできるようになりました。


【デスクトップ版との違い】

現在の段階で手元の、Word for the web で確認する限りでは、まだプレビューは表示されませんが、リンクアドレスの編集などの機能は利用できるようです。

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同じハイパーリンクが挿入されたデータを、Web版とデスクトップ版で開いてみましたが、デスクトップ版(右)の場合には、Ctrlキーを押しながらクリックすると開けますというポップアップが出るだけで、この部分から直接リンクの修正などもできません。

これに対して、Web版の場合(左)には、マウスでクリックするとポップアップのツールバーが表示され、リンクの編集などができるようになっています。さらにアドレスの上にマウスをポイントするとポップアップが表示されるのにとどまっています。

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ブログの中では、外部リンクのコンテンツをプレビューするには、リンクテキストをクリックすれば、プレビューが開き、Web サイトのロゴ、リンクタイトル、URL、画像、およびそこに含まれるコンテンツの説明が表示されるとあります。しかし "Requirements"(必要条件)によれば、"File > About > Privacy Settings" とひらいて、"Enable optional connected experiences" (オプションの接続エクスペリエンスを有効にする)にチェックを入れないと利用できないようです。ただし現時点では該当項目がまだないようですから、プレビューが表示されるのはもうちょっと先のようです。


【対象】

この機能は、サブスクリプションの有無は関係なく、すべての Word for the web ユーザーに展開されるようです。
ただし順次こうした機能はユーザーに向けて展開されていきますが、現時点ではすべてのユーザーが利用できるようになるまでには時間がかかるかと思いますので、まだ利用できないよ?という方は、しばらくお待ちください。


<参照>





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2024年01月20日

回復パーティションの適切なサイズ

今回、KB503441の問題で、改めて回復パーティションのそのサイズに注目が集まったのですが、実はこうした問題は以前からも時々発生していました。なので、Microsoft のサポート記事としても、「KB5028997: WinRE 更新プログラムをインストールするためにパーティションのサイズを手動で変更する手順」といったものもあったりします。

さらにネットで検索してみると色々出てきますね。皆さん苦労されていて、その成果を公開してくださっているのは、非常にありがたい情報です。

回復ドライブの空き領域が足らないために更新が失敗する... であればその最適な容量はどの程度なのか? 確認してみました。


【"回復ドライブ" とは?】

まずは、そもそも今回話題になっている "回復ドライブ" とは? といったお話から。

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ご使用になっているPCで自分の回復ドライブってどういったものなのか?確認してみてください。Windows 10/11 であれば、スタートボタンを右クリックすると、"ディスクの管理" というメニューが表示されますので、クリックすると表示されるのが現在のPCのドライブの状況です。

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今回話題になっているのが、そして今回話題になっているのが赤枠で囲われた部分になります。でも Windows の標準の機能では、実際にどの程度使用されているのかなどその状況は、GUI では確認できません。

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コマンドプロンプトを管理者として実行して、DISKPARTSコマンドをたたいて.... なんてことをするわけです。

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これに対して、専用のツールなどを利用すれば、GUI でサクッと表示されて、マウス操作でパーティションの変更なども簡単にできてしまうわけですから、上手に使用すれば便利ですし、無駄な時間を費やさずに済みますよね。

今回このPCは、前回ご紹介した KB503441 については問題なくインストールできていたわけですが、回復領域の空き領域を見ると、今後は結構厳しいかもしれないことも改めて一目で理解できます。


--Windows の修復に必要なもの:

この回復領域は何のためにあるのか?というお話ですが、簡単に言えば Windows のシステムに問題が発生した場合、システムを工場出荷時の設定に復元するために設けられている領域です。

ちょうど、「BIOS/MBR ベースのハード ドライブ パーティション」/「UEFI/GPT ベースのハード ドライブ パーティション」にこの回復パーティションについて以下のようにありました。

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  • WINRE.WIM のイメージサイズ
  • + 追加領域 250Mb(今後の更新用)
  • 追加領域 NTFS 750Mbに対して、5-15Mb以上
WinRE.Wim のイメージサイズは、どんなドライバ・言語、カスタマイズが追加されれているかによってそのサイズも変わってきますが、これにプラス今後の追加領域を確保する必要があります。なのでPCによってサイズはまちまちなわけです。

BIOS/MBRベースのPCに比べると、おそらく昨今の UEFI/GPTベースのPCの場合などは、「UEFI/GPT ベースのハード ドライブ パーティション」の中にも、"回復イメージ winre.wim は、通常、追加するドライバー、言語、カスタマイズに応じて、500 から 700 MB の間です" ともあります。

どうなんでしょうね? そうしたことからすると、BIOS/MBRベースのものでも、とりあえず 1Gb(1024Mb) ぐらいはあった方がいいのでしょうし、UEFI/GPTベースのものであれば、1Gb以上は絶対必要になってくるんでしょうね。

現在のご利用状況にもよりますが、かといって無駄に大きな領域を振り分けても仕方ない。もっとも問題はどの程度の追加領域が確保されているか? です。

どのみちまた足らなくなったら領域を足してあげればいいだけのことなので...。

ということで、まずは現状の把握。そして今後の対策として領域の増加... ということになるんでしょうね。


<参照>




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2024年01月19日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

次の更新プログラムが到着しております。
本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

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・Microsoft AutoUpdate 4.67(24011420)
・Microsoft Excel 16.82.24011715
・Microsoft OneNote 16.82.24011715
・Microsoft Outlook 16.82.24011715
・Microsoft PowerPoint 16.82.24011715
・Microsoft Word 16.82.24011715

Microsoft AutoUpdate を起動すると、まずは、AutoUpdate の更新がスタート。その後一旦、Microsoft AutoUpdate の更新が完了して再起動後に、Miocrosoft Office の各アプリの更新プログラムが到着しておりました。

なお今回の更新内容に関する情報は、現時点で公開されている物はございませんでした。今後何かの新機能など情報が公開された折には改めてご紹介させて頂きます。

さて久しぶりに、Outlook チームからリリース内容について情報が公開されておりました。

2024年1月8日&10日配信:Ver.16.82 (24010812) & 16.82 (24010924)

-- 修正:

コパイロット:コパイロットで返信すると、フォーカスが下書きではなくエディタに移動する問題を修正
メール:アカウントが接続されているにもかかわらず、オフラインと表示される問題を修正
パフォーマンス:Outlookの終了時にハングアップする問題を修正

-- 新機能または改善された機能:

なし

さて前回もご紹介しましたが、Copilot for Microsoft 365 が一般ユーザーでも、Copilot Pro の契約をすれば利用できる様になりました。現段階では、Windows 版でのみしかり表できない、Copilot for Microsoft 365 ですが、今後、macOS や iPadOS、Android、iPhone などさまざまなプラットフォームで利用できる様になります。

これに伴い今回の Outllook の更新内容のように、Copilot 関連の更新なども増えてくるんでしょうね...



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2024年01月18日

Microsoft 365 Personal / Family といった一般ユーザー向けにも Copilot for Microsoft 365 の提供がスタート!

2024年は、まさに Microsoft にとっても AI ラッシュな年となりつつあります。 当初、法人向けの一部のプランのみ対象だった、Copilot for Microsoft 365 の提供が、US時間2024年1月15日付で公開された Official Microsoft Blog の中で、Microsoft 365 Personal / Family の一般ユーザーにも展開されることが発表されました。

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右の画像は、同ブログを、Microsoft Edgeの翻訳機能で和訳したものです。


【どんな違いがあるのか?】

この辺りは、「Microsoft 365で生成AIが使える「Copilot Pro」、個人向けに月額3,200円で提供」(PC Watch)の記事がわかりやすくまとまっていますので参考にしてみてください。

-- 必要なもの:

一般ユーザーが、Copilot for Microsoft 365 を利用するためには....
  • Microsoft 365 Personal/Family のサブスクリプションの契約
  • Copilot Proの契約
が必要になります。


-- Copilot Pro とは?:

サブスクリプション契約で利用できるもので、Copilot を利用する上で必要になります。

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上記で言うところの、Copilot Pro を購入するという手続きから Microsoft アカウントでサインインして手続きに進むようです。
無料版の Copilot は、いわゆる Web 版であったり Windows の Copilot だったりするものがこれに該当します。

Word などの Microsoft 365 のアプリで利用するためには、Copilot Pro の契約が必要になります。また、Office 2021 などの統合パッケージ版では利用できません。

-- Excel はまだ英語版のみのプレビュー段階:

さてこうして一般ユーザーでも導入できるようになった Copilot for Microsoft 365 ですが、 "最もよくあるご質問" の "Copilot Pro は、Microsoft 365 Personal または Microsoft 365 Family サブスクリプションとどのように連携しますか?" にもありますが、現在の時点では Microsoft 365 のすべてのアプリでは利用できないようです。

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この中で、Microsoft 365 アプリで利用可能な製品について、"Word、Excel (プレビュー)、PowerPoint、OneNote、Outlook などがあります" とあり、Excel については、英語版のみで、現段階ではプレビュー段階のようで、日本語版では利用できないようです。
また、macOS や、iPadOS についてもまもなく利用できるようになるとはありますが、今すぐ利用できるのは Windows 版のみのようです。


さてこんな感じでいきなり一般ユーザーでも利用できるようになった Copilot for Microsoft 365。サブスクリプションの金額が、3,200円/月額 ということになるわけですが、これが高い.... と思われるか? 安い.... と思われるのか?

この辺りはどこまでこうした機能を使いこなしていくか?にもよると思われるので何とも言えませんが、Microsoft Community などを見ていると早速契約されて利用されている方もいらっしゃるようです。


【更新】

せっかく、Copilot Pro を契約して、もちろん Microsoft 365 Personal を利用しているのに、Copilot for Microsoft 365 が利用できない....そんな事例もあるようです。


そんな時確認しておきたい一つの対処法と思われる投稿が、Microsoft コミュニティに上がってましたので、ご紹介いたします。

上記にもありますが、アカウントに修復が必要などと出ているケースにはきちんとアカウントを修復(正しいMicrosoftアカウントでサインインしなおします)してください。

Microsoft 365 のサブスクリプションは、30日に一回、ライセンスの確認が自動的に行われています。これがインターネットの接続状況や、あまりPCを立ち上げていなかったなどの利用状況によっては、31日以上たつと "ライセンスのない製品" などと表示されるようになって制限モードになってしまいます。こうなると、すべての機能が制限されてしまいます。その前の段階で、"サインイン情報の修正" などと表示されるようになると、Microsoft アカウントがらみの機能は正しく機能しなくなります。

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Windows の通知などに、"Microsoft アカウントの問題" などの通知が表示される場合、Microsoft Office 製品のアカウントの修復が必要なケースがありますので、Word などのアプリを起動し、ファイル>アカウント と開いて確認してみてください。


<参照>




インテリジェンス機能があなたをサポート 〜Microsoft 365

AI を活用するならより高性能なPCを!
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2024年01月17日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

Beta Channel にしては、ちょっと間が空いた感じがしますが、次の更新プログラムが到着しております。

本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

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・Microsoft Excel 16.82.24011513
・Microsoft OneNote 16.82.24011513
・Microsoft Outlook 16.82.24011513
・Microsoft PowerPoint 16.82.24011513
・Microsoft Word 16.82.24011513

今回の更新内容に関して、現時点で公開されている情報は特にございませんでした。今後、何かしら情報が公開された折には改めてご紹介させて頂きます。

さて、US時間1月16日とあるので、日本時間だとやはり今日になる様ですが、通常版向けにも更新プログラムの提供がスタートしている様です。


上記の更新履歴によれば、

2024年1月16日 Ver.16.81 (24011420) 

の配信がスタートしております。当然ながら、現在サポートされている Office 2021 あるいは、Microsoft 365 向けのものになります。
Office 2019 を含めて以前のものは、サポートが終了しておりますので、更新プログラムは配信されません。

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2024年01月16日

Windows の基本操作 Vol.2024-1-1 コンピューター名、あるいは デバイス名を変更する

2024年一発目に、「Microsoft 365 のライセンスを解除する 〜 Microsoft 365 のライセンスの管理」といった話題を取り上げました。

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その中でもご紹介しましたが、Microsoft アカウントの画面で、どういったデバイスが登録されているのか?というところを確認する画面を見ると、上記のように "サインインしているデバイス" のところには、"デバイス名" が表示されていますが、通常ランダムな文字列になっているケースも多く、どのPCがどのデバイス名なのか?わかりずらいところがあります。

今回の「Windows の基本操作」では、このコンピューター名の変更方法についてご紹介いたします。


【デバイス名を確認する】

ではまずは、現在使用しているコンピューターのデバイス名(あるいはコンピューター名)がどうなっているのか? そしてどこから確認するのか?についてご紹介します。

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通常、
  • Windows 10 の場合(左): スタート>設定>システム>詳細情報(左ペイン)
  • Windows 11 の場合(右): スタート>設定>システム>バージョン情報(左ペイン)
とクリックすることで確認が可能です。

こうしたデバイス名は、当然自由に、わかりやすいように変更することも可能です。
確認していただくとお分かりいただけると思いますが、ノートPCなのに、"DESKTOP-〜" なんて設定されているものもあったりと、手元のPCで見ても "あれ?" となるものもあったりするわけです。


【デバイス名を変更する】

実は変更はさほど難しいものではありません。

1) Windows 10 の場合:

・"詳細情報" の画面を表示させ、"このPCの名前を変更" をクリックします

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・"名前を変更する" という画面が表示されますので、変更する名前を入力し、"次へ" をクリックします

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・完了すると、再起動を促す画面が出てきますので、都合に合わせて再起動してください

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2) Windows 11 の場合:

・"バージョン情報" の画面を表示させ、"このPCの名前を変更" をクリックします

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・"名前を変更する" という画面が表示されますので、変更する名前を入力し、"次へ" をクリックします

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・完了すると、再起動を促す画面が出てきますので、都合に合わせて再起動してください

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【Microsoft アカウントなどに表示されているデバイス名】 

さてこうしてデバイス名を変更しても、Microsoft アカウントに一度登録されているデバイス名が自動的に変わってくれるわけでもありません。

なので Microsoft アカウント上のデバイス名が気になるようであれば、一度サインアウトさせてデバイスを外した上で、再度PC側も Microsoft アカウントにてサインインし直してライセンス認証し直してみてください。


なお今回ご紹介した、確認方法や変更方法は、あくまでもいろいろあるやり方の一つにすぎません。インターネットなどで検索してもいろいろ表示・設定方法はでてきますので、わかりやすい方法でお試しください。


<参照>




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【JR SKISKI】GALA湯沢へ行こう!スキー&スノボツアー2023-2024

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2024年01月13日

KB503441 の更新プログラムがインストールできない

2024年1月、今年最初の Windows Update ですが、Windows 10 向けに提供されている更新プログラムの中で、"KB503441" のインストールに失敗する事例が確認されています。

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KB5034441: Windows 10 バージョン 21H2 および 22H2 用 Windows 回復環境の更新プログラム: 2024 年 1 月 9 日」によると、エラーの要因は、"この更新プログラムを完了させるのに十分な大きさの回復パーティションがない可能性があります。 このため、WinRE の更新が失敗する可能性があります" とのことで、回復パーティッションに十分な領域が確保されていないことが要因とあります。

エラー 0x80070643 と表示されるようですが、確かに手元の環境で確認する限りでは、ダウンロードとインストールは開始されますが、最終的に、以下のようにエラー表示が出てました。

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エラー的には、十分な大きさの回復パーティションが確保できていないことに当てはまるわけです。失敗している2台とも、回復パーティションは、572Mb だったり、607Mbだったりと少なめでした。

ただし、ちょうど現在記事を書いている Windows 10 のPCについては、回復パーティションのサイズが 572Mb しかありませんが、KB503441 の適用は正常に完了しておりました。少なくても成功しているPCもあれば、少なくて失敗を繰り返しているPCもありと、回復ドライブで作成されているパーティションの空き状況などにもよるのかもしれませんが、この辺りはどこまであれば成功するのか?何とも言えないところです。


【ちょっとハードルが高いかも? 〜 その対策は?】

さて今回のトラブル。「KB5034441: Windows 10 バージョン 21H2 および 22H2 用 Windows 回復環境の更新プログラム: 2024 年 1 月 9 日」の中では、明確にその理由と、対処法が説明されています。

なのでその通りにして、回復ドライブのパーティションサイズを広げてあげれば、更新プログラムも適用できるわけですが、この作業はやはり慣れていない人でないとなかなかハードルが高い作業内容になります。

--- 対応策:

ではどんな対策があるか?
  1. Microsoft のサイトに従って手動でパーティションサイズを調整する
  2. 専用のツール(無料版・有償版いろいろあり)を利用してサイズを調整する
  3. 専門の業者にお願いして、調整してもらう
  4. Microsoft からの対策を待つ
といったところでしょうか?

Microsoft コミュニティなどを見ていると「KB5034441が0x80070643エラーでインストールできない」(MSコミュニティ)にもあるように、すでに手動で調整されて、正常に更新も完了している方もいらっしゃいます。

でもこれはちょっと、初心者の方にとってみればハードルが高いですよね?


