2023年05月26日

2023年にサポートが終了する製品およびすでにサポートが終了した製品

これまでにも何度か個別に取り上げてはおりましたが、2023年もまもなく6月。約半年になるこの時期に、改めてコンシューマー向け製品のサポート状況について確認してみました。

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すべての製品を取り上げるときりがないので、ここでは、OSとしての、"Windows" と "Microsoft Office" 製品に限定していきます。


【OSについて】

まずは、Operating System(OS)として提供されている Windows 製品についてみていきましょう。


-- Windows 7 :

Windows 7 のコンシューマー向け製品は、すでに、2009年10月22日 に終了しておりますが、実はその後もESU(Extended Security Updates)として、一部法人向けには提供されていました。ただしこちらも、2023年1月10日 をもって終了いたしました。


-- Windows 8.1:

Windows 8.1 → サポート終了日:2023年1月10日


-- Windows 10:

Windows10 以降の製品はバージョンによってその製品サポート期限が異なります。常に最新の状態を維持していれば、"2025年10月14日" がサポート終了日になります。

Windows 10 Ver.21H2 → サポート終了日:2023年6月13日
Windows 10 Ver.22H2 → サポート終了日:2025年10月14日

現在は、Windows 10 Ver.22H2 が最新のものになりますが、その1年前に提供されている Ver.21H2 については、間もなくサポートが終了しますので、すでにこのバージョンのままご利用の場合には、自動更新にて強制的に Update が実施されます。ただし何らかの事情により、Update が自動で行われないような場合には自分で更新する必要があります。

Windows 10 については、現在最新の Ver.22H2 が最後のバージョンとなり、今後はセキュリティの更新プログラムの提供はありますが、機能の更新・追加などは行われません。当然ながら、サポートが終了する Ver.21H2 については、こうしたセキュリティの更新プログラムも提供されません。


-- Windows 11:

Windows 11 も、Windows 10 同様に、バージョンごとに異なります。ただしまだ Windows 10 のように、提供終了日は設定されていません。

Windows 11 Ver.21H2 → サポート終了日:2023年10月10日
Windows 11 Ver.22H2 → サポート終了日:2024年10月8日

ということで、Windows 11 についても、あとおよそ4か月後になる 2023年10月10日 には、Ver.21H2 のサポートが終了します。

Windows 11 の場合、その仕様要件を満たさないPCに強引にインストールして利用しているケースもあるようですが、そうしたPCには、更新プログラムは配信されてきませんので、手動で更新することが必要になります。


【Microsoft Office 製品】

Office 製品については、Windows 向け製品と、Mac 向け製品に分けてご紹介いたします。

1) Windows 向け製品

Office 2010 までは昨年までにサポートが終了していますので、それ以降の製品となります。

Office 2013 → サポート終了日:2023年4月11日
Office 2016 → サポート終了日:2025年10月14日
Office 2019 → サポート終了日:2025年10月14日
Office 2021 → サポート終了日:2026年10月13日
Microsoft 365 → サポート終了日:設定なし

2) Mac 向け製品

Office 2016 → サポート終了日:2020年10月13日
Office 2019 → サポート終了日:2023年10月10日
Office 2021 → サポート終了日:2026年10月13日
Microsoft 365 → サポート終了日:設定なし

macOS 向けの製品で注意が必要なのは、Windows 版と同じ、Office 2019 だったとしても、Mac 版と、Windows 版とでは、サポート期限が異なる点です。

また、mac 版の場合には、macOS の仕様変更にともない、macOS 10.14 Mojave までと、macOS 10.15 Catalina 以降では全く異なります。もっとも、Mojave にしても、Catalina にしても、すでに実質 Apple のサポートが終了しているため更新プログラムが配信されなくなっています。現在、macOS にて、引き続き更新プログラムが提供されているのは、macOS Big Sur 11.0 以降のみになります。

したがって、Office 製品もそのサポートの対象 macOS は、
  • macOS Big Sur Ver.11.0
  • macOS Monterery Ver.12.0
  • macOS Ventura Ver.13.0
のみとなります。


【サポートが終了するという意味】

サポートが終了するということは、こうした製品で不具合が見つかっても修復されることがない...そんな意味を含んでいます。

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Office と Microsoft 365 の Windows サポート終了の意味」にもありますが、単に更新されないというだけでは済まない話です。自分だけではなく、自分のPCに保存されているお友達の個人情報の漏洩など これにより他の人にも被害をもたらす可能性もあります。

結局、迷惑メールが減らないのも自分だけしっかり対策していても、どこかでおろそかにしているお友達などがいれば、そこから情報が漏れてしまっているといったこともその背景にあります。

独立行政法人 IPA では、毎月提供されている更新プログラムの適用を促す情報以外にも、こうしたサポートが終了した製品に対する注意喚起も行っておりますので、ご参考になってみてください。


こうしたことは、PCのみに限らず、スマホやタブレットでも同様です。「古くてサポートも終了しているけど、まぁ動くからいいか...」は禁物です。


<参照>



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posted by クリック at 08:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Windows全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする