従来からあるスクリーンショットの取り方、
- Print Screen
- Altキー + Print Screen
という使い方を含めて、改めて現在の Windows 10 あるいは、Windows 11 における スクリーンショットの取り方を改めて整理してみました。
【"Print Screen" を押したらその後どうする?】
従来からあるスクリーンショットの撮り方は、
- Print Screen:画面全体のスクリーンショットを撮影
- Altキー + Print Screen:クリックなどして、指定されたアクティブウィンドウのスクリーンショットを撮影
という、キーボードにあるキーを利用した方法です。ノートPCなどの場合には、キーボードの配列によっては、さらに Fnキーなども押さないといけないケースもあるかもしれません。
でも、こうしたキーを押したからと言って、撮影されたスクリーンショットを利用するには、このデータを Word や Excel、あるいはペイント などに貼り付けて使用しないと、スクリーンショットを撮っただけでは何も画面上には現れません。またデータ自体も保存されているわけではありません。
上記の画像にもあるように、Print Screen あるいは Alt + Print Screen で撮影されたスクリーンショットは、PCの "クリップボード" という場所に一時的に保持されています。画像ばかりではなく、テキストなどの文字データなど様々なものがコピーされると一時的にこのクリップボードに保持されます。
--- 別のものがコピーされると前のものが消えてしまう!:
ただしこのクリップボード。非常に便利なんですが、実のところ、一度画像などスクリーンショットをコピーして、クリップボードにあったとしても、次に文字データでも、画像でも、何かしらコピーしてクリップボードに貼り付けてしまうと、最初にコピーしてクリップボードにあったものは自動的に削除されて消えてしまいます。
--- "クリップボードの履歴" という "超" 便利なツールが登場!:
そこで、Windows 10 以降登場したのが、このクリップボードを拡張して利用できるようになる "クリップボードの履歴" という機能です。25個までコピーしたものが保持されます。ただしこの機能でも、たんにコピーしただけでは、いったんPCの電源を切ってしまうと消えてしまいますが、さらにこの機能が便利なのが、ピン止めすることで、電源を切っても保持されるようにすることもできる点です。
いずれにしても、コピーしただけでは画像ファイルとして保存されているわけではないので、別途保存という作業が必要になるわけです。
【ピクチャーフォルダにある "スクリーンショット" というフォルダ】
ピクチャーフォルダをあけると、"スクリーンショット" というフォルダがあるのをご覧になったことがある方もいらっしゃると思います。
先ほどご紹介した通常の方法で Print Screen を利用した場合、単にクリップボードに貼り付くだけなので、スクリーンショットがここに保存されません。
このピクチャーフォルダにある "スクリーンショット" というフォルダに保存されるのは、
Windows キー + Print Screen
とした時になります。
ちなみに、
Windows キー + Alt + Print Screen
とした場合には、ビデオフォルダの中の "キャプチャ" というフォルダにスクリーンショットが保持されます。
これらの操作の場合、クリップボードというよりは、そのままPNGデータファイルとして各フォルダに保存されます。
またちょっと違いますが、 Print Screen キーによるキャプチャーの場合、OneDrive などをご利用になっていたりすると、設定次第ではキャプチャーした画像を自動的に OneDrive に保存するといったことも可能です。
【スクリーンショットのその他の機能】
こうして Windows の標準機能としてPC内に保存されるものでも、"Snipping Tool" のような Windowsの標準ツールもあります。さらにこの他にも、Windows 向けに提供されているスクリーンキャプチャー用の様々なアプリがあります。
こうしたアプリを利用するのも非常に便利です。
--- さらに便利になった! Snipping Tool:
Windows 10 や Windows 11 の標準ツールとして搭載されているのが、このツールです。
今回の記事の冒頭でも触れましたが、「
スクリーンショットの撮り方が、Snipping Tool に統一される」なんていう記事でも紹介していますが、
スタート > 設定 > 簡単操作 > キーボード と開くと、"
プリント スクリーンのショートカット" という項目がありますので、"
PrtScnボタンを使用して画面領域切り取りを開く" を "
オン" にします。
特別サードパーティ製のアプリを入れていなくても、Print Screen キーで、この Snipping Tool が起動するようになります。Snipping Tool で撮影されたデータも、やはりそのままでは保存されないので別途保存という操作が必要になります。
** こうしたWindows 搭載アプリ以外のアプリをご利用の場合、アプリなどの設定によっては、Print Screen などの操作がそうしたアプリ用に代わってしまうこともありますのでご注意ください。
こうした専用のアプリの場合、Windows 標準機能の画面キャプチャーでは撮影できない、マウスポインタなども同時にキャプチャーできたりするものもありますが、そういう点では非常に便利なツールです。
ということで、今回は、Windows 10 での スクリーンショットの撮り方について整理してみました。内容的にはほとんど一緒になるかもしれませんが、次回は、Windows 11 編 をご紹介いたします。
<参照>
posted by クリック at 11:23| 東京 ☁|
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