最近のパソコンやソフトウェアには昔あったような紙に印刷されたマニュアル的なものはほとんどついてこなくなりました。これも時代ということなんでしょうね。
さて今回は、Windows 10 あるいは、Windows 11 の使い方のヒントを提供してくれている「ヒント」アプリについてご紹介いたします。
--「ヒント」アプリとは?:
Windows 10 や Windows 11 のビルドが更新される毎に、そのビルドから追加された新しい機能、その時点で提供されている新しい機能や使い方のヒントを提供してくれるアプリです。
スタート > ヒント
とクリックすると起動してきます。
--どんなヒントが提供されているのか?:
Windows Update などを通して大型の更新がインストールされた際などに、そのビルドから提供された機能や、その時点で展開されている注目してもらいたい機能についてのヒントが提供されています。
上記(Ver.21H2)では、
- 新機能(7件のヒント)
- Wndows 10 を初めてご利用になる方へ(8件のヒント)
- Windowsのキーボードショートカット(7件のヒント)
- リモート学習についてヒント(6件のヒント)
- Windowsのヒント(16件のヒント)
- Officeのヒント(8件のヒント)
にて構成されています。
「Officeのヒント」では、さらに進むとアプリ毎に様々なヒントが提供されています。
あれってどんな機能って?って、ネットで検索したりして調べてみてもいいわけですが、意外とこうして身近なところに情報があったりするんですね。きっとヒントを覗いてみると、「あれ?こんな機能があったんだぁ〜」と新たな発見もあるかもしれません。
紙マニュアルがなくなった背景には、資源を大切にし、紙を無駄にしない。紙マニュアルをなくすことで、重量を少しでも減らして輸送コストを削減、ひいては燃料の無駄をなくすなど様々なことが考えられます。
でもそれと同様に大きな要因に、コンピューターなどのハードウェア、あるいはその上で動作するソフトウェアの進化の速さがあげられます。Windows などのOSや、Office製品のようなアプリケーションは、世の中の情勢、時代のニーズに合うように常に進化が求められ、これに応えて常に進化を繰り返しています。
それだけ早く進化するハードやソフトの情報を紙に印刷して届けるとなると、それらが顧客のもとに届くころには、すでに情報が古くなって役に立たない...そんなケースも多々出てくるでしょう。インターネットの普及は、こうした状況を後押しするように、インターネットというメディアを通じて常に最新の情報を手元に届けやすい環境を作り出してくれました。
もちろん、基本的な操作や使い方については、書店には様々な本が並び、またネットを通じて様々な最新の情報が提供されているため、ハード・ソフトの各メーカーが、そこまでやらなくてもいい環境を作り出してくれていることもあるんでしょうね。
<参照>