Thunderbird というメールクライアントをご利用の方も多いかと思います。ベイズ理論に基づいた学習型迷惑メール対策が魅力のメールクライアントの一つです。
さてそんな "Thunderbird" ではありますが、メッセージデータを削除できないなどのトラブルが発生することがあるようなので、その対処方法について、備忘録としてまとめてみました。
【"Thunderbird" とは?】
すでにご存じの方も多いかと思いますが、まずは簡単に "Thunderbird" についてご紹介しておきます。
"Thunderbird" とは、"Firefox" というブラウザを提供している Mozilla Foundation の傘下となる MZLA Technologies Corp. が提供しているメールクライアント(メールソフト)になります。
無料で利用可能なメール、ニュースフィード、チャット、カレンダークライアントになります。
以前にこのブログでも迷惑メール対策について取り上げた際に、「迷惑メール対策を考える (4) 〜 迷惑メール対策に定評ある Thunderbird」という形でご紹介したこともありましたが、私自身もこの機能があるからということで使用しているメールクライアントでもあります。
【"ごみ箱"が壊れる?】
「ごみ箱が壊れる」っていう症状は自分で Thunderbird を使用していてもあまり聞いたことがなかったトラブルですが、実はかなり前から発生しているトラブルのようです。
-- "ごみ箱" が壊れるとどうなるのか?:
では、"ごみ箱" が壊れるとどうなるのか? ですが....
- 着信したメールデータが削除できない
- 振り分け用のフォルダを作成できても削除できない
- "ごみ箱" が消えてしまう
といった症状が発生します。
この症状調べてみるとかなり前から発生しているもののようですが、どんなタイミングで発生するのか? この辺りはいろいろでしょうから何とも言えませんが、壊れないようにすることは難しいようですが、その修復方法については、Thunderbird のヘルプサイトでも紹介されておりました。
-- 対処法:
ちゃんと「Thunderbird でメッセージが削除できない」にもあるんですが、このサイトでは、どうしても字ずらだけではわかりずらいと思いましたので、詳細な手順をご紹介していきます。
1) まずは、Thunderbird を起動し、メニューバーの "ヘルプ" から "他のトラブルシューティング情報" をクリックして開きます
2) "トラブルシューティング情報" のダイアログが表示されますので、"アプリケーション基本情報" のところにある "プロファイルフォルダー" のところにある、"フォルダーを開く" をクリックして開きます。
3) プロファイルの保存されているフォルダが開いたら、まずは一旦 Thunderbird は、閉じるボタンで終了しておきます。終了させたのち、プロファイルの保存されているフォルダ内の "Mail" をダブルクリックし、さらにここに設定されている "メールアカウント" (メールサーバー名)を選択して開きます
4) ここで表示された "Trash" と "Trash.msf" ファイルを右クリックなどで削除します
5) 削除ができたらダイアログボックスを閉じて、再び Thunderbird を起動します。再起動した段階では、アカウント配下のところから、"ごみ箱" が削除されたことが確認できます
6) 続いてアカウント名の上で右クリックして、"新しいフォルダー(N)" をクリックします。"新しいフォルダー" のダイアログが開いたら "名前" のところに、"trash" と入力し、作成先のアカウントに間違いがなければ、"フォルダを作成" をクリックします
7) フォルダ一覧のところには、自動的に "ごみ箱" と名前が変わってフォルダが作成されます
新たに "ごみ箱" ができたら完了です。念のため不要なメールがあった場合には、削除など試してみて、正しく削除が可能になったかご確認ください。
<参照>