2023年10月20日

先頭の "0" が削除されなくなる! 〜 やっと登場? Automatic Data Conversion Part 2

以前にご紹介した「先頭の "0" が削除されなくなる! 〜 やっと登場? Automatic Data Conversion」が、ついに最新チャンネルにリリースされました。

20231020-4-1.jpg 20231020-4-1-2.jpg

本日付で、Office Insider Blog にて情報が公開されましたが、今回のこの記事の具体的な内容は、US時間2022年7月6日に公開された「Control data conversions in Excel」の記事のもの。

そしてその機能がついに最新チャンネルに反映するようになったわけです。

詳細は、「先頭の "0" が削除されなくなる! 〜 やっと登場? Automatic Data Conversion」をご参照いただくとして、実はこの当時と設定場所がちょっと変わったようなのでその違いについて、ここではご紹介します。


【Beta Channel の時とは設定場所が違う】

今回のこの機能、Beta Channel に公開された段階では、Excel のオプションを開いて、左ペインの「詳細設定」を開いて、右ペインの "Automatic Data Conversion(β版)" のところから行っていました。

20231020-4-2-1.jpg

上記の画像は、その当時にキャプチャーした、Beta Channel の Excel のものです。

さて今回 Excel を起動して場所を確認してみると...

20231020-4-2-2.jpg

左ペインの、"データ" をクリックすると、"自動データ変換" という項目があります。Beta Channel の時のような、"詳細設定" のところではないのでご注意ください。


【設定が可能な項目】

Excel のオプションダイアログを開いて、左ペインの "データ" をクリックし、"自動データ変換" という項目が追加されていますが、「Excel にテキストを入力、貼り付け、またはと見込むときに、以下のすべての規定のデータ変換を有効にする」という項目が追加されています。

20231020-4-2-3.jpg

--設定可能な項目:
  1. 先頭のゼロを削除して数値に変換する
  2. ロング数値の最初の 15桁を保持し.科学的記数法で表示する
  3. 文字 "E" を囲む数字を科学的数記法に基づく数値に変換する
  4. 連続する文字と数値を日付に変換する
  5. .csv ファイルまたは同様のファイルを読み込む際に自動データ変換があれば通知する
といったオプションを含めて、5項目になります。

これらに関しては、すでに「自動データ変換を設定する」にて公開されております。

20231020-4-3-1.jpg

詳細はこちらの記事をご参照ください。

さてさてやっとタイトルにもした "先頭の "0" が削除されなくなる!" が実現したわけです。これについては、今回の設定の中の、"先頭のゼロを削除して数値に変換する" をオフにしておけば、数値に変換されずに文字列として認識されるようになります。


【既知の問題】

今回追加されたこの機能ですが、昨年のブログでもあった マクロ実行中にこの機能を無効にするということは相変わらずまだできないようです。


【利用可能な製品】

すでに最新チャンネルに公開されていますので、この機能は以下の要件を満たす すべてのユーザーが対象です。
  • Windows: Ver.2309 (ビルド16808.10000) またはそれ以降
  • Mac: Ver.16.77 (ビルド23091003)またはそれ以降

Excel for Microsoft 365 の最新チャンネルをご利用の方は是非一度ご確認ください。


【2023/10/22 更新】

うっかり忘れてましたが、こちらの機能、mac 版 の場合には以下のようになります。

20231022-0-1.jpg 20231022-0-2.jpg 20231022-0-3.jpg

Excel を起動し、メニューバーの Microsoft Excel をクリックして、環境設定を開きます
"編集" を開くと、"自動データ変換" あるいは "Automatic Data Conversion" という項目があります。

* ちなみに上記の画像は Beta Channel のものですが、すでにサポート対象外になっている Big Sur にインストールされている Excel でも同様にありました。

* 3 枚目の画像は、Big Sur 上で起動している Excel for Mac(Microsoft 365) のものです。


<参照>




わずか数クリックで予算を簡単に作成 -Excel/Microsoft 365


【TYO】首都圏旅行 JR・新幹線+宿泊プラン


パソコン工房のデジタルドラゴン中古パソコン・中古スマホ
posted by クリック at 20:45| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Excel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

次の更新プログラムが到着しております。

本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

20231020-3.png
・Microsoft Excel 16.79.23101801
・Microsoft OneNote 16.79.23101801
・Microosft Outlook 16.79.23101801
・Microsoft PowerPoint 16.79.23101801
・Microsoft Word 16.79.23101801

今回の更新プログラムに関して、現時点で公開されている情報は特にございませんでした。
今後、情報が公開された折には、改めてご紹介させていただきます。

さて、Outlookチームからは、前回に続いて、10月の更新内容に関しての情報が公開されております。

10月9日&11日配信: Ver.16.79 (23100803) & 16.79 (23101101)

-- 修正:

メール:To/CC/BCCフィールド間でアドレスのドラッグ&ドロップやコピーペーストができない問題を修正。macOS Sonoma上で移動するとアドレスが消えておりました
メール: IMAPアカウントでRSVPが消えてしまう問題を修正
カレンダー: 新しいイベントに多くの受信者を追加すると、送信ボタンが非表示になる問題を修正
クラッシュ: 印刷時に特定のシナリオでOutlookがクラッシュする問題を修正

新機能または改善された機能、あるいは既知の問題については、ございませんでした。

posted by クリック at 17:22| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | MAC版Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Microsoft Edge の BingChat が、Copilot のアイコンに一新!

US時間10月18日付けなので、本日提供された Microsoft Edge の更新プログラム(Ver.118.0.2088.57)より、これまでの BingChat のアイコンが、Bing のマークだったものが、Copilot に一新されました。

20231020-1-1.jpg 20231020-1-2.jpg

Microsoft Edge のリリースノート「Release notes for Microsoft Edge Stable Channel」でもありますが、前回の 10/13 の更新 Ver. 118.0.2088.46 の中でもアイコンが更新されることが事前にアナウンスされていましたが、今回これが更新されたことになります。

20231020-1-3.jpg 20231020-1-4.jpg

今回は、アイコンが更新されるだけでそれ以外に大きな変更はありません。10月13日までの更新については、すでに「Microsoft Edge Stable チャネルのリリース ノート」にて、日本語でも情報が提供されていますので、詳細はこちらをご確認ください。


<参照>




デル株式会社 デル株式会社


パソコン工房のデジタルドラゴン中古パソコン・中古スマホ
posted by クリック at 12:36| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Microsoft Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする