ちょっと前にもご紹介いたしましたが、mac 向けに新たな macOS Ventura Ver.13.0 が正式にリリースされました。
さて先日も、「Microosft Office 各製品とその対応OS」の中でもご紹介しましたが、これに伴い Mac 向け製品のサポート対象OSも、11月から変更になります。
「Microosft Office 各製品とその対応OS」の中でも紹介しているように、Microsoft 365/Office 2021/Office 2019 のサポート対象 OS は、最新のOSを含む3つまで。すなわち 今回、macOS Ventura の登場によりその対象OSは、
- macOS BigSur Ver.11.0
- macOS Monterey Ver.12.0
- macOS Ventura Ver.13.0
と変わります。
今回の新たなOSの登場により macOS Catalina Ver.10.15 はサポート対象外となります。
【更新プログラムが受け取れなくなる】
さてサポート対象外となるとどうなるのか?
「Upgrade macOS to continue receiving Microsoft 365 and Office for Mac updates」の中でも触れられておりますが、2022年11月に予定されているアップデート(16.67)以降、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteのアップデートを受け取るためには、macOS Big Sur Ver.11.0 以降が必要になります。
古いバージョンのmacOSを使い続けても、当面 Officeアプリ自体は動作しますが、セキュリティアップデートを含むアップデートを受け取ることができなくなります。最初は何とか利用できていたとしても、その後何らかの不具合が見つかってもアップデートプログラムは、BigSur 以降でないと受信できないので修正されないことになります。
さらに何かしら不具合があって、削除して再インストールしようとしても、今度はインストールの際にサポート対象外のOSとなるためインストールもできなくなります。
Office 製品をサポートする最低限の環境が Big Sur になりますが、「macOS Big Sur と互換性のあるコンピュータ」で紹介されている仕様を満たす mac 以外はすべてサポート対象外になります。
Apple では、macOS 自体のサポートの終了を明言はしませんが、基本的には、macOS Ventura の登場により、今後は macOS Catalina に何かしら不具合が見つかっても更新プログラムは提供されなくなります。また Catalina までしか利用できない古い mac の場合には、mac 自体の買い替えが必要になります。
<参照>