ちょっと変わった症状に出くわしたので、その設定について確認してみました。
いつものように、Outlookを起動して、メールを開いてみると、受信したメールの本文の文章に二重取り消し線が引かれている....
こんなメールを見ると、なんだぁ?ってなってしまいますよね....
上記の左がまさにその症状のメールで、同じ文面でも右が、症状の出ていないメールです。今回サンプルで作成した上記の画像は、わかりやすいように書いてあるので一目瞭然ですね。
まず何が違うのか? 画像にもありますが、
- 左:テキストメール
- 右:HTMLメール
になります。つまり、テキストメールを受信した場合に、文面すべてに取り消し線が引かれているという状況になります。文面を見た目には基本的にテキストベースのメールサンプルなので、さほど変わりませんが、メッセージをHTMLで入力しているか? テキストで入力しているか?で違ってくるわけです。
余談ですが、うちの場合には、Outlook のセキュリティの設定を変更しているので、基本的にメールはすべてテキストで受け取るようにしているので、テキストメールに変換される関係上、上記のように届いたメールの原文が HTMLメールであっても、二重取り消し線が設定されてしまいます。
今回はあまり深くは触れませんが、テキストメールとして強制的に表示させることによるメリットは、ある意味ではセキュリティ対策ということになります。
ちなみにその設定は以下の通りです。
- ファイル>オプション と開いて、Outlookのオプションダイアログを表示します
- 左ペインの "トラストセンター" をクリックして、右ペインからは、"トラストセンターの設定" をクリックします
- トラストセンターの画面が表示されたら、左ペインの "電子メールのセキュリティ" をクリックして、右ペインの 「テキスト形式で表示」のところの、"すべての標準メールをテキスト形式で表示する" にチェックを入れて OK で閉じていきます
【Outlookの既定の設定を確認】
さて話がそれたので、本題に戻しましょう。今回のように、テキストメールに取り消し線が入ってしまうケースって、どうしてそうなったのか?まではわかりませんが、Outlookの電子メールメッセージの既定のフォントなどの設定に影響を受ける部分になります。
- ファイル>オプション と開いて、Outlookのオプションダイアログを表示します
- 左ペインの "メール" をクリックして、右ペインの「メッセージの作成」にある "ひな形およびフォント" をクリックします
- 「署名とひな形」のダイアログが表示されますので、"テキスト形式のメッセージの作成と読み込み" をクリックして開きます
- 今回のケースでは、"文字飾り" のところの "二重取り消し線(L)" にチェックが入っていますので、クリックしてチェックを外します
- あとは "OK" ですべてのダイアログを閉じていきます
どういったタイミングでこうなったのか?は謎ですが、今回の二重取り消し線以外にも、受信したメールのフォントや文字の大きさがおかしいなど、受信したメールの表示がおかしい場合には、こちらの設定を確認してみてください。
<参照>