--- おすすめの対策は?:

今回のトラブルを受けて、Microsoft でも US時間 1月13日付で今回のトラブルについて言及がありました。

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まだ日本語の、Windows 10 バージョン22H2 の既知の問題とお知らせのところは、更新されていないため、USサイトを Microsoft Edge の翻訳機能を利用して日本語化したものが上記のものです。

既知の問題(Known issues and notifications)として、「The January 2024 Windows RE update might fail to install」のところで紹介されています。

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クローズアップすると上記の部分ですが、"次のステップ" のところでも言及されているように "現在、解決に取り組んでおり、今後のリリースでアップデートを提供する予定です"("We are working on a resolution and will provide an update in an upcoming release.")とあります。

ということで、セキュリティの修正プログラム( CVE-2024-20666 の脆弱性への対応)ではありますが、その内容的には、Bitlocker 暗号化などを使用しているとか、「BitLocker のセキュリティ機能のバイパスの脆弱性」(Microsoft MSRC) のなかで説明されているような利用環境で問題になるトラブルなので、これに該当しない場合にはこの更新プログラムの適用を急ぐ必要もありません。
  • "Windows RE に起動する起動可能な Windows ISO または USB フラッシュ ドライブを使用して、この脆弱性を悪用することはできますか?"
     ⇒ "なし。攻撃者が悪用が成功させるには、デバイスの回復パーティションにある winre.wim を使用する必要があります"
なので、攻撃者が直接PCを操作できる状況でないといけないわけで、PCは外に持ち出して使用していないなど、こうしたリスクに直面されていないような使い方の場合には急いで適用しなくても問題はありません。

Microsoft の側でも、今後のアップデートで提供する予定とあるようなのでしばらく待ってみていただくのが一番容易で、確実なお勧めの対応ということになります。

今回の更新プログラムのトラブルについては、今後改めて更新プログラムがリリースされた折にはご紹介させていただきます。


【更新】

さて今回、うちの場合には、2台失敗しているうちの、1台はとりあえず、Microsoft から配信される修正プログラムの適用を試したいので、失敗したままにして、もう一台は、普段からよく利用させてもらっている MiniTool Partion Wizard Free Edition を利用して、パーティションを切りなおして更新プログラムを再度適用。ほんと、GUI でサクッとできちゃうので、更新も含めて30分程度ですべて完了。

更新プログラムも無事に適用が完了しました。

ただしこのツール、インストールする際に無料版をちゃんと選択すること、さらにインストール後は、パーティションの管理は無料で利用できるのですが、一緒にインストールされる MiniTool ShadowMaker というツールがタスクスケジューラーに追加されちゃうのでこれを無効にしないとバックアップするようにメッセージがでて、うるさいです。ご利用の際にはご注意ください。


<参照>




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2024年01月12日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

Beta Channel に次の更新プログラムが到着しております。
本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

20240112-4-1.png 20240112-4-2.png
・Microsoft AutoUpdate 4.67(24010926)
・Microsoft Excel 16.82.24010924
・Microosft OneNote 16.82.24010924
・Microsoft Outlook 16.82.24010924
・Microsoft PowerPoint 16.82.24010924
・Microsoft Word 16.82.24010924

となっております。

Microsoft AutoUpdate を起動すると、まずは Micrtosoft AutoUpdate 自身の更新がかかり、完了し、再起動後、Office 製品の各更新プログラムが検出されます。

今回の更新内容に関して、現時点で公開されている情報はございませんでした。今後新たに情報が公開された折には、機会があればご紹介させて頂きます。

さて、USの Microsoft Community にちょっと面白い話題が上がってました。


Apple としてもサポートが終了して更新プログラムも提供されなくなった macOS Big Sur で、さらに Microsoft 365 のサポート対象から外れているけど、なんとか? Microsoft 365 が利用できないか? というもの。

まだまだこういうケースは多いんでしょうね。

実は上記のところでも紹介されていますが、CDN(コンテンツ デリバリー ネットワーク)を介して、Mac 向けの古いバージョンも提供してたりします。ここへのリンクも、Microosft のサポートページからも行ける様に紹介されているので、決して怪しいものでもありません。

日本だと、もうそんな古いのを使わないで新しいものを買うように促されてしまうんでしょうけどね。でも、mac を搭載するPCの寿命は短い。基本的に、サポートの終了はアナウンスされませんが、対象デバイス向けに macOS の更新プログラムが提供されなくなったら買い換えないといけません。古いものだと mac 自体も買い換えないといけないわけですから、単なる Office の買い直しだけですまないので、大きな出費にもなってしまいます。

うちのブログでも、いつかは紹介したいな? とは思ってましたが、先を越されてしまいましたね。macOS Big Sur にしても、Office 2019 for Mac にしても基本的にはサポートが修了した製品ですし、決して推奨されるわけでもないのですが、どうにか使いたいという気持ち... はよくわかります。

以前からちょくちょく覗いていましたが、ただしさすがにちょっと前からは、ここでもすでに Office 2011 for mac の提供は終了してました。

Microsoft のサポートページからもこうした情報へのリンクが完全になくなっていないのは、こうした配慮なのか? それとも単に忘れられているだけなのか? その眞相はわかりませんが...。

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タスクバーに表示されている雲のマークとその意味

タスクバーに表示されている雲のマーク。あれは "OneDrive" というアプリのアイコンになるわけですが、ここに "!" がついてたり、時に赤い "×" がついていたり、さらにはグレーになっていて斜め線がついていたりといろいろだったりします。

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何か?気になるけどとりあえず使っているうえでは特に問題はないのでそのままでいいやぁ... という方も多いかもしれませんね。

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そうした OneDrive のアプリが示すアイコンにはどんな意味があるのか? 今回は、Windows 上で表示されるアイコンについて確認してみました。macOS 向けについては機会があれば改めてご紹介したいと思います。


【OneDrive は標準インストール済みアプリ】

"OneDrive" は、Microsoft が提供するクラウドサービスです。Microsoft アカウントさえあれば、無料でも 5Gb のスペースが利用でき、これを有効に使用すれば非常に便利なツールでもあります。

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もちろん、Microosft 365 のサブスクリプションをご契約されているユーザーであれば、そのアカウントでサインインすれば、1Tb まで利用可能になるので、データのバックアップなどその用途も広がります。

通常であれば、Windows 10 や Windows 11 の場合には、OS標準でインストールされている組み込み済みアプリの一つです。ただし、もちろん削除することもできれば、再インストールすることも自由にできるので用途に応じてご利用いただけるものでもあります。


【タスクバーに表示されたアイコン】

タスクバーに雲のマークがありませんか? スタートアップを無効にしてたり、OneDrive のアプリ自体を削除していない限りタスクバーに雲のアイコンが表示されます。その表示されるアイコンには様々な姿があり、赤い×マークがついていたりすると、目に入って気になっていた方も多いのかもしれませんね。

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さてそんな "OneDrive" のアイコンですが。その表情も様々。上記のようにグレーのアイコンで、斜め線が入っているものもあれば、単なるグレーの雲のマークの時もある。

通知領域に表示されるものだけでも、以下にもあるように様々です。

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  • 白い十字を持つ赤い円
  • 灰色 OneDriveクラウド アイコンと線が通る
  • OneDrive 一時停止アイコン
  • 同期保留中の矢印が付いたOneDriveアイコン
  • 白いバーOneDriveアイコンが付いた赤
  • 黄色の感嘆符OneDriveアイコン
  • このアイコンを持つファイルが同期されない
  • ファイルまたはフォルダーの横にあるPeople アイコン
  • 青いクラウド アイコン
その表情にも、いろいろあるもんですね。


【"OneDrive" に関連したアイコン】

こうした "OneDrive" の動作に関連したアイコンもあります。

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デスクトップのショートカットアイコンの左下に、小さな緑色のチェックマークがつく、あのアイコン。"緑色のティック アイコン" っていうんですね。あれも、OneDrive で同期されているときに表示されるものです。

こうした OneDrive の様々な状態を示すアイコン。「OneDrive アイコンの意味は?」では、こうしたアイコンのそれぞれの意味するところが紹介されていますので、気になる方は一度ご確認ください。


<参照>




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安全なクラウドストレージで安心を確保 〜 Microosft 365
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2024年01月10日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

本日は、Windows Update の日でもありますので、Windows にも、Windows 向けの Office 製品にも更新プログラムが到着しておりましたが、Mac 版 Office にも更新プログラムが到着しております。

本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

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・Microsoft Outlook 16.82.24010812
・Microsoft Excel 16.82.24010812
・Microsoft OneNote 16.82.24010812
・Microsoft PowerPoint 16.82.24010812
・Microsoft Word 16.82.24010812

なお、更新履歴からすると、Microsoft AutoUpdate は、昨日更新されていたようです。

・Microsoft AutoUpdate Ver.4.67(24010718)

に更新されております。

現在の時点で、更新内容に関して、公開されている情報は特にございませんでした。今後、新しい機能、修正された機能などの情報が公開された折には、改めてご紹介させて頂きます。

冒頭にも書きましたが、本日は、Windows Update の日。Officeの更新プログラムも、通常版、Insider 版ともにきていますので、ご利用の方は更新をお忘れなく。




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2024年01月09日

知らぬ間に HP Smart というアプリがインストールされている

昨年の12月初めに「プリンターのアイコンが、いつもと違う?」という記事を2回にわたって取り上げました。

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コントロールパネルの "デバイスとプリンター" を開いたときに、プリンターのアイコンが、HP の M101-M106 に代わってしまうというトラブルです。

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このトラブルですが、基本的にはアイコンが変わってしまうだけで、機能的には問題ないし、またコントロールパネルを開かないとアイコンが変わったことにも気が付かないでしょうから、気にしなければいい... ものでもあるわけです。しかし、実はこのシステムアイコンが変わってしまうことで、HPのプリンターが導入されていると誤認されて、自動的に "HP Smart" というプログラムが、Microsoft Store を介してインストールされてしまうという副作用も発生していました。

プリンターのアイコンが、いつもと違う? 〜更新プログラム適用編」の中でもご紹介していますが、こちらの症状については、"KB5034510" (「KB5034510: Microsoft プリンター メタデータ トラブルシューティング ツール - 2023 年 12 月」)という修復するためのトラブルシューティングツールが、提供されていますので、こちらをインストールすれば、正常に修復されます。

修正プログラムの適用により
  • プリンターのアイコンの修復(改善)
  • HP Smart の削除(HPのプリンタードライバを使用していない場合)
といったことを実施してくれます。


【Windows Update では配信されない】

このトラブル、すべての環境で発生しているものでもなく今回配信されているトラブルシューティングツールは、Windows Update では配信されてきません。

なので「KB5034510: Microsoft プリンター メタデータ トラブルシューティング ツール - 2023 年 12 月」のところからリンクをたどってダウンロードセンターにアクセスして、ご利用環境に合わせたツールをダウンロードして実行する必要があります。

その手順については、「プリンターのアイコンが、いつもと違う? 〜更新プログラム適用編」の中でご紹介させていただきました。

副作用でインストールされてしまう "HP Smart" というアプリについては、これのみ単体で削除したとしても、おそらく根本的にシステム情報が修復されて、プリンターのシステムアイコンが修正されないと、またインストールされてしまうことになるんでしょうね? この辺りは詳細は、確認しておりません。

コントロールパネルの "デバイスとプリンター" を開かないと、この影響がでているかどうか?気が付いていない人も多いかもしれませんが、HP(ヒューレットパッカード)のプリンターなど使ってもいないのに、"HP Smart" という見知らぬアプリが入った...という場合には、おそらく根本的な対処が必要ですので、"KB5034510" を適用してみてください。


<参照>




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2024年01月07日

大学生にはお得な Microosft 365 Personal の学割プラン

Microsoft 365 Personal は非常に便利なプランではありますが、やはり学生にとっては負担なものでもあります。通常 Microsoft Store だと、そのサブスクリプションの価格は、14,900円/年 か、1,490円/月 となります。

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PCにプレインストールで搭載されている Office アプリをご利用の方も多いとは思いますが、これだと Access が使えないとか、PowerPoint が入っていなかった.... なんてことで別途買わざるを得なくなるケースもあったりするのではないでしょうか?

もちろん学校で用意してくれたりするケースもあるでしょうけど、そうしたものが利用できない場合にはどうしたらお手軽に利用できるのか?確認してみました。


【大学生向けの学割プラン】

実は、Microsoft 365 Personal には、大学生向けにお得な学割プランが用意されていたりします。

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まさに、750円/月という非常に導入しやすい価格で利用することができます。当然大学在学中という制限はありますし、在学を証明する必要があるなど購入に際しては「学生の皆様は Microsoft 365 が 50% お得に」のサイトの「よく寄せられる質問への回答」などを参考にしてみて下さい。


【Microosft 365 Familyプランの活用】

一般向けの、Microsoft 365 のサブスクリプションのプランには、1ユーザー向けの Microsoft 365 Personal の他にも、家族で利用可能になる6ユーザー向けのプラン、Microsoft 365 Family があります。

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Microsoft 365 Family は、お父さん、お母さん、そしてお子さんと、1つの契約で、家族最大6名が、それぞれ Microsoft 365 Personal と同じ機能が利用できるようになるプランです。

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こちらは学割と異なりますので、学生でなくてもOK。また家族といっても別に同居していなくてもいいので、地方に住んでいるご両親にこちらのサブスクリプションを契約してもらえれば、ご両親も当然ながら、お父さん、お母さんそれぞれのPCに、Microsoft 365 をインストールして利用できますし、地方などの大学に通われているお子さんも、このサブスクリプションで、Microsoft 365 が利用できるようになります。

最大6名というのは非常にお得なプランなわけです。

学生さんが Microsoft 365 を如何に負担を少なくして利用できるようにするのか? 
親御さんたちにとってはどんなプランがいいのか?

春には、新生活がスタートする大学生になるお子さんがいらっしゃる親御さんにとっては、自分も Microsoft 365 を使わないといけないというのであれば、こちらのプランも検討材料になるんでしょうね。


<参照>




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Microsoft 365 で簡単にデザイン 〜 PowerPoint

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2024年01月06日

iPad 版 Excel で Pivot Table が利用可能に!

US時間1月4日に、TechCommunity の Excel Blog にて公開された「Introducing PivotTables on iPad」によると、iPad 版 Excel にて、Pivot Table の利用ができるようになるようです。

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ピボットテーブルによる計算、集計、分析が可能になることで、iPad における Excel の機能が一層便利なものになります。

PCにインストールして利用するデスクトップ版に比べて、機能的にもタブレット版やスマホ版は機能にまだまだ制約もあります。一方でタブレットという面の特徴を生かして、タッチインターフェースが利用できるのは、こうしたモバイルデバイス版の便利なところです。


-- 利用可能なバージョン:

Excel on iPad Ver.2.80.1203.0 以降

一気にすべてのユーザーに展開されるものでもないため、順次その適用範囲は広がっていきますので、まだうちの Excel on iPad には展開されていないよ?という方もいらっしゃると思いますが、そうした皆さんはしばらくお待ちください。


<参照>




Surface Laptop Stuidio 2 が新登場 -- Microsoft Store


わずか数クリックで予算を簡単に作成 --- Excel for Microsoft 365

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2024年01月05日

Windows 10 から、"ペイント" が消えた?

ペイント(Microsoft Paint)といえば、Windows 95/3.1 よりも前からある Windows 標準搭載のお絵かきソフトです。

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この "ペイント" がなくなると最初に発表されたのが、2017年の Windows 10 Fall Creators Update の時。もっともそれ以来、一応削除される機能としてはリストアップされてはいましたが、その後 無くなった?っていう話は特に聞いてませんでした。

しかし、MS コミュニティを見ていたら...


など、昨年末ぐらいの投稿から "ペイント" が無くなったという投稿がちらほらみられるようになってきました。

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Windows 10 Fall Creators Update の時に無くなるよ?という話が上がった時には、今後、ペイント3Dを使ってもらって、またクラシックペイントとして、Microsoft Store からも提供するよ?という事になっていましたが、気が付いてみるとこれが利用できるのも Windows 11 のみ。Windows 10 は対象外。

Windows 11 では、ペイントにレイヤーの機能が付いたり、テキストを抽出する機能などの新機能が搭載されるなどペイントも機能強化されてきています。一方で、すでに機能面で新たな機能が搭載されなくなった Windows 10 においては、現状維持か?と思いしやどうもシナリオ通りなくなる方向で進んでいるようです。


【削除される機能】

Windows の機能も、使われない機能、セキュリティ的に古くて不要になった機能などなどバージョンが上がれば、機能も断捨離されてきます。一方で新しい機能が搭載されていきます。

こうした削除される機能、あるいは削除された機能については、「Windows クライアントで削除された機能と機能」で紹介されています。

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Ver.1703 のところに "Microsoft ペイント" がありますね。

こうしたことは当然 Windows 10 に限ったことではなく、Windows 11 でも同様。「非推奨の Windows 機能」のところで紹介されています。

ということで、ここにリストアップされているということは、いつ削除されても仕方ない状態になっているわけです。

あとはどんなタイミングでなくなってしまうのか? ここにある以上、無くなるというシナリオは変わらないわけで、何かの更新を機に無くなったり、リカバリして Windows 10 を再インストールしたらすでに無くなってたなど...

