さて前回は、「Snipping Tool と メモ帳がアップデート 〜 Snipping Tool 編」として、Snipping Tool についてご紹介しました。
今回はもう一つの変更点である "メモ帳" についてご紹介します。
前回同様に書きますが、今回追加された機能は、
- Snipping Tool
- メモ帳
の2製品にになります。
-- 対象製品:
Windows 11
Windows Insider Canary Channel & Dev Channel
ということは一緒です。
2) メモ帳(Ver.11.2307.22.0)
Windows 11 のメモ帳が大きく変わったのは先日もご紹介していますが「メモ帳のタブ表示機能が、Windows 11 通常版に展開!」にあるように、タブ表示機能が搭載されたことでしょう。現在は通常版でも利用できるようになっています。
さてそんなメモ帳ですが、今回新たにセッションの自動保存の機能が追加されているようです。ブログの中では、「With this update, Notepad will start automatically saving your session state allowing you to close Notepad without any interrupting dialogs and then pick up where you left off when you return.」(「New Updates for Snipping Tool and Notepad for Windows Insiders」より引用)とあり、今回のアップデートにより、メモ帳のセッション状態が自動的に保存されるようになって、ダイアログを中断することなくメモ帳を閉じることができ、また戻ったときに中断したセッションを再開することができるようになっるようです。
ただしこちらの機能については、すべての Canarry Channel/Dev Channel ユーザーに一気に展開されるわけではなく、製品チームでは、フィードバックなどを監視しつつ、今後どう展開するのかを検討していくようです。
【現在の Canary Channelで確認】
では、手元の Canary Channel の Windows 11 で確認してみましょう。
当然ながら、Windows 10 と違って、タブ表示ができるようになり、どのデータの保存についても、"すべて保存" なんていう項目がついていることは、これまでにもご紹介してきたとおりです。
一応手元の Canary Channel のメモ帳は、Ver.11.2307.22.0 と該当のバージョンにはなっていますが、この機能は利用できるようにはなっていませんでした。
なぜか?というと、そのブログの中では、「You can turn this feature off in app settings if you would prefer to have a fresh start every time you open Notepad.」とあるように、アプリの設定でこの機能をオフにできるようですが、現時点でその設定を確認する限りではまだないようです。
こちらについては、この機能が確認できた段階で再度この記事に追記して、ご紹介したいと思います。
Windows のおまけのアプリということで言えば、つい先日も WordPad が非推奨の機能になったことに触れました。
メモ帳以上、Word 未満 なアプリでもある WordPad がなくなってしまうのを憂う声もありますが、メモ帳がいろいろできるように機能が強化されたりすると、WordPad の存在って微妙な立ち位置になるんでしょうね。