昨日、Microsoft Office が、2023年となる今年は、40周年目にあたることをご紹介いたしました。
そしてそんな記念すべき40周年目を迎えた 6月から、"Officeの基本操作" シリーズを取り上げることにいたしました。
そんな第一回目は、文字通り Microsoft Office の第一号ともなった "Microsoft Word" について取り上げてみました。
【画像を挿入したらレイアウトがめちゃめちゃになった】
Word で作成されたひな形。履歴書の例です。就活や転職などで、最近は紙に手書きで書くというよりも、こうしたテンプレート(ひな形)を利用するケースや、指定のフォーマットされたデータをダウンロードして利用するケースも増えていますよね?
しかし、いざこれに画像を挿入したら....
せっかくのフォーマットが崩れてしまった。そんなご経験をお持ちの方はたくさんいらっしゃるかと思います。
-- 文字列の折り返しの設定で調整する:
そんな場合の、基本的な対処法は、挿入された画像の "文字列の折り返し" の設定で調整します。
1) 挿入された画像をクリックして選択します
2) レイアウトオプションから、"文字列の折り返し" の設定を今回のケースでは "前面" に変更します
3) この段階でいったん崩れたレイアウトは元に戻っているはずです。そして画像サイズを調整し、所定の場所にマウスで移動します
** 今回は触れませんが、左上にあるアンカーマークも上手に使えるようになるとさらにワンランクアップしたWordの使い方ができるようになります。こちらについては、改めて別途ご紹介します。
【既定の設定を変更する】
通常、Microsoft Word の場合、画像を挿入された場合、挿入された画像データのレイアウトオプションの既定値は、"行内" となっています。
なので、画像の挿入時、ものによっては一時的に今回ご紹介したように画面のレイアウトが崩れてしまうわけです。
であれば、その既定値を変更できないか? もちろん設定を変更することが可能です。
1) ファイル > オプション とクリックして、"Word のオプション" のダイアログを表示します
2) 左ペインの "詳細設定" をクリックし、右ペインの "切り付け、コピー、貼り付け" のところに、"図を挿入/貼り付ける形式" を "行内" から変更し、OKで設定を保存し終了します
文字列の折り返しについては、今回は、"前面" を選択しています。
ただし上記の例にあるように、文中に画像を取り込んで、その周りに文字が配置されるように設定する場合には、"四角形" を選択したりします。
既定の設定を変更するにしても、また既定値は変えずに、挿入後設定を変更するにしても、どういった設定がいいのかは、用途によって異なりますので、ご利用内容によって設定を変更してみてください。
<参照>