2023年04月09日

クイックアクセスツールバーがデフォルトで有効に変更

Word や Excel、PowerPoint などの Office の各アプリを開くとタイトルバーの左上に表示されているクイックアクセスツールバー(QAT)。

このQATがデフォルトで表示されるようになりますよ?という記事が、Office Insider Blog に上がってました。

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あれ? QATって、なくなってたっけ? と思って確認してみてもちゃんとあったりする....

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その記事をよくよく読んでみると、US時間2021年6月29日に投稿されている「Visual refresh of Office apps for Windows」を紹介するとともに、この時に加えられた変更("Fluent Design の原則を使用して、Microsoft 365 アプリ全体でよりシンプルで一貫性のあるエクスペリエンスを提供" することになったもの)により、"リフレッシュの一環として、QATはデフォルトで非表示になり、元に戻すや繰り返すのコマンドがホームタブに移動" されていたことが取り上げられておりました。

そして改めて Windows 11 の Microsoft 365 を開いてみると.... 確かにQATはなかったんですね。

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もちろん、Word のオプションを開いて、クイックアクセスツールバーを表示するという設定にすれば、きちんと表示されるわけですが、デフォルトではオフになっていたわけです。

普段使いは、Windows 10 で、Microsoft 365 の各アプリを利用していたので、実のところその違いに気が付いておりませんでした...

こうした変更が逆にワークフローを混乱させ、遅らせるものであること。特に、「元に戻す」と「やり直し」のコマンドが「ホーム」タブに配置されたことで、余計なクリックやタブの移動が必要になったというフィードバックがあったようです。さらにはタイトルバーの「自動保存」コマンドを非表示にすることができなかったというフィードバックもあったようです。

今回こうしたフィードバックを受けて、アップデートによりQATはデフォルトで表示され、「元に戻す」、「やり直し」、「自動保存」などが元の場所に戻すことになったようです。QATをカスタマイズして、必要なコマンドだけを残すことができるようになります。


【利用可能なバージョン】

さて今回のこの設定変更は、まだすぐには反映されません。なので現在の最新バージョンが、Ver.2303(Build 16227.20272) ですが、今回の設定が有効になるのは...

Ver.2305(Build16403.20000) 以降

となっています。

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ちなみに現在 Beta Channel で提供されている最新バージョンは、4/7 に提供された Ver.2305(Build16403.20000) になるので、このバージョンからということになります。

確かに手元の Beta Channel の Microsoft 365 を確認してみると復活しておりました。今回の更新が、Current Channel に提供されるようになるまでにはまだひと月ぐらいはかかるでしょうけど、気がついてみたらデフォルトで表示されるようになってた...ってことになるんでしょうね。


<参照>




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「メール」アプリから、「Outlook for Windows」へ 〜新しい「Outlook for Windows」 Part 2

新しくなった "Outlook for Windows"。今回はその機能についてみていきます。

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上記の Office Insider Blog や 「新しい Outlook for Windows の概要」のところでも紹介されていますので、それらの情報をもとにご紹介いたします。


【利用可能なアカウントとその設定】

現在、Prevew版として提供がスタートした "Outlook for Windows" では、まだ利用できるアカウントが限られます。今後順次その利用可能なアカウントは増えていくようです。

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1)  "Outlook for Windows" を起動します
2)  設定(右上の歯車のアイコン)をクリックして、"Outlook のすべての設定を表示" をクリックします
3) アカウント > メールアカウント と開くと現在設定されているアカウントと、さらに "アカウントの追加" のリンクが確認できます

Starting to support third-party accounts in New Outlook for Windows Preview」の中では、Google アカウントのサポートを開始することが紹介されていますが、順次展開されていくものと思われますが、現時点で自分の使用している Outlook for Windows ではまだ利用できないようです。

現時点では、画像にもあるように
  • Microsoft 365アカウント(outlook.com、hotmail.com、live.com)
  • Microsoft の職場または学校アカウント
のみになるようです。

ただしこの画面の下部にもありますが「追加アカウントのサポートは近日中に公開予定です」とあるので順次、Gmailだけではなく、Yahooなどにも対応していくようです。

Google アカウントも数クリックで利用できるようになるとのことが紹介されていますが、現時点で確認できるMicrosoft のアカウントも、すでに何らかの形で、ご利用のPCで利用したことがあったりするものだとアカウントの追加のところに表示されたりするので、1 クリックで設定が完了します。

また今後の予定として、Yahoo、iCloud、IMAPのメールアカウントに対応し、さらにインターネットに接続されていない状態でもコンテンツにアクセスできるよう、オフラインでの利用もサポートするようです。


【Google カレンダーなどとの連携及びその他の機能】

まだ自分のものでは、Google アカウントとの連携はできないので実際には確認していませんが、ブログなどによると、Google カレンダーなどとの連携も可能になってくるようです。

またブログの中では以下のような機能が利用できるようになると紹介されています。
  • Microsoft Editorを利用したリッチな編集、スペルチェック、オートコンプリート
  • より迅速な意思決定を支援するための投票付きメールの送信機能 (仕事と学校のアカウントのみ)
  • メールの配信を最大10秒まで遅らせ、送信を取り消すことができます
    誤字脱字があったり、誰かを忘れてしまったり、ちょっとした変更をしたいときに便利な機能です
  • 新しいOutlook for Windowsから直接SkypeやTeamsの通話に参加する機能
  • 重要なメールを受信トレイの一番上にピン留めする機能
またカレンダーの機能については、以下のようなものについて、今後も改良が予定されています。
  • Googleカレンダーのサポート
  • 複数の共有カレンダーを追加する機能
  • 複数のタイムゾーンをサポート
  • カレンダー表示で毎日の天気を追加

【利用環境】

Windows 10 および Windows 11 向けに展開されていますが、当然ながらサポートの終了した古いバージョンでは利用できないケースもあります。必要なシステムとしては、以下のようなものが提示されています。
  • 最低OSバージョン:Windows 10 Version 1809 (Build 17763) 以降
  • Microsoftの職場や学校のアカウント、または個人のMicrosoftアカウント(MSA)、Gmailアカウント(サポート展開中)
  • インターネット接続環境(現時点では)
今回ご紹介している機能は順次展開されていきますので、まだ利用できない機能がある... という場合には、利用できるようになるまでしばらくお待ちください。





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