2023年06月06日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

次の更新プログラムが到着しております。

本日到着した更新プログラムは次の通りです。

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・Microsoft Excel 16.75.23060401
・Microsoft OneNote 16.75.23060401
・Microsoft Outlook 16.75.23060401
・Microsoft PowerPoint 16.75.23060401
・Microsoft Word 16.75.23060401

今回は、Office の更新の前に、

Microsoft AutoUpdate 4.60

こちらも到着しておりました。

今回の更新内容に関して、現時点で公開されている情報はございませんでした。今後何か情報が公開された折には、改めてご紹介させていただきます。




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posted by クリック at 14:34| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MAC版Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

先頭の "0" が削除されなくなる! 〜 やっと登場? Automatic Data Conversion

通常、Excel において、"010" といったような、先頭が "0" から始まる数値を入力した場合、Excel では数値として扱うために、自動的に先頭の "0" が削除されてしまいます。

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わかっちゃいるけど、入力した後に、"あちゃぁ〜" ってなるケースありますよね? 
もちろん、事前にセルの書式を "文字列" に変更しておけばいいわけですが、うっかり忘れていたりすると、当然設定しなおしてから入れ直しになるわけです。

20230605-1-1.jpg 20230605-1-2.jpg

そんな "0" が勝手に削除されてしまう問題を解決してくれるのが、今回ご紹介する "Automatic Data Conversion" という機能です。

Excel は表計算。なので計算ということを前提に考えれば当然なのかもしれません。しかし、Excel で扱うデータは数値ばかりじゃありません。CSVファイルとして住所録などを扱うこともあるわけですし、また最初からExcelで住所録を作成されているケースもあるでしょう。そんな場合の、電話番号の頭の "0" がなくなってしまった...なんてミスを防げるわけです。


【リリースは、Ver.2207(ビルド15427.20000)】

実はこの機能、リリースが発表されたのは、もう昨年の話。US時間2022年7月6日に公開された Windows Insider Blog 「Control data conversions in Excel」の中で紹介されておりました。

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ただしブログにもあえて「The feature is being gradually enabled for more and more users, but you may not have it yet. 」あるので、展開に時間がかかっていたものなのか? それとも、単に気が付かなかっただけなのか? あるいは日本語版で利用できるようになったのが今回からなのか?が不明なところではありますが、現在の最新バージョンの Windows 版 Beta Channel の Excel にベータ版では利用できるようになっています。

TechCommunity の Excel Blog では、毎月前月に公開された新機能について紹介していますが、そんな中で、"Check if a specific feature is in your version of Excel" のところで、新機能などのリリース状況などが案内されています。

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ここでも、2022/6/30 にリリースされた Ver.2207(ビルド15427.20000) にてリリースされていることが紹介されています。リリースノートでは、US時間2022/7/1 となっていますが、手元の記録では、日本時間2022/6/30 に配信されてきておりました。まぁ実際に配信されるものと、リリースノートに掲載される情報が多少ずれるのは以前からもよくあることなので、基本的には実際に配信されてきた日付ベースで考えています。

この機能、私もまったく気が付かなかったわけですが、「「Excel」で数値先頭のゼロが勝手に消される仕様、ようやく改善へ? Twitterで歓喜の声」(窓の杜) の記事を見て改めて気が付かされたわけです。

もっともそんな状況なので、実際に日本語版の Excel (Beta Channel) にその当時から展開されていたものか?どうかは不明です。


【"Automatic Data Conversion" とは?】

さてでは具体的に、「Automatic Data Conversion」についてご紹介していきましょう

-- その設定と内容:

ファイル > オプション として、"Excelのオプション" ダイアログ内で調整します。

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左ペインの "詳細設定" をクリック、右ペインの "Automatic Data Conversion(β版)" のところから設定を調整します。

その設定は、

★Excel にテキストを入力、貼り付け、または読み込むときに、以下のすべての既定のデータ変換を有効にする(A)
  • 先頭のゼロを削除して数値を変換する(Z)
  • ロング数値の最初の15桁を保持し、科学的配数法で表示する(I)
  • 文字 "E" を囲む数字を科学的配数法に基づく数値に変換する(E)
★追加オプション
  • .csv ファイルまたは同類のファイルを読み込む際に自動データ変換があれば通知する(N)
で構成されています。

デフォルトでは、すべてが有効になっています。

例えば、「先頭のゼロを削除して数値を変換する(Z)」をオフにしておけば、数値の先頭の "0" は削除されなくなります。

また「追加オプション」のところの、「.csv ファイルまたは同類のファイルを読み込む際に自動データ変換があれば通知する(N)」を有効にした場合、例えば .csv ファイル あるいは .txt ファイル といったファイルを開く際、オプションの自動データ変換のうち少なくとも 1 つが有効で、これから実行されることを検出した場合、警告メッセージが表示されます。このメッセージにより、わざわざデータを変換せずにファイルを「1回だけ読み込む」機能を提供されるようです。

ブログの中では、「We are working to bring the same options to Mac soon.」ともありましたが、"Check if a specific feature is in your version of Excel" (Excel Blogs/TechCommunity) のところで、新機能などのリリース状況をみても、また Excel for mac の 最新の Beta Channel を見てもこの機能は搭載されておりませんので、現時点では、Windows 版の、Beta Channel にのみ提供されているもののようです。

** Windows 版の Current Channel(Preview) にもまだ展開はされておりません

ということで、今回は 「先頭の "0" が削除されなくなる!」と題して取り上げてみました。

こうしてみると、もしかしたらブログで紹介はされたけどその後全く進んでいない機能って、結構まだまだあるのかもしれませんね。PowerPoint の Presentation Coach なんて楽しみにしてますが、なかなか日本語版には展開されてこないですしね...


<参照>




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posted by クリック at 13:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Excel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする