PCの電源を入れていつものようにサインインしようとしたら、PINコードの作成を促す画面が出てサインインができない.... 以前にも、「PCを起動すると、"PINを作成します" という画面が出てきた」な形で、PINコードの作成を促す画面が出た場合についてご紹介しました。
PINコードでサインインすることは、普通にPWを使うよりもセキュリティ面ではいいことですが、しかしこうしたPINコードの作成を促す画面がでてきて、仕方なくわけのわからないうちに適当に設定しまい、次に起動したときに、肝心のPINコードが分からなくなってしまって、余計に面倒なことになったご経験ありませんか?
さらにその設定したPINコードを削除しようとしたら、削除もできない....
そんな二進も三進もいかない場面になったことにはたまったもんじゃありませんね。
【セキュリティという面ではパスワードよりPINコードのほうがいい】
やはり以前にも「PCを起動すると "PINを作成します" という画面が表示されて先に進めない」の中で、その良し悪しについて触れましたが、キーロガーなどのようなキーボードから入力される文字列を盗むようなプログラムが仕込まれてたりすると容易にパスワードが搾取されてしまいます。もちろんこうしたものへの対策としては有効なわけです。
-- なぜこうした表示が起動時に表示されるのか?:
これは、Windows 10 で言えば、"通知とアクション" のところの設定によります。
設定>通知とアクション の "通知" のところにある項目になります。
Windows 11 の場合には、
設定>システム>通知 と開いて、"追加の設定" のところにその項目があります。
上記の画像にもあるように、"Windows を最大限に活用するためのデバイス設定の完了方法を提案する" などのところがONになっていたりすると表示されるわけです。また多くの場合こうした表示が出たとしても、画面左下に、"3日後に通知する" などの表示があれば、そこをクリックすれば画面を回避することもできるわけですが、誤って "次へ" とかをクリックすると設定の画面に入ってしまい元に戻ることができなくなります。
そうなってしまうと、「PCを起動すると、"PINを作成します" という画面が出てきた」で紹介したようにいったんサインアウトして、サインインしなおす必要が出てきます。
【PINコードが削除できない場合】
さて今回取り上げたのはそこではなく、そうしてPINコードを設定したもののPINコードはやっぱりいいから削除しようとなった時に、"削除"ボタンがグレーに反転していて押せない... そんなことがあります。
今回ご紹介したようにPINコードが削除できない場合には、以下の手順で設定を変更し、設定画面を開きなおします。
スタート>設定>アカウント>サインインオプション
と開きます。画面をスクロールして下に移動すると、「セキュリティ向上のため、このデバイスでは Microsoft アカウント用に Windows Hello サインインのみを許可する(推奨)」を、オフにします。
こうすることで、いったん設定画面を閉じて開きなおせば、PINコードのところの "削除" が押せるようになります。
ということで今回は備忘録も兼ねて、PINコードが削除できないケースについて取り上げてみました。
<参照>