Excel のセルの書式設定は、きちんと日付になっているにもかかわらず、表示される値は、セルの書式設定での表示形式タブのところで指定した書式ではなく、「シリアル値」としてしか表示されない...
そんな場合の対処法について備忘録として取り上げてみました。
-- "シリアル値" が表示されてしまうのは書式設定の問題だけではない:
実は今回のようなケース。ワークシート上では、"シリアル値" で表示されていても、数式バーを見ると、ちゃんと "日付" で表示されてたりします。
本来であれば、左のようにワークシート上でも日付で表示されて、数式バーのところも日付で表示される。これが正しい表示ですが、右の画像のように、ワークシート上は「シリアル値」、数式バーは「日付」になってしまうわけです。
ちなみにセルの書式設定の "表示形式" が正しくない場合には、数式バーの表示も正しく表示されません。
実はここが一つの見極めるポイントになります。
数式バーにきちんと表示されているということは、セルの書式設定的には上記の画像にもあるように問題ないわけです。
-- 「数式をセルに表示する」設定になっていないか?:
答えから書いてしまうと、Excelの場合、「計算結果の代わりに数式をセルに表示する」なんていう設定があります。実はここが "オン" になっていたりすると、日付が "シリアル値" で表示されるようになってしまいます。
- Excel を起動します
- ファイル > オプション と開いて、"Excelのオプション" ダイアログを表示します
- 左ペインの "詳細設定" をクリックします
- 右ペインの "次のシートで作業するときの表示設定" にある "計算結果の代わりに数式をセルに表示する"が "オン" になっていたら、クリックしてチェックを外して "オフ" に変更し、"OK" をクリックして閉じます
この設定、数式が正しく設定されているかどうか?を確認する上では非常に便利なわけですが、その表に日付などの入力されたセルがあったりすると、シリアル値になってしまうので、"あれ?" ってなってしまうわけですね。
日付がきちんと表示されるかどうか?....
単にセルの書式設定だけの問題ではないこともあるんですね。
** ところでここでは触れませんが、"シリアル値" ってなんだっけ? という方は、「Excelで日時を扱うために知っておきたいシリアル値(日付編)/Be Cool Users」サイトも参考にしてみてください。初心者向けに丁寧に説明されています。
<参照>