以前に、Microsoft アカウントが削除される?というメールが届いたときのことを取り上げました。
この時には、「Microsoft アカウント アカウントが 2023/**/** に削除するように設定されました」という内容だったわけですが、ここが、Microosft アカウントではなくて、"OneDrive" というケースもあります。
これは、以前にもやはりこのブログの中で以下のような形でご紹介させていただきましたが、再度取り上げてみました。
「お使いの個人用アカウント ****@**** は、過去2年間未使用のため現在凍結されています。OneDrive.com にアクセスして再有効化しないと、ご使用の OneDrive が 〜年〜月〜日以降に削除されることになります」という内容のもの。
実はこれは、Microsoft アカウントとは別に、OneDrive にアクセスした履歴がない場合に送られてくるものです。実際に、このメールが届いたと相談のあった方で、Microsoft アカウントにアクセスしてみるとなんでもなく普通にアクセスできましたが、OneDrive にアクセスすると、再有効化を促すコメントが表示されておりました。
つまり、Microsoft アカウントでサインインしていても、OneDrive にアクセスした形跡がないとやはり削除されちゃうことがあるわけですね。
Microsoft を騙る Phishing メールもないわけじゃないので、こうしたメールが届いても警戒されて削除してしまうケースもあるようです。
でもくれぐれもご注意ください。Microsoft アカウントでサインインしているから大丈夫?と思っていると、実は OneDrive の方のデータがいつの間にか?削除されていた... なんてこともありうるわけです。
【他のサービスでも同様】
ところで前回の時には、Yahooからも似たようなメールが届いたことをご紹介しましたが、こうしたことは、Microsoft や、Yahoo に限らず、Google でも同様です。
やはり上記のようなメールが届くときがあります。
内容的には、Google アカウントへの不正アクセスを防止するため、セキュリティ保護機能により、Google アカウントの使用停止期間をすべての Google 製品およびサービスにおいて 2 年に更新しているというもの。2 年間ログインまたは使用されていないGoogle アカウントに適用されますとのこと。そしてそのアカウントのコンテンツは、2023年12月1日から削除の対象となりますというものでした。
メールの中のリンクをクリックすると、「無効な Google アカウントに関するポリシー」のページが表示されます。
こうした非アクティブなアカウントは、不正アクセスや不正使用などの被害にあう可能性も高いため、セキュリティ上どこもしっかり管理しているっていうことですね。
【こうしたメールが届いたらどうする?】
最後にこうしたメールが届いたらどうしたらいいのか?についても触れておきましょうね。
--引き続きアカウントを使用したい場合:
Microsoft アカウントの場合には、Microsoft アカウントに改めてサインインします。メールが届いても、ちょっとメールのリンクをクリックするのが心配という場合には、
に直接アクセスしてみてください。アカウントにロックがかかている場合には、画面の指示に従ってロックの解除の手続きをすることになります。
また、OneDrive についてこうしたメールが届いた場合には、Microsoft アカウントにサインインしただけではだめなので、OneDrive にアクセスします。
アクセスすると、"再有効化" を促す説明が表示されますので、引き続きご使用になりたい場合には、そのまま画面に従って手続きを進めてください。
--アカウントを今後使用する予定がない場合:
もちろんこうして忘れていたものですから、2年なりの間全くアクセスしていなかったわけですし、それで支障がないなら、そのサービスを使用しないという選択肢もあるわけです。
放置しておいても、期日が来れば、自動的に削除されたりするわけですが、その間放置しているということは、不正アクセス・不正使用などの被害にあいかねないことにもなります。なので、使用しないものであれば、あえてきちんと利用停止の手続きをすることをお勧めいたします。
詳細は、「Microsoft アカウントの使用を停止する方法」をご参照ください。
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