Excel に限ったことではありませんが、Mac 版 Word や Excel などを起動しようとしても「問題が発生しました」と表示されて起動できないことがあります。
そんな時に試したい対処法をご紹介いたします。
今回たまたま遭遇したトラブルは、何らかの事情により更新がうまくできていなかったというのが要因でした。
Word や、PowerPoint は問題なく起動できるのに、Excel のみ起動しようとすると「問題が発生しました」とのダイアログボックスが表示されて起動できませんでした。
--確認したいこと:
そんな場合、まずは Word でも、PowerPoint でも起動できるものを起動して、ヘルプ>更新プログラムのチェック として Microsoft AutoUpdate を起動してみます。そしてその更新状況を確認します。
Microsoft AutoUpdate については、「ターミナルを利用して Microsoft AutoUpdate を実行する」でも以前にご紹介しましたが、アプリが起動できなくても直接起動することも可能です。
こうして起動して更新状況を確認したときに、起動できないアプリの更新日時を確認すると、今回の場合には Excel でしたが、Excel のみ更新日時やバージョンが異なっていたりしました。もちろん、多少 Mac 版の場合には、Excel など一部のアプリのみ更新が遅い....ということもあるのですが、ほとんど場合更新日時やバージョンは一緒なので、まずはこの Microsoft AutoUpdate を利用して再度更新をかけてみます。
--更新をかけてみたけど何も更新されるものがなかった:
さてここで実際にきちんと再度更新がかかって、正常に Updata が完了すれば万々歳なわけですが、更新をかけても何も更新されることなく「最新の状態です」と表示されるようであれば、続いて現在の最新の Update 状況をリリースノートで確認します。
ただしここで問題が発生。
Mac 版に限ったことではなく、更新履歴のWebサイトの更新は、日本語版のページは更新が遅くて情報がかなり古いケースも多々あります。たとえば、現在の Office for mac の更新履歴。
今回の記事を書いている時点では、日本語のサイトでは、2022年10月12日の情報が最新です。
一方USサイトを確認してみると、
2022年11月15日の Ver.16.67(22111300)が最新の更新プログラムになっています。
-- 更新プログラムは、USサイトからダウンロードしても問題ありません:
日本語版を利用しているからと言って日本語サイトを見てもバージョンがかなり古かったりすると、更新をインストールしなおす...というわけにもいきません。でもUSサイトからダウンロードして日本語版にインストールできるんだろうか?という疑問もあるかもしれませんが、そこは問題ありませんのでご安心ください。
USサイトにアクセスして、"Update packages" のところから、うまく動作しないアプリのみ更新プログラムをダウンロードして適用することが可能です。英語版のプログラムがダウンロードされますが、実際に実行するときちんと日本語表示で更新が始まります。
ということで今回は単体の更新プログラムの再インストールについてご紹介しました。
もっともこれでもダメだったりすると、アプリと関連設定ファイルを削除して、単体のアプリのみの再インストールしてみたいところですが、上記の画像にあるように以前であれば更新プログラムの提供直後などには、単体のアプリのインストールパッケージも提供されていたのですが、現在は単体のアプリのインストールパッケージの提供がないので単体での再インストールができません。ということで、Office全体の入れ直しが必要になってきます。
<参照>