2023年04月21日

Windows 10 と Windows 11 で異なる ”ファイル履歴"

今更ですが、改めて調べてみると、その機能がちょこっとだけ違ってたので備忘録として取り上げてみました。

"ファイル履歴" と言えば、Windows 8 以降に提供されるようになった Windows のファイルバックアップ機能になります。Windows 7 までだとこうした機能がなかったので各ファイルの履歴などは "シャドーコピー" なんて機能を利用してファイル履歴をたどったりしてました。

さてそんな "ファイル履歴"。Windows 10 までのその機能と、Windows 11 からの機能では、その使い勝手や機能も異なっています。実際に、私も現在 Windows 10 の方ではファイル履歴を利用してバックアップを取っていますが、検証が中心の Windows 11 の方の PC では使ってなかったので、遅ればせながら改めて確認してみました。


【Windows 10のファイル履歴】

まずは、Windows 10 のファイル履歴から振り返りながら見ていきましょう。

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通常は、
  • スタートボタン > 設定 > 更新とセキュリティ > バックアップ と開きます
  • "バックアップ" という項目の中に、"ファイル履歴を使用してバックアップ" というメニューが表示されます

その他のオプション」をクリックすると、「バックアップオプション」というダイアログが表示され、
  • 概要(現在のバックアップ状況、どんなタイミングでとるか?という時間、容量はどこまで使用するのか?)
  • バックアップ対象のフォルダ(フォルダーの追加)
  • 除外するフォルダー(フォルダーの追加)
  • 別のドライブにバックアップ
といった設定が可能になっています。

適切なバックアップオプションを選択してください」というところに、"バックアップオプションの詳細" というリンクがあります。こちらをクリックすると、「Windows 10 のバックアップ ソリューションを選択する」のWebページが表示されます。

ここでは、Windows 10 でバックアップする場合、クラウド上なのか? ローカル環境(企業などであれば オンプレミス/on-premises)上になるのか? について、その違いが紹介されています。

Windows 10 でも、サブスクリプションなどをお持ちであれば、OneDrive の同期機能を利用して、クラウド上にデータをバックアップすることも可能です。


【Windows11 のファイル履歴】

Windows 11 の場合には、Windows バックアップという機能があります。

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スタート>設定>アカウント>Windowsバックアップ

とクリックすると表示されます。ただし画像でもおわかりいただけるように、ここでいうバックアップの場合、ユーザーデータは、OneDrive を利用してクラウド上にバックアップすることになります。

サブスクリプションなどをご契約済みで、OneDrive の容量のある程度確保されていて、常にネットワーク環境が有効な場合には問題ありませんが、無料の Microsoft アカウントしかない(5Gbしか容量がない)、ネットワーク環境が常に有効にできないような場合には、バックアップ場所としては選択できなくなります。

しかしWindows 11 でも "ファイル履歴" の機能はあります。ただしデフォルトではオフになっています。まずはその設定変更から行う必要があります。

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そして、Windows 10 までのように除外するフォルダの追加はできますが、バックアップ対象のフォルダを追加することができません。
  • 検索に "con" と入れると "コントロールパネル" が表示されますので、"コントロールパネル" を開きます。
  • "システムとセキュリティ" にある "ファイル履歴でファイルのバックアップコピーを保存" をクリック します。
** ちなみに、Windows10 でもこの方法で表示されますが、この方法で指定した場合には、ここの画面からではバックアップ対象のフォルダの追加はできません

また、「[Windows 11] ファイル履歴を使用してバックアップする方法を教えてください」(富士通)にもありますが、ファイル履歴でのバックアップにあたっては、その対象となるフォルダや、注意事項などについては、ぜひ参考にしてみてください。


-- 任意のフォルダをバックアップ対象にする:

Windows 10 であれば、"ファイル履歴" を開けば "フォルダの追加" を利用して、任意のフォルダをバックアップ対象にすることが簡単にできました。しかし、コントロールパネルから操作せざるを得ない Windows 11 の "ファイル履歴" では、これができません。

** Windows 10 でもコントロールパネルからファイル履歴を開いた場合には、同様にフォルダの追加はできません。

では任意のフォルダをファイル履歴の対象とすることはできないのか?

そんなことはありません。

基本的にライブラリのフォルダがファイル履歴の対象となるので、ライブラリに新規ライブラリとして追加することで、ファイル履歴としてバックアップできるようになります。詳細は、次の機会に改めてご紹介いたします。


【イメージバックアップはコントロールパネルから】

ユーザーデータなどデータファイルの履歴については、ファイル履歴でいいわけですが、現在の Windows の状態を丸々イメージとしてバックアップするには、イメージバックアップという機能を使用します。「システムイメージの作成」をクリックして行います。

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コントロールパネル > システムとセキュリティ > バックアップと復元(Windows7) 
と開いて行います。上記の画像は、Windows 11 のものですが、こちらについては Windows 10 / Windows11 ともに共通です。


<参照>



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アドレスバーからコピーして貼り付ける際の規定値を変更する/Microsoft Edge

Microsoft Edge において、アドレスバーに表示されたアドレスをコピーして、Word など一部のアプリに貼り付けた場合、通常 Web アドレスではなくハイパーリンクが設定されたタイトルが貼り付けられます。

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もちろん、Office系のアプリでは、貼り付けオプションによってテキストのみに設定するとか、またアプリによっては Ctrl+Shift+"V" などによってテキスト情報のみを貼り付けることも可能ではあります。ただしこれはあくまでも貼り付け先のアプリによってみんな異なります。


【Word にアドレスを貼り付けてみる】

一例として、Microsoft Edgeのアドレスバーに表示されたアドレスをコピーして、Microsoft Word に貼り付けてみます。

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上記のように、URLではなくタイトルが貼り付きます。

20230421-1-6.jpg

最も先ほども触れましたが、Office 系のアプリの場合には、貼り付けた後の右下に "貼り付けオプション" のボタンが表示されるので、そちらからテキスト形式のみにすることも可能です。Word でもそうですが、Ctrl+Shift+"V" が利用可能なアプリであれば、それを利用することもできるわけです。


【Microsoft Edge の規定値を変更する】

さてそんなことをわざわざしなくても、アドレスバーの情報なんですから、アドレスだけ貼り付いてくれればいいのに... と思われる方も多かったのかもしれません。

現在Microsoft Edge では、その設定を変更することで、アドレスのみを貼り付けられるようになっています。

-- 設定の変更方法:

1) [...] > 設定 として設定画面を開きます

2) 左ペインの、"共有、コピーして貼り付け" をクリックし、右ペインに表示された "共有、コピーして貼り付け" の設定のところで、"URLのコピー&ペーストの形式の規定値" を "プレーンテキスト" に変更します

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3) OKなどはありませんので、"URLのコピー&ペーストの形式の規定値" を "プレーンテキスト" に変更したら、改めてコピーして、再度 Word に貼り付けてみます

4) 画像にもあるように、プレーンテキストで貼り付けました。ただし、Word などの場合には、Enter するとオートコレクトの機能で自動的にハイパーリンクが貼られますが、これは元に戻す(Ctrl+Z)をすれば解除できます

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私もブログなどに参照先としてタイトルをコピーしてハイパーリンクを設定する際に、アドレスをコピーしても、うっかり Ctrl + V の操作で、貼り付けた際に、タイトルが貼りついてしまって... "あぁ〜" 何てこともありましたが、Ctrl+Shift+V を使うようになって、それはなくなったものの Microsoft Edge の場合には、ブラウザ側でその設定ができるので、規定値は変更しておいて利用しています。

設定を変更できること。覚えておくと便利ですね。


<参照>




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