ちょっと前に、「OneDrive のストーレッジに関する変更とそれに伴う注意」をご紹介しました。
当初は、outlook.jp などの無料アカウント(5G)しかお持ちでない人が、5G を超えてしまうような使い方って、誤って OneDrive アプリで同期してしまうなどしてしまわない限り、そうそうないものと思っていました。
しかし意外と、メールの添付ファイルなどがデータ容量を圧迫して、5G を余裕で使い切ってしまうという例が散見されたので、再度取り上げてみました。
【無料の Microsoft アカウントの場合】
改めて確認です。無料の Microsoft アカウントをご利用の場合、
- OneDrive 5G
- メール 15G
というストーレッジが用意されます。
これまでであれば、OneDrive 5G には、純粋にクラウドストーレッジとして "5G" の容量が用意されていて、メールなどとは別の扱いになっていたわけですが、「OneDrive のストーレッジに関する変更とそれに伴う注意」でもご紹介したように、先日の変更により、OneDrive 5G の容量には、メールの添付ファイルや、Teams のメッセージの添付ファイルなども含まれるようになりました。
これまで実際に数名の方々から、OneDrive の空き容量がないといった相談を受けた折に確認したところ、意外とメールの添付ファイルって容量を占めていて、古いメールであっても削除できないものがあったりと、どうにもならない状況となるケースが意外と多いのにびっくりしました。
【どうしても容量が減らせない場合には...】
無料のアカウントをご利用のケースで、古いメッセージや添付ファイルはどうしても削除できない... そんな場合には、「Microsoft 365 Basic」(旧称:OneDrive 100 GB Standalone)を利用して100Gbの容量を追加する必要があります。
- 月額 229円(税込み)
- 年間 2,244円(税込み)
のいずれかのプランを選択することになります。
-- もし容量をオーバーしたままにしておくとどうなるのか?
「Microsoft ストレージのしくみ」にもありますが、放置しておくとメールが受け取れなくなります。
本日確認した事例でいうと、メールの送信はできていましたが、受信が一切できなくなってました。その方は、5G しか容量のないところを、8.6G 使用しており、数日前にはちゃんと容量が超えている旨のメールでの通知もあったようでした。
そうした通知が来ているにもかかわらず放置していると、多少オーバーしてもしばらくの間は、メールも受信できているようですが、その日(メールが届かなくなる日)が突然やってくるようです。
仮に、メールが受信できなくなると、その間に来たメールはすべて送信者にエラーで戻ってしまいます。仮にその後容量が増えたとしてもその間に届いたメールは、再度送りなおしてもらう以外には入手するすべはありません。
今回たまたま実際にストーレッジの容量をオーバーされていた方で、メールの受信ができなくなった事例を確認したため、それを踏まえて再度ご紹介させていただきましたが、そんな悲しい結果になる前にしっかり対処しておく必要がありますので、くれぐれもご注意ください。
「Microsoft ストレージのしくみ」の中には、「OneDrive でストレージをチェック」というリンクもあるのでこちらからクリックして、現在のストーレッジの使用状況もチェックしておくといいかもしれませんね。
<参照>