2023年02月10日

Adobe Acrobat ユーザーにとっては Microsoft Edge が今まで以上に便利になる

先日メディアでも報道されていましたが、Microsoft Edge に Adobe Acrobat の機能が提供されることになりました。

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従来より、Microsoft Edge には、PDFを表示する PDFリーダー としての機能は搭載されていましたが、今後は、Adob​​e Acrobat PDF エンジが組み込まれるので、Adobe Acrobat のサブスクリプションなどをお持ちのユーザーは、Microsoft Edge 上でも同様の作業ができるようになるようです。


【どんなメリットがあるのか?】

では具体的に、今回の提携、そして Adobe Acrobat PDF エンジンが組み込まれることで、ユーザーにとってどんなメリットがあるのか?
  1. より正確な色やグラフィックの再現性
  2. パフォーマンスの向上
  3. PDF処理のための強力なセキュリティ
  4. より優れたテキスト選択と読み上げナレーションを含むアクセス性の向上 など
といったことが紹介されています。

Adobe Acrobat のサブスクリプションをすでに利用しているユーザーは...
  1. テキストや画像の編集
  2. PDFと他のファイル形式の変換
  3. ファイルの結合など
従来の Adobe Acrobat で利用できていたようなより高度なデジタル文書機能も Microsoft Edge 上で利用できるようになります。

Adobe Acrobat のサブスクリプションの契約のあるユーザーはさらに便利になるわけですが、そうしたものがない一般ユーザーにとってもPDFを扱う上でのパフォーマンスはより向上することになるようです。


【今後のリリース予定】

今回の新たなPDFエンジンが組み込まれた Microsoft Edge は、2023年3月以降順次展開されていくようです。

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上記にもありますが、2023年3月からリリースが展開され、順次その範囲を広げていき、2023年9月までには一般ユーザー向けに展開されるようです。そして、2024年3月末には、これまで提供されていた PDFエンジン(現在提供中のもの)は、廃止されるようです。


<参照>




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"Smart Save Reminder" で保存し忘れを未然に防ぐ機能が追加されます

以前にも自動保存については、「Office 製品の自動保存と自動回復用データ」の記事にてご紹介しました。つい先日も、パソコンのツボ別館でも「“自動保存” と “自動回復”」といった形でもご紹介いたしました。

要するに、それだけ何度も紹介するぐらい自動保存の機能を勘違いされている方が多いってことなわけですね。
  • Word で長時間かけて作成したデータを保存し忘れた
  • 作業中にフリーズして強制終了せざるを得ず、強制終了してWordを起動しても回復データさえ残っていなかった
などなど...

こうしたトラブルを未然に防ぐコツは、やはりまめに保存することなわけですが、そんな部分をサポートする機能が Word に搭載されることになります。その名も、"Smart Save Reminder"(スマート保存リマインダー)です。

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Office Insider Blog によると、ローカルドライブに保存されているデータで作業する上で機能するもの。Word が機械学習を利用して、ローカルドライブに保存されているファイルの進捗を保存する可能性が高いかどうかを評価。作業時間や追加したコンテンツの量など、さまざまな属性をもとに、変更を保存するよう「スマート保存」の通知を表示してくれるようです。


【機能概要】

この機能、あくまでもローカルドライブに保存しているデータを開いて作業している時に、上書きするかどうするか?注意を促してくれる機能のようなので、有効に活用するためには、作業を始めるにあたっては、最初にいったんデータを保存してから行うといいんでしょうね。


【利用可能な製品】

Windows 版 Office Insider Beta Channel Ver. 2212(ビルド15919.10000)以降


OneDrive などにデータを保存して作業していればサブスクライバー向けの製品では自動保存が有効になるので、"保存" を意識する必要がないのは非常に便利なわけですが、ローカルドライブに保存されたデータの場合には、何もなかったのでちょっと便利になりますね?

もっとも、"まめに保存すること" は何につけ必要な心構えなことには変わりありません....



<参照>




自動的に更新されるアプリを使用して、より迅速に作業する -- Microsoft 365


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