ちょっと前からちょくちょくこの話は聞いてましたし、また実際に画面も何度か確認させいただいていたんですが、現在も相変わらず表示されるようなので取り上げてみました。
Word、Excel、Outlook などといった Microsoft Office の製品を起動してみたら、「Microsoft アカウントですべてをまとめる」という画面が表示されることがあります。
よくPC起動時、デスクトップの画面になる前に Windows を使う上でのヒントやお勧めの方法などが表示されることがありますが、あの場合には、画面の下部に、"3日後に通知する" とか、"今は適用しない" など画面を閉じる方法があるのに、この画面は画像をご覧いただくとお分かりいただけるように、そうしたリンクはなく単に「続ける」のみなので、みなさん「続ける」をクリックしたらまたおかしな設定がされてしまうんではないか?と心配されているようです。
【"詳細情報" で確認】
このポップアップ画面の "詳細情報" のリンクをクリックします。
-- 個人用の Microsoftアカウントで使用する場合に適用される:
上記にもありますが、まず最初に「この情報は、個人用Microsoft アカウントで使用する製品に適用され、職場または学校アカウントを使用している場合は適用されません。」とでています。つまりは、"個人用Microsoft アカウントで使用する製品に適用" されるわけなので、個人の Microsoft アカウントでのみ使用しているユーザーが表示対象となるようです。
そんなせいなのか? うちで使用している Office 製品 の利用環境では表示されません。Microsoft 365 Personal をメインで利用しているわけですが、それ以外にも Microsoft 365 の法人向けのアカウントも使用しているためなのかもしれませんね。
-- Microsoft Office を使用する上での Microsoft アカウントのヒント:
Microsoft アカウントでサインインすれば、それに紐づいた形で アカウントに保存されている情報(お気に入り、予定表の情報、連絡先、パスワード、閲覧履歴、推奨されるファイルなど)を取りまとめることができますよ?という内容です。要するに、Microsoftアカウントを活用する上でのヒント的なものとして表示されているものです。
その上で、「Microsoft プライバシー ステートメント」に基づいて、Microsoft アカウントに関連付けられているデータにはどんなものがあるのかの詳細が説明されています。
詳細は、「Microsoft アカウント、データ、選択内容」をご覧ください。各情報がどこにあるか?などの情報が確認できます。
【"続ける" をクリック】
さてこうしたヒントが表示されるわけですが、じゃぁ具体的にこれが表示されたらどうしたらいいのか?
冒頭にも触れましtが、この画面には、"キャンセル" やら "閉じるボタン" もないので閉じることができません。しかしすでに Microsoft アカウントでサインインしている個人ユーザー向けに表示される内容であり、ヒントに過ぎないので、ここは単に「続ける」をクリックするだけでこの画面を消すことができます。
もっともすでに、Microsoft アカウントでサインインしているわけですから、現時点では「続ける」をクリックしてもこれ以上何も起こることもなく画面が閉じますので、これで完了です。今後どうなるか?は分かりませんが、少なくとも現時点ではこれ以上のことはありません。
--各種情報がどこに保存されているか?:
「詳細情報」をたどって表示される「Microsoft アカウント、データ、選択内容」には、Microsoft アカウントの登録情報の変更場所、Windows 11 や Microsoft 365 で使用されている情報がどこに保存されているか?などが確認できるようになっています。
1) カテゴリ別の設定
- 保存されたアカウントの詳細
- オートフィル情報
- 連絡先
- Microsoft Edge のお気に入り、閲覧履歴、同期された情報
- OneDrive の写真、ファイル、おすすめファイル
- 保存された設定と基本設定(Windows11/Microsoft 365/Microsoft Edge/Outlook/Teams)
2) 製品別の設定
- Microsoft アカウント
- Windows 11
- Microsoft 365(Windows / Mac / オンライン / モバイル)
- OneDrive
- Microsoft Edge(デスクトップ / モバイル)
- Outlook
- Teams
- Microsoft Authenticator
- Microsoft Authenticator の Chrome 拡張機能
といった形で確認できますが、このリンクは、今後も役立ちそうですね。
<参照>