新機能が段階的に展開されるのと一緒で、無くなるのもいっきににすべてのユーザーからなくなるわけではなく、段階的に消えていくんでしょうね。


【"ペイント" を復活させたい!】

とりあえず現状ではうちの環境ではすべて問題なく動作しているので、普通に起動できている Windows 10 の環境で確認してみました。

-- プログラムの場所:

Windows 10 の場合、そのほとんどは 64ビット版。もちろん 32ビット版というケースもあるわけですが、

64ビット版の場合 通常は、
C:\Windows\System32  と開くと、"mspaint" があります。
また、
C:\WINDOWS\System32\ja-jp\  にある "mspaint.exe.mui" もあるようなので確認してみてください。

また32ビット版の場合には、
C:\WINDOWS\SysWOW64\  と開くと、"mspaint" があります。

これらの場所を開いて、"mspaint" があれば、デスクトップなどにショートカットアイコンを作成しておけば、そこから起動できるようになります。

なので、あれ?ペイントがない... となった場合には、上記の場所を確認してみてください。64ビット版は無くなって使えなくなっても、32ビット版であれば使えるというケースもあるようです。


-- PowerShell を利用して再インストールする:

これまでにも、"ペイント" がなくなったっていうことで、様々な対処法がネットを探すと出てきます。以下の、PowerShell を利用した方法もその一つになります。仮に機能が完全に無効化?されたときにこの方法が有効かは分かりませんが、試してみる価値はあるかと思います。

PowerShell を管理者として実行し、以下のコマンドをコピーして貼り付けます。

DISM /Online /Add-Capability /CapabilityName:Microsoft.Windows.MSPaint~~~~0.0.1.0

を実行してみます。


残念ながら、現時点で手元の環境では全く問題なく利用できる環境にあるため、無くなった?という状況は確認できておりません。
なのでなくなった折には、今回ご紹介した方法を確認してみたいと思います。


<参照>




リコレ!ソフマップの中古通販サイト


HP のお得なPCは... --HP Directplus

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2024年01月04日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

2024年一発目の更新が到着しております。

本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

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・Microsoft Excel 16.82.24010231
・Microsoft OneNote 16.82.24010231
・Microsoft Outlook 16.82.24010231
・Microsoft PowerPoint 16.82.24010231
・Microosft Word 16.82.24010231

となっております。Ver.16.81 → Ver.16.82 へ。

今回配信されてきた更新プログラムの情報など現時点で公開されている情報は特にございませんでした。
2024年も本日ぐらいからは、本格的に始動するんでしょうね。

今後新たらな情報公開された折には、随時機会があればご紹介させて頂きたいと思います。

そういえば、Windows 版の Beta Channel も昨日更新が来ておりましたので、ご利用の方はご確認ください。




JR東日本びゅうダイナミックレールパック


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2024年01月02日

Windows Copilot はどうなった?

2023年春、Windows 11 に Windows Copilot が導入されることが発表され、その後、Windows Insider 向けに提供がスタートし、そして 12月には、Windows 11 に向けては "Copilot in Windows" として、通常版に向けてリリースがスタートしました。

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さらに Windows 10 にも向けてリリースされることが発表され、一部こちらも通常版に向けてリリースがスタートしました。

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Windows に搭載されるものの他では、先行しているのが Microsoft Edge に搭載されている Copilot になります。他にもすでに一部で提供がスタートしている Microsoft 365 向けのものもあったりと様々な分野で "Copilot" の展開がスタートしつつあります。

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さてそんな感じで、PCには今後も様々な局面で使用する機会が増えそうな "Copilot" 。2024年になってさらに加速しそうな "Copilot” について、Windows 10 への展開など現在の状況について確認してみました。


【Windows への展開】

2023年11月15日から開催されていた "Microsoft Ignite 2023" はまさに、 "Copilot" や AI をめぐる様々な最新の情報が発表されました。

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こうした Ignite を経て、11月末、12月1日より正式に提供がスタートすることが「Microsoft Copilot (現 Bing Chat、Copilot in Windows) を 12 月 1 日より正式提供開始。個人のお客様向け機能の紹介」で発表されました。

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年が明けて、2024年1月。現在の手元の環境で確認してみると....
  • Windows 10 Release Preview → Copilot 搭載済み
  • Windows 10 Pro → Copilot 搭載済み(ただし一部のPCのみ)
  • Windows 11 Pro → Copilot 搭載済み(ただし一部のPCのみ)
  • Windows 11 Canary Channel → Copilot 搭載済み
といった感じです。

どんな違いなのか? 詳細を確認してみると、更新プログラムの適用状況などもあるんでしょうけど、「Windows の Copilot へようこそ」にも触れている部分も大いに関係ありそうです。

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Microsoftアカウントでのサインインが必要:

Windows Insider に参加しているものはとりあえず別として、通常版については、Windows 10 にしても、Windows 11 にしても、2台中1台にて稼働中。違いといえば、Microsoft アカウントでサインインしているPCか? ローカルアカウントで運用しているPCか? 

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まさに「Windows の Copilot へようこそ」の "Windows の Copilot の使用を開始する" にもあるように、更新プログラムの適用状況は問題ないようなので、Microsoft アカウントにサインインしているか?いないか?の違いのようです。

あえてローカルアカウントで運用しているPCなので、ならば仕方なし.... かな? でも、裏返せば、ローカルアカウントで運用していれば当面は Windows Copilot の適用は回避できるんでしょうね。


さらに「Windows の Copilot へようこそ」にもありますが、基本的には、まだ Windows 10 の場合も含めプレビュー版として提供されているので、この中で "Windows 10 の Copilot は、今後数か月間、制御された機能ロールアウトを通じて段階的に提供される予定です" とあるように順次展開されていくのでしょうね。

今後これらがまたどう展開されていくのか? 新たにご紹介できる情報が公開された場合には、また取り上げてみたいと思います。


<参照>




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2024年01月01日

Microsoft 365 のライセンスを解除する 〜 Microsoft 365 のライセンスの管理

Microsoft 365 Personal や、Microsoft 365 for Business にしても、インストールする台数に制限はありませんが、製品によって多少異なりますが、Microsoft 365 Personal の場合には、1ライセンスで同時に利用できるものは、PC で言えば 5台までになります。一般向け製品と法人向け製品には違いもありますが、そこはこの後の記事を参考にしてください。

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PCの買い替えなどにより、古いPCのライセンスを解除して、その空いた分を新しいPCに割り振りたい....

