11月になって年賀状の発売がスタート。今年も残すことあと2か月を切りました。
これからは年賀状作成アプリ、そしてプリンターが大活躍するシーズン。ということで、手始めに、筆まめ、筆ぐるめ、筆王、宛名職人といった、年賀状作成ソフトのOSの対応状況を確認してみました。
そうそう忘れてはいけない 郵便局のはがきデザインキットも、"はがきデザインキット2024" としてサービスがスタートしていますよ。
基本的には、現時点で、Windows 10 Ver.21H2 までは、すでにサポートも終了しているので、この秋に販売された新しいバージョンの各ソフトは、Windows 10 Ver.22H2、Windows 11 Ver.22H2 以降がサポート対象となります。基本的には、どのメーカーもサポートが終了したOSでの動作は、サポート対象外になります。
【OS のサポート期限】
モダンライフサイクルポリシーに基づいて配信されている Windows OS ですが、そのサポートポリシーから、現在サポートされているバージョンは、
- Windows 10 Ver.22H2 サポート終了日:2025年10月14日
- Windows 11 Ver.22H2 サポート終了日:2024年10月8日
となっています。
Windows 10 についていえば、Ver.21H2 は、2023年6月13日にサポートが終了。
さらに、
Windows 11 については、Ver.21H2 が、2023年10月10日をもってサポートが終了しています。
【各年賀状作成ソフトの状況】
巷にある年賀状作成ソフトは、無料のものから、市販されているもの、雑誌のおまけで配布されているものなどものすごい数になるんでしょうね。この季節になると、書店では来年の干支のイラストやら、有名なキャラクター素材をたくさん盛り込んだDVD付きのMook本が山積みされている時期です。
さてでは早速いくつかのソフトについてみていきましょう。
・筆まめ:
定番年賀状ソフトの一つ、"筆まめ"。現在は、ソースネクストが販売しています。サポート情報も、ソースネクストから提供されています。
Ver.30以前の古い製品については、「Windows対応表 筆まめ」(筆まめネット)をご参照ください。
最新バージョン:筆まめ Ver.34
注意したいのが、筆まめに限ったことではありませんが、Windows 8.1 などの古いPC から、Windows 10 にアップグレードしてご利用の方。筆まめの場合には比較的緩くて、旧対応表を見ると、Ver.25 以降のものであれば、Windows 10 でも動作はするようですが、それ以前のものは不可になっています。筆まめ31の販売当初の情報を確認すると、Windows 10 対応として販売されていたのは、このバージョンが最後のようです。ソースネクストのサイトによれば、筆まめベーシック29、筆まめ32以降が Windows 11 対応となっています。
・筆ぐるめ:
もう一つの定番ソフトといえばこれでしょうね。富士通のPCなどにはプレインストールでついてきたりもします。筆ぐるめの場合にはかなりバージョンによってシビアですので注意が必要です。Windows のバージョンが一つ上がると、サポート対象も変わってきます。
最新バージョン:筆ぐるめ Ver.31 2024年版
Windows 10/Winodws 11 Ver.22H2 だと、Ver.27以降で動作。ただし、Ver.27では一部動作制限もあるようですし、Ver.28〜Ver.30の場合も、アップデートプログラムの適用が必要なようです。
最新バージョンは、Windows 10 / 11 Ver.22H2 以降がサポート対象でそれ以前のOSはすべて動作保証対象外になります。
・筆王:
これも定番ソフトでしょう。Mook本などについているフリー版を利用されている方も多いかもしれませんね。
最新バージョン:筆王 Ver.28
Windows 10 の場合〜筆王Ver.19.05以上で対応
Windows 11 の場合〜筆王Ver.26.00以上で対応
・宛名職人:
比較的製品数も少ない mac 向けにもある年賀状作成ソフト。Windows 版、Mac 版 がある比較的珍しいものです。30周年を迎えるんですね。
最新バージョン:宛名職人 Ver.30
Windows 10の場合:宛名職人2015(旧アジェンダ)以降 ソースネクストでは、宛名職人 2017 Premium 以降
Winodws 11の場合:宛名職人2022 Premium 以降の製品のみ
macOS については、サポートが継続している macOS Monterey 以降についてご紹介します。
macOS Monterey Ver.12.0:宛名職人 Ver.28 以降
macOS Ventura Ver.13.0:宛名職人 Ver.29 以降
macOS Sonoma Ver.14.0:宛名職人 Ver.30
【今年もオープン "はがきデザインキット2024"】
郵便局が無料で提供しているサービスとして重宝なのが "はがきデザインキット"。何年か前から、PCにインストールして使用するデスクトップ版の提供は終了しましたが、Web版とスマホ版は現在も提供されています。
Web版は、402種類ある豊富なテンプレートからテンプレートを選択して文字を入れなおすなどして利用します。まだちょっと年賀状には早い時期ですが、喪中はがきなどはぼちぼち急がないといけない時期です。喪中はがきのテンプレートなども用意されています。
ひな形をそのまま利用して文章のみ変更する程度のものであれば、ひな形を選択し、文章を編集。スタンプ機能を利用してイラストなどを追加することもできます。あとはPDFとしてダウンロードして自宅で印刷するか? コンビニのマルチコピー機でプリントするか....
スマホアプリ版もあるので、スマホの場合には、スマホにアプリをインストールして利用することも可能です。さらにスマホ向けには、干支似顔絵作成ツールなどもあったりしますので、ユニークなイラストも作成可能です。上手に活用して個性豊かな作品に仕上げてみてください。
<参照>