2023年12月29日

プリンターのアイコンが、いつもと違う? 〜更新プログラム適用編

以前に、「プリンターのアイコンが、いつもと違う?」という記事を取り上げました。

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プリンターのアイコンが、HPのプリンターに変わってしまうという不具合です。一応、最初の記事にも追加情報として更新プログラムの提供がスタートしたことをご紹介しましたが、この修正プログラムは、Windows Update などで自動的に配信されるものではないため自分でダウンロードして追加する必要があります。


【更新プログラム「KB5034510」】

プリンターのアイコンが、HPのプリンターのアイコンに変わってしまい、これに伴って、Microsoft Store からは、"HP Smart" なんてアプリが自動的にインストールされてしまったりします。

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"HP Smart" というアプリは、HP のプリンター利用者向けに提供されているもので、本来 HP のプリンターを使っていなければインストールされることはないわけですが、今回のアイコンが変わってしまうという不具合に伴って、HP のプリンターを利用していなくても、自動的にインストールされたものです。

ただしアイコンがおかしくなってしまうのと、HP Smart が勝手にインストールされてしまうこと以外には特別大きなトラブルを引き起こすものでもなく、プリンターのアイコンもコントロールパネルからデバイスとプリンターのところを開かない限りは、ここが変わったことに気が付くことも少ないので気が付いていない人も多いことでしょうね。

-- ダウンロードセンターからの導入手順:

さて今回の 「KB5034510」"Microsoft Printer Metadata Troubleshooter ツール" は、Windows Update では配信されませんので、必要に応じてダウンロードセンターからダウンロードする必要があります。

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2) "Select language" のところは、"English" しかないので、そのまま "Download" をクリックして、ダウンロードをスタートします

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3) "Choose the download you want" という画面になりますので、ご利用環境に合わせて必要な項目にチェックを入れて "Download" をクリックすると、ダウンロードがスタートします。ダウンロードしたものは、通常ダウンロードフォルダに保存されています。

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4) このプログラムは、管理者として実行をする必要があるため、エクスプローラーを開いて、ダウンロードしたプログラムアイコンの上で右クリックして、"管理者として実行" をクリックします

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5) しばらくコマンドプロンプトの黒い画面が出たままになりますが、一瞬画面がリフレッシュされて、完了するとこの画面が消えますので、消えたら、コントロールパネルなどからデバイスとプリンターのところを開いて確認してみてください

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注意)
  1. このプログラムはダウンロードしたものを "ファイルを開く" をクリック、あるいは ダブルクリックで実行するのでは、適用できません
    あくまでも上記でご紹介しているように "管理者として実行" する必要があります
  2. 通常の標準のアイコンに戻るはずですが、戻るのに時間がかかる場合には、PC自体も一度再起動してみてください

KB5034510: Microsoft プリンター メタデータ トラブルシューティング ツール - 2023 年 12 月」では操作方法として、コマンドプロンプトを管理者として実行して行うことが紹介されていましたが、手元の環境で試した限りでは、ダウンロードしたプログラムアイコンを右クリックして、"管理者として実行" でも問題なく適用されていました。


今回のこのプログラムの導入により、
  1. 以前にダウンロードしたモデル情報とアイコンが復元され、この名前とモデルと一致しないプリンターから HP LaserJet M101-M106 モデル情報、アイコン、およびアプリケーションの関連付けが削除される

  2. 不適切なメタデータが見つかり、HP プリンターまたは HP プリンター ドライバーがインストールされておらず、2023 年 11 月 25 日以降にアプリケーションがインストールされた場合、このツールは HP Smart アプリケーションを削除してくれる
の2つのことを実行してくれます。


<参照>





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ゆく年、くる年 〜 今後の Windows の非推奨となる機能

年の瀬。ゆく年くる年...ということで、Windows の今後について確認し見ました。

今年も年末。2023年を振り返ってみると、さまざまな新しい機能が公開されると同時に、使われなくなった機能などはどんどん整理されて、非推奨の機能になり、その後、削除されていきます。


【Windowsの非推奨となる機能】

そんなことを紹介しているのが今回ご紹介する「Windows クライアントの非推奨の機能」のサイトになります。

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振り返ってみると、いろいろあるものです。

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2023年に非推奨となった機能。あまり知られてない?のか "ヒント" もなくなっちゃうんですね。

--ヒント:

Windows や Office を使うためのヒントを提供しているアプリです。

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私の場合には、Windows にしも、Office にしても、Insider 版で提供されていた機能が、通常版に提供されるようになったのかな?なんて確認するときに起動したりしてました。


--ワードパッド:

これもなくなっちゃうんですね。

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Word がない環境では重宝してましたが、無料で利用できる Web 版の登場で、一気に影が薄くなった感もあります。今年は、メモ帳も進化して、タブ表示やら自動保存の機能が付いたりはしてますが、ちょっと立ち位置が違うので、これがあるから大丈夫ってわけでもなく、例えば今後オフライン環境では、Word がないと Word のデータが開けなくなるわけですね。

そうそう、"Cortana" さんもスタンドアロンアプリとしては、非推奨になりました。今後は、Windows Copilot がその後を引き継ぐわけですね。Windows Copilot については、以前にもご紹介しましたが、Windows 11 だけではなく、Winodws 10 への展開も発表され、うちでも通常版であっても一部のPCではすでに利用可能になっています。ただしその後、その他の Windows 10 へはまだ来ないのでどうなったか?時にしてますが、進展はないようです。

個別に、その思いを書き出すときりがありませんが、推奨されなくなるってことはやはり利用される機会が少なかったってことなんでしょうね。まさに Windows も "断捨離" しているわけです。


【今後が気になる機能】

1) NTLM認証の廃止

今年の10月。TechCommunity の Windows IT Pro Blog のなかで、以下のような記事が公開されました。

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今後、これまで利用されていた NTLM認証から Kerberos に変えていく予定... ということですが、これが報じられた時には各メディアでも取り上げられておりました。


** NTLM = NT LAN Manager

一般ユーザーでも NAS を設置しているケースもあるわけで、今後 NAS へのアクセスに将来的に問題が発生してくる可能性が出てきます。ちょっと気にしておこうかと思ってます。


2) Windows 10 ESU の提供

そしてもう一つが、"Windows 10 ESU" の提供。2023年12月に発表されたもので、2025年10月14日にサポートが終了する、Windows 10 に対して有償で引き続きセキュリティの不具合が見つかった場合には更新プログラムを提供して使ってもらおうというもの。Windows 7 の時には、法人向けのみに提供されていましたが、今回は、個人向けにも提供の予定らしいのですが、価格や提供方法などの詳細はまだ明らかになってません。

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来年(2024年)の終わりのころまでにはさらなる情報が提供されるのでしょうから、こちらも今後気になるところです。でも一般個人ユーザーが、わざわざこうしたこうした ESU を利用する必要がある人ってホント限られるでしょうね。

さてそんな 2023年も、あと2日。そうそう、プリンターのアイコンがHPのプリンターになってしまう不具合の更新プログラム適用しないといけませんね。それについては、別途後ほど記事として取り上げます。


<参照>




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