そんな場合には、現在サインインしているデバイスでのライセンスをサインアウトして、ライセンスの解除の手続きが必要になります。Office 2021 のような統合パッケージ版と異なり、Microsoft 365 のサブスクリプション版の場合には、この管理は自分でできるようになっています。

今回はこうしたデバイスの管理のお話を中心にご紹介いたします。


【一般ユーザー向け製品】

Microsoft 365 といっても、そこには、一般ユーザーを対象とした製品と法人向けの製品があります。

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さらに一般向けサブスクリプション製品にも、
  1. Microsoft 365 Personal
  2. Microsoft 365 Family
といった製品があります。

1) Microsoft 365 Personal:
1ユーザー向けの製品で、Windows や Mac といったPC、タブレット、スマートフォンなどの組み合わせで同時に5つのデバイスまで利用可能です。インストールだけであれば台数に制限はありません。

2) Microsoft 365 Family:
6ユーザー向けの製品で、 "家族" で一人一人のPCにインストールして利用できるようになっています。さらにその一人一人が、Microsoft 365 Personal 同様に、5台のデバイスにインストールして利用が可能です。

今回 ここでは触れませんが、Microsoft 365 Family については、「Microsoft 365 Family サブスクリプションを共有する」を参考にしてください。


【法人向け製品】

法人向けのサブスクリプションには、その会社の規模などにより様々なプランが用意されています。

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  1. Microsoft 365 Basic
  2. Microsoft 365 Business Standard
  3. Microsoft 365 Business Premium
  4. Microosft 365 Apps for business  など
Microsoft 365 Basic のような、PCにはインストールできないモバイルとWebに限定されたものから、様々な Microsoft 365 アプリが付随するプランまで様々です。
PCなどにインストールすること前提としている Microsoft 365 Business Standard 以上のプランの場合、1ユーザーが、最大5台の Windows PC または Mac、5 台のタブレット、5 台のモバイル デバイスにて利用可能になっています。

詳細は、「すべてのMicrosoft 365プラン」をご覧ください。


【デバイスの管理】

さてそれだけ多くのデバイスにインストールして利用しているとなると、冒頭にも触れましたが、PCの買い替えなどによって、古いPCをその対象から外して、新しいPCにインストールしたいというニーズは当然発生します。

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ではその管理方法について確認していきましょう。

-- 一般ユーザー向け製品:

1) Microsoft アカウントの、サービスとサブスクリプション の画面に移動し、"Microsoft 365 Personal" と表示されている右端にある "管理" をクリックします

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2) 画面が変わったら、"デバイス用の Microsoft 365 アプリ" の、やはり右端にある "V" をクリックします

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3) すると現在インストールされているデバイスが表示されます

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-- 法人向け製品の場合:

1) まずは マイアカウント にアクセスしサインインし "Officeアプリとデバイス" にある "アプリとデバイスを表示" をクリックします

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2) "Office" のところにある "デバイス" をクリックします。すると現在サインインしているデバイスが表示されます。

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ちなみに、一般、法人を問わず ご覧いただくとお分かりのように "サインインしているデバイス" のところには、デバイス名が表示されていますが、デバイス名については、Windows 10 の場合には、スタート>設定>システム と開いて、左ペインの最下部にある "詳細情報" をクリックすると "デバイスの仕様" が表示されますので、そちらで確認できます。

Windows + "R" にて、ファイル名を指定して実行のダイアログを表示し、"msinfo32" と入力してOKをクリックすれば、システム情報が表示されますので、そこでも確認は可能です。


非アクティブにしたいデバイスが見つかったら、"サインアウト" をクリックします。サインアウトされたデバイスは、しばらくすると、ライセンス認証を求められるようになり、認証していないと制限モードになります。つまり、ビューワーとしてしか使用できなくなります。

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なお「Office のインストールを非アクティブにする」のところでは、Office 2021 などの統合パッケージ版についても項目はありますが、ご覧いただくとお分かりいただけると思いますが、こうした統合パッケージ版の場合、ダウンロード版などは、2台までインストールできたりもしますが、デバイスの管理はできません。詳細は「ライセンス認証ウィザードを使用して Office をライセンス認証する」をご参照ください。


【インターネット接続の必要性】

Microsoft 365 のようなサブスクリプション製品や、現在一般向けに提供されている Microsoft Office 2021 のような統合パッケージ版(含む、プレインストール版)については、そのライセンスの管理において、インターネット接続は必須になります。

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定期的にライセンスのチェックが行われますので、上記にもあるように 31日以上インターネットにつながっていない状態になると、自動的に機能制限モードになります。 もちろん、機能制限モードになってもインターネットに接続して、インストールの際に利用された Microsoft アカウントにサインインすれば再び利用可能になります。


-- オフラインでも利用したい法人向け製品:

インターネットが利用できない環境、あるいはネットに接続されていない環境で利用しないといけない法人向けには、ボリューム ライセンス契約を通じて組織が利用できる Office LTSC という製品が用意されています。

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Office LTSC は、サブスクリプションなどと異なり、ライセンスの対象は利用するユーザーではなくインストールするデバイス毎のライセンスになります。なので必要な台数分のライセンスを購入する必要が出てきます。


Office LSTC のような、ボリュームライセンスまでは.... という場合、一般、法人を問わず、インターネットが利用できない環境で利用せざるをえない場合でも、とりあえず30日毎にインターネットに接続しておけば問題はないことになります。

OneDrive、Teams、オンライン画像の挿入 など Office 製品上で インターネットを介したサービスは使わない...ということであれば、インターネット接続されていなくても利用はできるので、その場合、ライセンス認証を求められるようになったら、とりあえず一時的にインターネットに接続して、認証すればいいだけです。


<参照>




わずか数クリックで予算を簡単に作成 〜Excel/Microsoft 365


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